カナダとオーストラリアのワーホリ・留学の違いを徹底比較!

オーストラリア・パースの夜景

留学やワーキングホリデー(以下ワーホリ)で定番の二か国がカナダとオーストラリア。

二か国での経験を元に、それぞれの魅力と注意点、そして「英語を勉強するなら?」「仕事探しと給料」「暮らしやすさ」「差別」など、以下11項目の比較を伝えていけたらと思います。

時差
英語の勉強
仕事探しと給料
差別
物価
治安
暮らしやすさ・気候
音楽やアート
観光・自然
経験
ビザ

時差

知っておくべきこと

時差という意味では場所によりますがオーストラリアは1~2時間程度、カナダでは14~17時間程度。

日本のご家族や恋人と連絡をすることを考えると、オーストラリアのほうがお互いに嬉しい環境だと思います。

英語を勉強するなら?

①英語を話す自分に抵抗がなくなった

やはり気になるのはオーストラリア訛りです。

そもそも正しい英語とはなんだ!?という話に行きついてしまうと思うのですが、世界の主流がアメリカ英語という意味では、どうしてもきれいな英語ならカナダという印象です。

ただ、「英語を話せる」というのはきれいな発音で話せればいい、ということではないと思うので、難しい問題ですね。

オーストラリアでも若い方の英語にはそこまで訛りを感じませんでしたが、お年寄りの方の英語は全く聞き取れないなんてこともあります。また、言い回しの違いはどこの国でも違いがありますのでご注意を。

どちらの国でも言えますが、移民や留学生やワーホリメーカーが多い国なので都市部で生活すると考えると「ネイティブではない英語」に触れる機会はとても多いと思います。

言い方を変えると、どちらの国で生活しても英語を話す環境次第です。留学生やワーホリで滞在している日本人と過ごす時間が長い人もいれば、他国から移民、留学、ワーホリで生活しているネイティブでない人と過ごす時間が長い人、中には多くの時間をネイティブの人と過ごす方もいます。

なので、英語の学習に関しては、どちらの国のほうが良いかというよりは、どれだけ現地の友人を作り、継続して勉強するかが重要です。

もちろん、友人作りは英語の学習のためではありませんよね?

どちらの国も様々なバックグラウンドを持った方々が多く集まる国なので、自分の行動次第で出会いの数に差はありません。

ちなみにモントリオールではフランス語が公用語として使われているなど、フランス語の勉強にも興味があるという方にとっては非常に面白い環境だと思います。

仕事探しと給料

ワーホリ中に働きたい仕事を準備期間中に日本で経験しておく

ワーホリでも稼げる国といえばオーストラリアと言われています。実際はどうなのか?

仕事の見つけやすさという観点で見ると、主要都市ならばどちらの国でも難しくはないように感じます。

どちらの国・街でも日本語での求人サイトや、ジャパレスが多くあるので英語力に自信がない人でも問題ありません。ローカル環境で働くという意味でも大きな差はありません。

しかし、オーストラリアでは法律で定められている最低時給以下で働かされることがとても多く、ある意味で、オーストラリアのワーホリ文化として定着してしまっているようにすら感じます。基本的にはアジア人の経営するレストランでこのような違法雇用が多くみられますが、ローカルの仕事でも短期滞在者ということで同様のことが行われていることもあるので注意してください。

オーストラリアは最低時給が高い!という情報を信じてオーストラリアを訪れる方が多いですが、実際は最低時給以下で働き、日本以上に生活費のかかる国で生活することになり金銭面で余裕がないという人も少なくありません。

同時にファームやマイニングジョブなど、稼げる環境でガッツリ働くことができれば、100万円、200万円という額を滞在中に貯めることも可能です。

簡単に稼ぐことはできないですが、英語力をつけて時給の高いローカル環境で働く、もしくはファームやマイニングジョブで肉体労働ができるという方にとってはオーストラリアは確かに稼げる国だと思います。

