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私が5ヶ国語を習得するまでの多言語学習法

私が五言語を習得するまでの学習法

おそらく留学やワーホリ、国際結婚などで海外に渡られた方、もしくはこれから海外に渡る方のほとんどの皆さんが考えたり周りに問いかけたりした質問だと思います。もしくは言語の上達方法が気になってこの記事を読もうと思った方もいらっしゃるかもしれません。

私も元々小さい頃から英会話教室などで英語に触れる機会はあり、中学から英語の成績「だけ」は良かったのですが、高校でスイスへ旅立ってから最初の数ヶ月間は英語もドイツ語も全然話せませんでした。自分のドイツ語力はおろか英語力のなさに気づかされ、かなり落ち込んでいました。

でも留学中に無事ドイツ語力は上がり(使っていなかった英語力は下がり)、帰国までにドイツ語で夢を見るレベルになりました。

スイスの多ヶ国語話者(3ヶ国語以上話せる人)たちとの出会いに影響されてか、私は高校留学後の約6年間で日本語、英語、ドイツ語だけでなく、バンクーバーのカレッジに行き始めてからフランス語もスペイン語も習得しました。もちろん全て完璧ではありませんが、5ヶ国語ともある程度のレベルはキープしているつもりです。

今回は英語だけでなく他の言語も習得した私から見た語学取得、上達のコツをお教えしたいと思います。

何を伝えたいかを考えながら話す!

何を伝えたいかを考えながら話す!

どの単語を使いたいかではなく、何を伝えたいかを考えながら話しましょう。

コミュニケーションって本当に大切なんです。

そもそもコミュニケーションとは何か?

英英辞書(Merriam-Webster)で調べると、

communication (n):

・the act or process of using words, sounds, signs, or behaviors to express or exchange information or to express your ideas, thoughts, feelings, etc., to someone else

・a message that is given to someone: a letter, telephone call, etc.

と出てきます。コミュニケーションとは単語や音など、あらゆる動作で考えや気持ちなどを他の人に伝えることという意味になります。

日本人はシャイだとよく言いますが、それは日本人が英語や他の言語を使うとき、コミュニケーションよりもどの単語を使うかや、正しい文法を使うことに重きを置きすぎてしまい、 むしろ何を話すか考え込むが故に静かになってしまうからじゃないかなと私は思います。

「これが言いたい」「これを伝えたい」という気持ちさえあれば、使っている言葉や文法はぐちゃぐちゃでも、周りは皆さんのことをきちんと理解してくれます。大切なのは単語や文法よりも気持ちです。なので英語を話すんだ!と構えすぎないでください。

伝えたいからといってgoogleやlineの翻訳には頼らないでください。翻訳は絶対にあてになりません。それなら辞書を使って言いたい単語を並べる方がましです。

ジェスチャーでしかコミュニケーション出来なくても最初のうちは全く問題ありません。むしろその方が愛嬌があっていいと思います。

それに、もし単語が分からなくて詰まってしまっても、言いたい事が相手に伝わればその相手はその単語が何か教えてくれます。たまに言いたい事が伝わらなくて相手の頭から?が出てしまってパニックになることもあるかもしれませんが、そこでめげずに伝えてみてください。海外で出会う人々がみんな厳しい先生だと思わないでください。ほとんどの人は親切です。

ちなみに、一定の期間言語を使っていないと本当に話せなくなります。言語を忘れないためにはインプット(聞くことと読むこと) よりもアウトプット(話すことと書くこと)を大事にしていてください。たとえ言語を聞いて理解できても話せないとなかなか辛いです。

間違えたことを正す習慣をつける

fail

私は高校留学の最初の2-3ヶ月間、ドイツ語も英語も周りと話す事が出来なくてとても、もどかしい思いをしていました。

間違えるのが怖くて話すのを躊躇していたからです。

出会って話したりして感じたのですが、日本人を含めたアジア人は「間違いを恐れる」傾向がすごい高いと思います。

私が実際に経験したり、ワーホリや学生ビザなどを使ってカナダに来た人たちと話をしていて感じるのですが、日本人を含めたアジア人は「間違いを恐れる」傾向がすごく高いと思います。正しい単語を使って完璧に話さないといけないと無意識に考えている人が多いんじゃないでしょうか。

ある知り合いから最近、FAILという単語は失敗するという意味の動詞ではなくて、 First Attempt In Learning (学習の第一歩) の頭文字であると最近教わりました。間違いや失敗をしてしまうからこそ学べることってたくさんありますよね 。

