東アフリカ・タンザニアより
Manbo!(こんにちは!)
日本から遠く離れた東アフリカはタンザニアにあるキリマンジャロの麓モシ市から、行動派心理カウンセラーの鈴木真司と申します。
私は昨年11月に1ヶ月この地に訪問以来、人生観が変わるほどさまざまな異文化交流体験をしたので、現在日本のうつや引きこもりに悩む若者をこの地に案内して元気にするプロジェクトを進めるために、先週から再度現地訪問しております。
タンザニア人は生き生きしています
近年は経済的発展を遂げ始めているとはいえ、まだまだ発展途上で貧困層の多いタンザニア。
しかし彼らは生き生きとしているし、タンザニアの子どもたちの瞳は純粋で輝いています。
一方で世界第3位の経済大国である日本はどうでしょう?
毎日忙しい仕事と生活に追われ、気が付くと自分を見失い疲れ切ってしまったり、こころの病を抱えている人が大勢いるのが現状です。
でも豊かなのは僕ら日本人のはずですよね!?
「カラスは白い!?」
日本ではこの言葉は「裸の王様」同様、誰か一人の意見が真実を捻じ曲げてしまうたとえとして使われます。しかし、タンザニアのカラスは本当に白いのです!こんなことからも日本という国を一歩出て異文化体験するだけで日本の常識とは違う、異なる視点に気付くことができます。
原点は一生懸命生きる、でも楽しみながら
アフリカ最高峰キリマンジャロを有する国立公園との境にマテルニ村があります。
ここは今でも電気がなくほぼ自給自足の生活をしている村人たちが住んでいます。
しかし、彼らはある時欧州人観光客が自分たちの村を見て喜ぶ姿を見て気が付きました。
「自分たちが生き残るためには英語を身に付け、この村を観光資源として生かすべきだ!」
彼らは元々勤勉で有名なチャガ族。必死に英語を勉強し、今では自分たちの日常を観光資源として世界中の人々に紹介し生計の一部にしています。
私も昨日参加してきたのですが、コーヒーを生豆の状態から、現地の陽気な歌のリズムと共に楽しそうに杵で突き、焚き火でローストして、鍋で煮て飲む本場のコーヒーの味はスターバックスの比ではありませんでした。
彼らは自分たちの強みを異文化交流から見つけて活用しました。
灯台下暗しとはいいますが、異文化交流があって初めて気付くことができることも多いのです。
そして自分たちに気付きを与えてくれた外国人観光客との交流を心の底から楽しんでいました。
多くの日本人に異なる気付きを与えられる体制を整えるために、READYFORにてプロジェクトをスタートしております。みなさまのご支援ご協力よろしくお願いいたします。
- キリマンジャロの麓モシ市から日本の皆様へ - 2015年4月20日