オーストラリアワーホリの稼げるファームの探し方

失敗しない為のオーストラリアファーム(セカンドビザ申請)情報

※オーストラリアは学生ビザでも週20時間まで働けますが、カナダでは働けません。

差別

ゲイパレード

悲しいことですが、どこの国に行ったとしても多少の差別は存在します。(当然、日本も含めて)

オーストラリアではいまだに白人至上主義が強く残っているように感じます。

実際に、ワーホリや留学でオーストラリアに滞在している方々があまり知らないようなコアなクラブでは、アジア人は入場させないということも聞いたことがありますし、オージーの友達と一緒でなければ入れなかった可能性もあります。(これは人種差別以外の理由も関係していると思いますが…)

カナダの中でも、トロントは「人種のモザイク」と言われるほど、多くの人種の人々が生活し、チャイナタウンはもちろん、グリークタウン、リトルイタリーなどそれぞれの文化を大切にしながら生活しているように感じました。

本当の意味で世界を知るという観点でいえば、差別を知るということも大切なことなのではないでしょうか。

きっと、日本でも無意識の差別が多く存在していることに気付くきっかけになるのではないかと思います。

物価

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物価はどちらの国もそれほど変わらないと言われています。

むしろ、オーストラリアは日本よりも物価が安いという情報が広まっているようで、オーストラリアで生活していると「物価が高くて生活が大変」という声をよく聞きます。

私の感覚だと断然オーストラリアのほうが出費が多かったような印象ですが、改めて考えてみると、食費や交通費は同じくらいだったと思います。

しかし、何といってもタバコと家賃が高かったです。もちろん場所によりますが、どちらの国も「世界の住みたい街ランキング」で上位入りするだけあって都市部の家賃は安くないです。

シェアハウスに住むというのはどこの国でもスタンダードな形だと思いますし、文化の違う人々と生活するのは貴重な経験だと思います。

オーストラリアはここ数年で驚くほど地価が上昇していたので、都市部ではシェアハウスどころか、ルームシェアをしている留学生やワーホリメーカーも多かったです。

タバコは日本では400円から500円ほどですが、オーストラリアでは2000円から2500円。カナダでは900円から1200円ほど。

日本ではどこのお店で買っても同じ値段ですがカナダやオーストラリアではお店によって違うので安くお店を探しましょう。(もちろん、健康上は吸わないに越したことはないです)

値段が高すぎるのでオーストラリアでは巻煙草を始める人が多いです…。

日本と比較するとどちらの国も物価が高いように感じますが、タバコ、外食やお菓子などを我慢できれば、パンやパスタなどは日本より安いくらいですので、生活費を抑えることも可能です。

オーストラリアの物価は本当に高いのか?

暮らしやすさ・気候(寒さや暑さ)

end_toronto

季節はオーストラリアは日本と真逆です。カナダは日本と同じです。

トロントに一年間滞在していましたが、やはり冬は―20度になるなど、とても寒かったです。
しかし、バンクーバーなど西海岸沿いの一部は雨は多いですがトロント、モントリオール、バンフ等と比べると温帯なので過ごしやすいかと思います。

オーストラリアではメルボルンの冬は日本と同じくらいだった感覚ですが、ゴールドコーストやブリスベンでは一年間を通して温暖な環境で生活できます。

日本の真夏の時期にメルボルンに到着したのですが、オーストラリアは真夏の時期で、到着早々に体調を崩してしまいました。冬もそんなに寒くはならないだろうと甘く見ていましたが、メルボルンの冬は東京と大差ないです。安いシェアハウスに住んでいたこともあり、夜の寒さは半端なかったです…。

気候に関わらず、どのカテゴリーでも言えることですが、どっちも国土の広い国だけあって特に気候に関しては場所によりけりです。

夏の暑さに関しても場所により差はありますが、日本のような蒸し暑さを感じることは少ないですが、どちらの国も紫外線が日本の5~8倍も高いので日焼け止め等の対策は忘れずに!