多少単語や文法を間違えても相手に言いたいことは伝わります。むしろ間違いをすぐに正した方が後々後悔する事がなくなります。私はスイスに留学中、ドイツ語を上達させたかったので、出来るだけたくさん友達やホストファミリーと話すようにして、間違えたらすぐに正してもらっていました。(もちろんそれをしすぎると楽しく会話しにくいのでほどほどに…)

バンクーバーにいた頃、ボランティアで日本語を教えていました。フランス語、ドイツ語、もしくはスペイン語を話せる人たちに日本語を教える時は、私が彼らに日本語を教えるついでに彼らにお願いして少しだけフランス語、ドイツ語、スペイン語を練習させてもらっていました。

現在トロントでは、大学で国際学だけでなくフランス語も勉強しています。先生は基本的にフランス語でしか話さないので、私たちもつられて授業の大半はフランス語で話しています。授業で学ぶだけじゃなく実際に先生や友達と話すこと、練習することが増えたので、語学力が結構なスピードで伸びています。また、マルチリンガルの友達も多いので、たまにドイツ語かスペイン語で話すこともあります。

また、 間違えたことを書いて目で覚え直すことも大事です。学生時代、暗記ものは書いて覚えるタイプだった方は特に、言語を学ぶとき話すことだけじゃなくて書くことにも重きを置いてみてください。

伝えたいことやフレーズをどうしても覚えてばんばん使いたい場合は、言いたいことを紙に書いてみてはいかがでしょうか。書き出すことで頭の整理もできると思います。
ライティングの課題で何か間違えたときは、それを放置せずに課題を書き直すなりして間違えたことを正す習慣をつけることをおすすめします。

「線で繋げる」ように学ぶ

「線で繋げる」ように学ぶ

これは特に英語以外の 言語を学び始めた方に伝えたいのですが、 3つ以上の言語を習得するには 、一つ一つの言語を一つの教科として別々に学んだり暗記したりするのではなく、それぞれを「線で繋げる」ように学ぶと効率が上がります。

英語以外の言語を学ぶと英語の知識も増えます。 私は復学してからしばらくの間は英語とドイツ語とごちゃまぜにしていたのですが、そのうち留学中に下がった英語力がかなり伸びました。

私はフランス語もスペイン語も高校卒業後にバンクーバーで学び始めたのですが、違う言語を線で繋ぐように覚えるために、授業で学んだこと、特に文法などをまとめること以外にも自分でも単語帳を作って勉強しています。

どちらの言語も英語で学び始めたので日本語は一切使っていません。

語族は違えど似たような意味やスペリングを持つ単語はたくさんあるので、欧米で主に使われる言語は英語で勉強した方が早いしわかりやすいと思います。逆に中国語や韓国語を勉強される場合は日本語を使った方がいいかもしれません。

少し画素が悪いのでわかりにくいかもしれませんが、左がフランス語、右がスペイン語の単語帳兼文法のまとめに使っているバインダーです。授業で使うノートとは別にしてあるのですが、新しく学んだ単語などは、テストの前などに種類別に分けていっぺんに整理しながら学びなおすようにしています。

単語帳兼文法のまとめに使っているバインダー

フランス語の単語帳は、一番左から 発音方法、フランス語の単語、英訳、西(スペイン語)訳、スペイン語の単語帳は左から スペイン語の単語、英訳、独(ドイツ語)訳が書かれています。

言語は使っていないと忘れるので、私はこうやってせっかく学んだ言語を忘れないようにしています。それと同時にすでに知っている言語と新しい言語を英語を使って繋げることによって、自分の言語の知識を広げることも意外な共通点を見つけることもできるので、語学習得がより楽しくなると思います。

まとめ

多言語取得

私が思う語学のコツを「話す」「First Attempt In Learning (学習の第一歩)」「繋げる」という3つのポイントに分けて書いていきました。

もちろん普段から洋画を見たり洋楽を聴いたりして耳を慣らせたり、スマホなどを英語や他の言語で使ってみたりすること、英英辞典を使うことなど、言語上達に欠かせないことは他にもまだまだあります。

言語取得は決して楽ではありませんが、使える言葉が増えれば増えるほど出会いも学びも増えるので諦めずに挑戦してみてください。

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Asuka S
物心ついた時の将来の夢は外人になる事で、その当時から日本語よりも英語に食いついていていたらしい。高校生の時スイスに一年間留学。卒業後は渡加し、現在はトロントにある大学で国際学を専攻中。日本語、英語、フランス語、ドイツ語とスペイン語を話し、写真、野球、食べ物などを愛する大学生。