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イタリアは今、就職難に見舞われている

イタリアは今、就職難に見舞われている

日本でもここ数年、個人で活躍されている起業家が増えていますね。

自分だけのオリジナル商品を考えWeb、SNSを使いこなし自らの存在を浸透させ顧客を増やしている方々。

日本では、イタリア人はあまり働かないイメージがあるようですが、私の周りのイタリア人は忙しく仕事している人が多いです。

現在のイタリア国内は厳しい就職難と言われ「本当に仕事がない」「探すのも難しいよ」とイタリア人の誰もが口にしています。

IT系の技術職に就いている人はその中において仕事が決まりやすいようです。

イタリア国内で就職口を見つけるのが難しいため、イギリスへ仕事を探しに行き、そこで就職した人もいます。

幸いにもイタリアで家業がある人(飲食店、Barなど)はそのまま家を手伝っているようです。

ガソリンスタンドの権利を購入しイタリアで自営業者となった人もいます。

昨年Airbnbでボローニャに滞在した際に、Airbnbホスト宅の息子さん、ホスト宅に滞在していた留学生は語学力を身につけ、自分の学ぶ専門に関してスキルアップをし仕事先を積極的に見つけようとする人達でした。

そんな中、友人が起業

そんな中、友人が起業

私の友達の中に、就職難、財政難と言われる現在のイタリアで起業した人がいます。

彼はフリーランスで下積みを数年経て起業しました。

彼は知り会った当初はまだ20代前半で、グラフィックデザイナーとして仕事をし始めたばかりでした。

それから数年間、たまにメールのやりとりをしていましたが「いつも仕事しているよ」と、朝から夜遅くまで働いている様子でした。

睡眠時間も日本人並みの5-6時間。

今思えば、このころから起業のための準備期間だったのかもしれません。

その彼から昨年の春、「語学学校を始める」と聞き驚きました。

それも友人と一緒に始めるというのです。

共同出資ですね。起業することに関心があったのも、語学教室に関心があったのも知りませんでしたから、この思い切った決断に私はとても驚きました。

彼ら二人は現在もグラフィックデザイナーで、ボローニャで活動しています。

語学とは全く関連はなかったと言います。

ですが将来を考えた時に、学校の立ち上げを決めたと話してくれました。

グラフィックデザイナーとしての自分と、経営者として起業家としての自分。

新しいオフィスとなる彼らの学校の場所は、ボローニャの中心街。

駅からも徒歩でわずか5分足らず。

雨が降ってもアーケードに入れば殆ど濡れずに来ることができるのです。

立地もよく、彼らの思い切りの良さには感服でした。

彼らの語学教室が多言語を扱う理由

彼らの語学教室が多言語を扱う理由

彼らの語学メニューは英会話のみと思っていたら、英語だけではなく他に7か国語を扱うの言うのでこれにも驚きました。

日本語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、ドイツ語、もちろん外国人向けにイタリア語もあります!

なぜこんなに多国籍の言語を扱うことにしたのかその理由を聞くと

「これからは英語だけではダメだ。やはり他の言語も話せるようでなければ」

国と国とのボーダーレス化が進んで久しいこの頃。

働くヨーロピアンにとっては母国語以外の言語を話し、使いこなせるレベルは自分の活躍の場を広げることにつながっています。

余談ですが、実際に東京に住むイタリア人の友人達の殆どは3か国語以上は話せます。

イタリア語、英語は勿論の事、日本に住んでいますから日本語はとても流暢で、漢字を使いこなし日本人の書く日本語のようです。

その他にフランス語かスペイン語、もしくは中国語を、流暢に「話せる」会話力なのです。

ビジネスにおいても困らない語学力。彼らの生きていく上での真剣さを感じずにはいられません。

コミュニケーション能力も、順応性も彼らは高いです。

さて、イタリアの語学学校で、日本語を習いたいという人はいるのだろうか?と、ふと疑問に思いました。

すると友人は、「イタリアでは子供時代から日本のアニメを見て育っているから、日本語にはとても親しみがあって人気が高いんだよ。日本語を習いたいという人は結構多いよ」

そうえいば、youtubeで日本のアニメを見て日本語を覚えたというイタリア人の友人がいました!

イタリア語レッスンを受講させてもらう

イタリア語レッスンを受講させてもらう

昨年5月にボローニャを訪れた時は「良かったらおいでよ!」と、今月末にいよいよオープンという直前の真新しいオフィス内に入らせてもらいました。

広々と解放感のある事務室と、教室として広い部屋が準備されていました。

各国の語学メニューは順を追って、それぞれ開講していきました。

そして9月にAirbnb滞在で再度ボローニャを訪れ、私自身もイタリア語のプライベートレッスンを彼らの元で受講させてもらいました。

イタリア人の女性講師は、イタリア語でレッスンをし、私のペースを把握しながらとても丁寧に授業を進めてくれました。

日本へ帰国してからも勉強できるようにと、レッスン内容の文法資料も下さったのです。

それもイタリア語と日本語で書かれた資料です。

きめ細かな対応と気遣いが嬉しかったですね。

学校のスタッフの女性は「先生達はどの人も、人としても素晴らしい。私達は彼らと働けて幸せよ」と話していました。

講師の力量と人としての魅力も、学校には重要な要素の一つ。

講師選びも丁寧にじっくりされたであろうということが伝わります。

待望の日本語のクラスも昨年10月から開講し、第2期は今年1月に募集をしたそうです。

日本語クラスの開講を待っている人がいたといいますから、彼らのこれからが楽しみです。

様子をみてクラスを増やす、また他にも外国人向けのプランも考えていると言っていました。

うまくいってる起業家の共通点

うまくいってる起業家の共通点

ところで、起業してうまくいっているイタリア人の友達の共通点で気づいたことがあります。

・目先にとらわれない

・的を一つに絞っている(あれもこれもと手を出さない)

・長期で捉えるプランを明確にし、腰を据えて取り組んでいる

・直近の数字が低くても慌てず、原因と現状をみて対策をすぐに考える

・感情的にならない

・常に落ち着いたメンタル

・起きてくる出来事に対し冷静に対応する

・よい意味で楽天的、遊びの要素を自分に持っている

・好奇心が強く、積極的に輪の中に入る

・ゴシップと自分を切り離す。関わらない

・日頃から前向きな言葉と思考を持っている

・「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にして人に表す。

上記のことは、私が個人的に感じたことではありますが、何人だから、どの国の人だからということではなく。

決して悲観的にならず明るく対処し、細かいことは気にせずメンタルは落ち着いているのです。

人としての魅力とメンタルの強さを持っているのは、起業家としてどの国の人も同じなのかなと感じました。

ボローニャでのAirbnb滞在では、厳しいと言われる就労状態の中にありつつも、起業した友人の姿に直接触れることもでき、私にとって刺激と励ましをいただいた旅となりました。

これからも旅を続け吸収し、伝えていく人でいたいと思います。人生は自分の『旅』ですものね。

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初めてのイタリア旅行は添乗員付きツアー。もっとじっくり、少しでも長く触れていたいと自分でフライトからホテル、電車とカスタマイズ。 現地イタリア人とともに、イタリアに触れる旅をしています。ブログも更新しています。