オーストラリア=暑い
カナダ=寒い

と、単純に考えていると、私みたいに痛い目に合うのでお気をつけて!

治安

観光地

当然、留学会社の紹介では安全だと謳うでしょうし、実際にどちらの国も被害に合う人は多くないと思います。

しかし、現実として多くの問題が起こっているのも事実です。

慣れたころが一番危険だと言われています。海外にいることを自覚し、安全な生活を心がけましょう。

音楽やアート

Montreal

音楽やアートに興味がある人が多く集まる国というとイギリスやフランス。そして今は何と言ってもドイツではないでしょうか?

しかし、カナダとオーストラリアも音楽やアートに力を入れている国です。

カナダだとトロントやモントリオール、オーストラリアではメルボルンでしょう。

オーストラリアワーホリではバスキング(ストリートパフォーマンス)が有名ですね。日本人でも路上でのアート活動で生計を立てている方が多くいます。

メルボルンではストリートアートも有名で、壁一面にクオリティの高い作品が至る所で描かれています。

アートで溢れる街メルボルン

観光・自然

オーロラ2

私自身は観光にあまり興味がないのとビジネスが目的での滞在でしたので実際に訪れたのは数えるほどですが、オーストラリアの観光地や自然で有名な地というと…

エアーズロック(ウルル)
グレート・バリア・リーフ
グレートオーシャンロード
スリーシスターズ
カランビン ワイルドライフ サンクチュアリー
キュランダ鉄道
バイロンベイ
サーファーズパラダイス
オペラハウス
ハーバーブリッジ

など、少し考えただけでも、幾つも思いつきます。

グレートオーシャンロードには友人たちとドライブで行きましたが、きれいな海を眺めながらの運転はとても気持ち良かったです。

帰り道に見上げた、夜空で輝く無数の星の輝きは、これまでの人生で一番美しく心から感動しました。

車を買って、オーストラリアを一周する人も少なくないですね。

さて、カナダといえば、やはりオーロラビレッジ(イエローナイフ)のイメージが強いのではないでしょうか?

他にも…

ナイアガラの滝 (ナイアガラ・フォールズ)
バンフ国立公園(カナディアンロッキー)
CNタワー
ノートルダム・ド・モントリオール大聖堂

など世界的に有名な観光地はたくさんあります。

世界三大瀑布の一つである、ナイアガラの滝はドライブで何度も訪れました。国際免許を持っていない方や運転に自信がなくてもカジノバスなどで週末に気楽にナイアガラの滝へ行く方が多かったです。

トロントからナイアガラ観光へ。カジノバスの利点と不利点

また、トロントからだと、バスで8時間ほどでNYに行けるというのも魅力的でした。

しかし、お金に余裕があり、ワーホリ期間中に多くの観光地を巡りたいという方はオーストラリアのほうが魅力的かもしれません。

経験

オーストラリアでは2年もワーホリが出来ちゃいます!

経験という観点では、オーストラリアにはセカンドビザのシステムや、セカンドビザを取得する方法の一つとしてファームが定着していることは魅力的だと思います。

私はファームで働いた経験がないのですが、日本で生活している中で体験する機会が滅多にないことを海外で経験できるというのは大きな価値があるのではないでしょうか。

しかし、残念ながらファームに関してはよくない噂がとても多いです。セカンドビザを発行してもらえなかった、事前の情報と全く違う劣悪な労働環境だったなどなど…。

もちろんカナダでもファームは体験できますし、ワイナリーも有名ですね!

