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劣悪なホームステイ先とエージェントの対応に精神が病んでしまい一時帰国する事態に…

劣悪なホームステイ先とエージェントの対応に精神が病んでしまい一時帰国する事態に…

オーストラリアでのワーホリが終了して約1ヶ月経とうとしています。ボブです。

今回はゴールドコーストの劣悪ホームステイ先と、それを紹介した「ミラージュライン」という日本人エージェントについて書いていきます。

去年の2月、オーストラリアのゴールドコーストから私のワーホリは始まります。

なぜゴールドコーストだったのか?

・姉もワーホリ経験者でゴールドコーストに1年間の滞在経験があり事前情報があった

・1度遊びに行った時に「自然の豊かさと海の綺麗さ」に惚れ込んだ

ワーホリの地を決めるとき、既にゴールドコーストに決めていた私。

ワーホリの目的自体もオーストラリアでバリスタの技術を学ぶ!というかなり明確な意識のもとでいたので迷いはありませんでした。

バリスタなら、ゴールドコーストでバリスタ?と思うかもしれませんがメルボルンは既にそういった目的の日本人だらけ。

何よりもゴールドコーストのあの環境でバリスタがやりたい!

半年間フィリピンでの語学留学を終え、準備も万端。

そんなやる気とフレッシュな気持ちに満ちあふれていました。

ですがこの時、ホームステイ先で始まる地獄の様な日々は考えもつきませんでした。

ホームステイ先に到着もいきなり契約違反

ホームステイ先に到着もいきなり契約違反

私が使用した現地エージェントはミラージュラインというサーファーズにオフィスのあるエージェントでした。

ホームステイ先はサーファーズパラダイスからバスで30分ほどのネラングという場所の近く。

名前はジャックマン、家族構成は母、父、姉、妹、犬、プール付き。たぶんどっからどうみても完璧なオージーホストです。

着いた当初、私はトランクとバックパッカー、そしてトランク取り付け型のバックの3つでした。

1年間分の荷物料なのでこのくらいはふつうだと思ったのですがホストマザーは私の荷物を見てすぐに「オーマイゴッド!」と言いました。

この時すでに、嫌な気持ちがしたことを今でも思えています。

後から気付いたのですがこのエージェントがどうやら、対応に差があること等も気付いていなかったのではなかったのではないか?という疑惑が湧いてきます。

というのも、到着10分前に「このお家、もう一人日本人いるんだよね~」といわれ。

その時は承諾していたのですが、先に居た日本人と部屋の待遇などに違いがあったのです。

部屋の大きさも全く違いました。

先のメイトは大きなベッドに一人では使い切れないほどの大きなクローゼットでした。

また、おそらく家のルールやバスの乗り方などもオージーホストでさえ、「同じ日本人が説明するであろう」という感覚だったのでは?と思います。

そして何よりこの日本人がもう一人先に居る、というのは明らかな契約違反でした。

室内へ案内されると私の部屋のクローゼットにはどっさり荷物が。

マザーは「どかすわね」とだけ言って、クローゼットの半分だけを開けましたが当然荷物は入りません。

クローゼットの床には直置きにされたパーティーグッズや家財でトランクは入りきらない有様。

結局、退出の日までトランクは小さな私の部屋に置き場所に困る形でした。

ここから洋服が出せない生活が始まります。

私は退出日まで下着は2組、洋服は2組だけで生活する羽目になりました。

なぜならクローゼットが使えず、物を出しておくスペースすらない小さな小部屋だったからです。

些細なことからホストマザーのクレームが始まり…

些細なことからホストマザーのクレームが始まり…

次の日、私は学校見学や市内のカフェを巡り帰宅。

夜も早く就寝したのですがその次の日は疲れからどうしても動くことができませんでした。

到着が月曜日でこれが火曜日だったので、この日はゆっくり休んで水曜日からまた出かけることにしました。

そして木曜日の午前、市内のカフェにいるとエージェントがやってきて

「ねぇ、冷蔵庫のもの食べた?」と。

答える前に

「食費がかかるからやめてほしい、って言ってる」
「それと昼間、家に居ないでほしい、だって」

矢継ぎ早に言いました。

確かに、朝出かけに冷蔵庫にあった腐さりかけのトマトとキッチンのクローゼットにあったパスタを1人前、とって食べました。

ですが、エージェント曰くマザーがかなり怒っていると。

考えられますか?

