アメリカ人の積極性と日本人の協調性
アメリカに来て、ネイティブの生徒達が積極的に手を挙げて質問をする姿に感銘を受けました!
教授の話を途中で遮ってまで、質問するアメリカ人やアメリカで勉強している人達はとても積極的です。
アメリカ人の良いところとして、見習わなければと思います。
少人数のクラスはもちろん、100人程度の大講義においても、アメリカ人は分からない事があれば挙手をします。
「その理論に当てはまるような経験をしたことがある人?」
また、心理学などの授業であれば、先生が理論を説明した後にこのように質問すると、たくさんの生徒が今までにあったエピソードを積極的に話してくれます。
日本の中学、高校、大学、で勉強してきましたが、先生が質問しても挙手する生徒はあまりいません。
過去にオーストラリアへ行った時も、生徒がたくさん質問する姿に驚きました。
日本は大学に入る事がゴールになっており、入学後は授業中にスマホを触ったり、寝ている学生も少なくありません。
少なくとも私の大学では、授業中に自ら手をあげる学生は少なく、先生が質問の時間を設けてもなかなか挙手する人を見かけません。
集団主義や個人主義も関係していると感じます。
しかし、アメリカ人は良い意味でも悪い意味でも、他人の目を気にせずに発言できる人が多くいるように感じます。
一方で、日本人は人の意見に相槌を打ったり、賛同する、相手の気持ちを尊重することが得意な傾向にあります。
でも、これは日本人の良さですよね。
「聴く」人が多い日本では、自分の意見を主張する、という事は「積極的」で良い印象に見られます。
しかし、「話す」人が多いアメリカでは「聴く」ことこそが、コミュニケーションをとる上でとても大切だと感じます。
人、国によって相手が「話す」人なのか「聴く」人なのかを見分け、自分がflexibleになってコミュニケーションを円滑に進める事。
これが海外で生活するために必要なスキルなようです。
聴く人が多い日本では、自分が積極的に発言して導く。
アメリカでは聴く事をメインにしながら自分の意見を付け加えるなどがそれぞれ国によって特徴があるように思います。
日本人の良さとは異なる、アメリカ人の良さ
東海岸は冷たい人が多い。
留学に来る前に、そう聞いていたので、ある程度覚悟して渡米しました。
しかし、マサチューセッツは優しい人ばかりで驚いています。
日本人よりkindなんじゃないか、と思う人がたくさんいて感動しました。
例えば、アメリカ人は後ろの人のためにドアを開けて待っている文化があります。
これは、アメリカ人の良いとこおろだと思います。
また、食堂に入る際などに、自分より先に入った人が手でドアを支えて後ろの人が入りやすいようにしてくれます。
日本は「おもてなし」で有名ですが、後ろの人のためにドアをholdしてあげる人はなかなかいません。
レディーファーストではなく、男女に関係なく誰に対してもドアを開けておいてくれます。
驚くことに、アメリカではほどんどの確率で先に入った人がドアを支えておいてくれます。
アメリカ人の友人は、日本に来た際に、日本人がドアを支えておいてくれないから驚いたと話していました。
海外の常識を知らないと、日本に来た外国人に”非常識”と捉えられてしまう事は恐ろしいことです。
自らが海外に留学した経験がある人、これから行こうと思っている人達、言語学習者は、留学している私を含めた日本人の気持ち、言語を学んでいる人の気持ちを理解していてくれます。
ですから、英語がつまって話せない時も優しく聞いていてくれます。
逆に、アメリカに来てショックだったこと。
それは、食べ物をこぼしても拾わずに去っていく人が多いことです。
自分が落としてしまったものを拾ってゴミ箱に捨てたり、机を拭くことは常識だと思います。
しかし、そうした”当たり前のこと”を当たり前にできるって大切だなと強く実感しています。
「後ろの人のためにドアを支えておいてあげる事」
「後でその場を使う人のために落としたものは自分で拾うこと」
相手を思いやるという意味ではどちらも似ています。
しかし、相手を気遣う方法が異なる、目のつけ所が違うので面白いなと感じます。
日本の良いところ、留学先の良いところを知り、自らにはない相手の良いところを学ぶ。
それは、留学において一番重要なことではないでしょうか。
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