興味のある方はhelpxというサービスを使って調べてみるのもいいかも知れません。

helpxを利用した海外生

ワーホリビザで挑戦したワイナリーの仕事探し

また、オーストラリアではワーホリ中に滞在地を移動する人も多くいます。

都市が多く、世界的に有名な観光地が多いというのもオーストラリアの魅力だと思います。

ビザ

ビザ

さて、最後はビザについて。

オーストラリアのワーホリビザは直ぐに取れました。

え?もう取れたの?というくらいあっという間です。

何日かかるかは人によって様々ですが2時間で発行される人もいれば2週間かかったという話も聞いたことがあります。

カナダビザはおよそ25000円

オーストラリアビザはおよそ43000円

オーストラリアビザは年々と値上がりしているので今後さらに高くなっていくかと思います。

カナダワーホリは2016年より抽選制度が導入されました。

オーストラリアではセカンドビザ制度があるので、条件を満たせば二年間滞在できます。一つの国に長く滞在したいという方にはオーストラリアがおすすめです!

※申請方法や金額はよく変更されるので、大使館ページでしっかり確認しましょう。

どっちがいいかはあなたの求める生活次第

気持ちの赴くままに

改めて、まとめると「過ごしやすさ」ではカナダだとバンクーバー、オーストラリアだとゴールドコーストやブリスベンがおすすめ。気候に関しては日本でも北海道と沖縄で全然違うように、地域によって大きく異なります。

治安はどちらの国も日本ほどではないとはいえ、都市部であれば意識して生活することにより安全に過ごせると思います。

仕事探しも選ばなければどちらの国も難しいものではありませんが、オーストラリアは最低時給が高いという情報を鵜呑みにして渡航するのは危険です。

となると、違いは「英語を勉強するなら?」「観光・自然」「時差」「経験」「ビザ」あたりでしょうか。

一つの土地で生活の幅を広げ、綺麗な英語をしっかり勉強したい、いろいろな国の文化に深く触れたいという方にはカナダがおすすめです。

初めての海外生活という方や、広く浅くいろいろな経験をしたいという方や、ローカル環境でガッツリ働いてお金を貯めたい方、旅行を多くしたい方、長期滞在したい方にとってオーストラリアは、ぴったりの国だと思います。

…こう考えると、オーストラリアのほうがメリットは多いように感じます。

しかし、個人的にはカナダのほうが断然面白かったなという印象。

理由としてはカナダに渡航したのは20代前半であり、また初めての海外生活でした。オーストラリアに行くころには20代後半になり海外生活に慣れてしまっていたことにより刺激が少なかったということもあるかもしれません。

そして、何といっても「人種のモザイク」と言われるほど多くの国のカルチャーが認め合って成立するトロントという街自体に強く惹かれていました。

訪れる日本人という観点でも、カナダのトロントという街はワーホリや留学の多く集まる主要国の中でも目的意識の高い人が集まる街と言われています。逆に、オーストラリアは「海外生活をエンジョイしよう」という気持ちで生活している日本人が多く、それもまた素敵です。

また、オーストラリアでのワーホリではいろいろな街で生活できたり、ファームを経験できるという魅力がある反面、友人との別れも多いですが、カナダの場合は一つの街で一年間を過ごす人が多いと思います。目的意識の高い友人たちと、時間をかけて深い友情を築くという意味でトロントという街は当時の私にとって、とても素敵な街でした。(過去を美化してしまっている部分もあると思うので、あくまでも個人の感想として捉えていただけると幸いです。)

今回は、自分の経験を中心に書いたので、カナダではトロント、オーストラリアではメルボルンの情報を中心に、他のライターの方々の経験談も交えつつ書いてみました。

私だけでなく、多くの方がリアルな体験談を投稿しているので是非参考にしてみてください。

オーストラリアに関する経験談

カナダに関する経験談

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MOMOSE KOUDAI
DirectorBound to Bound
WEB制作・飲食店・シェアハウス等を経営・運営中。2012年4月から2013年3月までカナダ・トロントで生活をしていました。2015年1月より、オーストラリア→東南アジアで生活中。宜しければ中二病社会学会も覗いてみてください。