私は食費、滞在費、光熱費、すべてを含め1ヶ月で11万円払っています。

それでもたったトマト1個とパスタ1人前のことで、あたかも私が家から現金を盗んだかの様にエージェントに怒りの電話をして私に注意させる。

その問題発覚後、ファザーの方からパンはここにある、なかったら納屋にある冷蔵庫を探してと詳細を貰いました。

それまでは何処になにがあるから、どれを食べて、などの詳細はなく、この件があった時まで朝にパン以外の物を食べるな、とは言われていません。

朝はパンだけ、などはその件があってからの注釈だったので、これは完全にファミリーのミスです。

事実、冷蔵庫のなかのほとんどの物は腐っているほど詰め込まれ、キッチンのクローゼットには何が入っているか分からないほど物が溜め込まれている始末。

そのなかで私が触った物は把握している。私が昼間家に居たというのも到着後の1日だけでした。

要するにオーバーに物を言うマザーだったのです。

そしてケチな女でした。

私はこの日から完全にこの家に帰るのが恐怖でしかなくなりました。

この日、これ以上関わらないよう違う家を探してもらうように、エージェントに交渉すれば良かったのですが私は既に萎縮していました。

今でもこの機会を失ったことを後悔しています。

酷い対応の連続で精神的に病んでしまうまでに…

酷い対応の連続で精神的に病んでしまうまでに…

先の約束では金曜日が洗濯日だったのですが、それについての詳細も無かったので私は金曜日の夜に待つことにしました。

注意を受けたのが木曜日で、既に家に居るのが嫌な気持ちになり始めていたのもあり、自分から言うのは気が知れる、と考えていたので声をかけられませんでした。

「次に何て文句言われるんだろう。。」

マザーやメンバーを見るともうこれが頭をよぎります。

それから起きたことはあまりにも悲惨かつ、書くと長くなるので箇条書きにします。

・全てのクレームが口頭で聞く前にエージェントか、張り紙(他のメンバーではなく、私が理解した、掃除した、などが分かると張り紙は撤去)

・部屋の中での喫煙を疑われエージェントへ通報連絡

・私がしていない裏口の鍵のかけ忘れ、私がしていないレンジの汚し、などすべて確認前に私へ張り紙

・基本的にキッチンにはアリがたかるので、見かねて片付けをしているとマザーが水、洗剤の使い過ぎをチェックしにくる

・放浪ぐせのある姉のしたことも私のせいにしエージェントへ通報

・食費がかかる、というのに妹や姉は私の目の前でスムージーや他の物を作り食べる

・ある日の晩ご飯はマックのナゲット1箱(マザー達家族は外で外食済み)

・契約にあったにも関わらず、土日の昼ご飯は一度も出してもらえず

・洗濯は一度もしてもらえたことがなかったので毎日お風呂場で洗う

想像してください。

ここは海外、言葉も十分には通じません。

心を開けるよう努力しても、最初の1歩目でのつまづき、どうしたらいいか分からないなか、安定しない衣食住。

誰か仲の良い、心が許せる友達や親が居る訳ではありません。

誰も頼れません。

出来ることと言えば部屋に籠って泣くくらいです。

そしてなるべく朝も夜も顔を合わさない様に家を出て、家に帰ってくる。

何か活動をしに行くにも慣れない環境で唯一の心の寄りどころであるはずの家が針のむしろ状態。

やる気だったり、新鮮な気持ちは自然と失せてしまいました。

1ヶ月経たないうちに日本へ帰国したのは言うまでもありません。

今だから言えますが、この時は完全に精神的に病んでしまい、何も正常に考えることは出来ませんでした。

私は「私は海外に適応出来ないんだ」と毎日自分を責めていたことを覚えています。

エージェントの対応…意義とはなんなのだろうか

エージェントの意義とはなんなのだろうか!!

私はオーストラリアへ夢を抱き、その夢の実現の為に不安要素を減らそうとエージェントを使い、高いホームステイを選び、安全をお金で買ったはずでした。

ですがこの劣悪エージェントとケチで極悪なオーストラリアファミリーのせいですべてをぶちこわされるところでした。

帰国後、このエージェントであるミラージュラインに今回の件であったことをすべて報告しました。

同じくここを紹介した日本のエージェントにも報告をしましたが結局、ミラージュラインからは謝罪や返金なども一切ありませんでした。

また今回のジャックマンファミリー共に私にしたことを今でも認めていません。

このホストファミリーへの1ヶ月契約での支払いも、早期退出になった分の返金はもちろんなし。

また自体が悪化するなか、退出を決意する前までに勇気をもってこうなったことを現地で問い合わせし、「ファミリーを変えてくれ」といいましたが「時期的に一杯」とゆう理由で最後まで探しては貰えませんでした。

ミラージュラインの特徴はホストファミリーを知り合いから選ぶ、というもので、この点には賛成でもありますが、クレームが出た際に対応しない、という欠点があります。

お互いにビジネスの関係であり、オージーは日本人が考える以上にお金に汚いです。

何度も言いますがこのミラージュラインというエージェント、今回のジャックマンファミリー共に私にしたことを今でも認めていません。

ホストファミリーはアタリハズレが多いので注意!!

ホストファミリーはアタリハズレが多いので注意!!

私は今回の経験から、ホストファミリーはアタリハズレが多い様に感じます。

素敵なファミリーに出会える方もいれば、残念としか言えないファミリーも本当にたくさんあります。

今回の経験はあくまでも私自身の経験に基づきお話させて頂きましたが、インターネットではたくさんの素敵な話しや経験ばかり載っているのも不思議に思います。

実際はこのように酷い環境でワーホリ生活を始める人も大勢いますので、ホストファミリーとの関係性や留学エージェントの信頼性や考え方については渡航前に話し合っておいた方が良いかと思います。

この最悪な精神状況から、立ち直ってまたオーストラリアへ戻るのは次回の記事で書いていきたいと思います。

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