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幸福度No.1の国フィジーに留学

幸福度No.1の国フィジーに留学

Bula!

私はフィジーで七か月間語学学校に通っていました。

私の通っていた語学学校は生徒の9割以上が日本人。他も韓国人や中国人などアジア系ばかりです。先生はフィジアンとフィジアンインディアン。

レベルは1~7まであり、入学時のテストの結果により振り分けられます。

レベル7といっても日本人だらけの語学学校の中でのトップクラス。やはり外国でばりばり仕事ができるというレベルではありません。

この学校はライティングやリスニングはもちろんですが、スピーキングの時間がたくさんあり、スピーキングに慣れていない日本人にはとても良い時間割となっています。

学校は8~14時半まで。そのあとは自由時間となり、宿題もあまりありません。

コストパフォーマンスでフィジー留学と並ぶフィリピン留学と比べると少し少な目です。

しかし、この自由時間で何をするかは自分次第。

語学学校の日本人の友達と遊ぶもよし、家に帰り勉強するもよし、町に繰り出して現地人と会話を楽しむことだって、このフレンドリーな国フィジーでは簡単にできてしまいます。

つまり、フィジー留学で英語力をのばすカギは、“自由時間をいかに有効に使うか”なのだと私は思います。

私はこのフィジー留学当初10カ月の予定でしたが、現地で3ヶ月分短縮しました。というのも、レベル7までいき勉強が物足りなくなったからです。

フィジー留学はアメリカやカナダに比べて安く多くの人が選ぶ理由はここにあると思います。もちろん、1~3ヶ月ほどスピーキング力を伸ばすという意味ではフィジーはとてもいいところだと思います。

ただ、本気で英語を勉強したいと思っている方には、フィジーでの3ヶ月以上の長期留学を私はお勧めしません。

それから、現地サポートもあまり充実しておらず、私が日本オフィスで聞いた話と違うことが多々ありました。

しかし、学校はさておき現地人は本当にフレンドリーでとても濃い時間を過ごすことができました。

自由な時間にアンケートを実施

自由な時間にアンケートを実施

フィジーは「幸福度No.1」の国。

私はその理由を探るべく現地で“あなたにとって幸せとはなんですか?”というアンケートを何回か行いました。

アンケートを始める前、私はフィジーが幸福度No.1の理由はこの国が発展途上国であるからだと思っていました。

発展途上国のフィジーでは日本のようにすべてが手に入るわけではありません。食べ物だって限られているし、チョコなどの輸入品はとても高いです。電車もないし、おしゃれをしている人もあまりみかけません。Wi-Fi環境も整っていません。フィジアンは先進国の便利な生活を知らない。だからこそ今の生活に満足できている。

もし何十年後、いつかフィジーが先進国となったら、きっと日本人のようにさらにさらに上をめざし、便利なものを求め続けるようになり幸福度も下がっていくのだろうと思っていました。

そして始めたアンケート。

町やお店、映画館などに行きどんどんアンケートを取りました。

その結、果私は考えを改めざるをえませんでした。

きっとフィジーはいつまでも幸福度が高いままだと思います。これは、ただ知らないというものでなく、国民性なのです。

しっかりメモを取っていなかったのが悔やまれますが、現地の方にこたえていただいた内容をいくつか紹介したいと思います。

アンケートの結果をご紹介

アンケートの結果をご紹介

まずは、30代のラブラブカップル。なんど結婚して6年ほどだといいます。

旦那さんはとっても恥ずかしがりやで、代わりに奥さんがとってもおしゃべりな漫画に出てきそうなカップル。

奥さんにとっての幸せは、旦那さんと子どもたちが幸せでいること。家族で食卓を囲んでいるときが一番幸せと言っていました。

そして旦那さん。旦那さんも同じく家族といるとき、と話してくれました。旦那さんのお父さんも家族を大切にしていて、そのまたお父さんも家族を大切にしている。家族の幸せは自分の幸せ。そう教えられてきたから僕も子どもにそう教えていく。そうやって幸せは受け継がれていくんだ。ととても素晴らしい言葉をいただきました。

続きまして20台前半のカップル。

アンケートでたくさんの名言をいただきましたが、このカップルからは本当にたくさんの、いい言葉をもらいました。本でもだせるのではないかというくらいです。

奥さんも旦那さんもとにかく明るく、生きているだけで幸せと言っていました。

幸せになるためには、くよくよ考えないこと。後悔してる時間が無駄。だったら友達と話したり、恋人と過ごしたりして笑ったほうがいい。そんな私も落ち込むことがあるの。そんなときは浜辺に行って夕日を眺めるのよ。陽が沈んだら全部リセット。くよくよするのもおしまい。明日は違う陽が昇るんだから。 

tmorrow is another sunshine

これは私の中で永遠の名言になりました。

そのあと私たちは夕日が見たくなり急いで浜辺へ。

Nadiで夕日がきれいと有名なワイロアロワというビーチに行きました。

きれいな浜辺で沈んでいく夕日を眺めました。

アンケートは、たくさんの人に行いましたが、本当に全員家族、友達、恋人といるときが幸せという結果になりました。

こんな素敵な国民性を持つフィジー。

日本で同じアンケートをしたら、もちろん家族と答える人もいるに決まっていますが、お金や地位の話が先に来ることもあるのではないでしょうか。

私はフィジーで英語だけでなくたくさんのことを学びました。

フィジーに訪れたなら、私は現地の方々とコミュニケーションをとることをおすすめします。

幸せを分けてもらえること間違いなしです。

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高校卒業後フィジーに語学留学。現在はカナダでワーホリ中です。 ブログも更新しています。