ハワイのダイヤモンドヘッドで感じたこと
ハワイのダイヤモンドヘッドで感じたこと。
それは、旅の途中のちょっとしたことで見方が変わるということ。
ハワイ旅行の最終日、再びダイヤモンドヘッドに出掛けた。
前日に行って見られなかった日の出が見られるかもしれないと思ったからだ。
道に慣れたからなのか、迷うことがなかったからなのか、早くに麓まで着くことができた。
麓で登る前にパンを食べていると、「Army」と書かれた黒いTシャツを来た人が、大勢並んでいた。
私は何故かArmy=警察のことだと勘違いをしてしまい、警察がダイヤモンドヘッドをパトロールしているんだと思った。
Armyたちは、速く登る人から、ゼイゼイ言いながら階段を上がっている人まで色々いた。頂上で集合だったのか、溢れんばかりにArmyTシャツの人たちがいた。
私たちはフレンドリーなアーミーだと英語で言って、近くにいた観光客の写真を撮ってあげたり、観光客の人たちと記念撮影していた。集合写真も撮っていた。
勘違いしている私は、「ハワイの警察ってフレンドリーなんだな、さすが観光大国だな」とその様子を見ていた。
帰り道、Armyたちの軍団と一緒に降りる途中、「Traning?」と聞いてみたら、「I dont know」と言われた。この部署に来て間もないという。
何人?と聞かれて日本人と答えると、沖縄に居たことがあると言った。
沖縄のキャンプに居たことがあるという。そうか軍を退役して、警察官になったのだと思っていた。前を歩いていたArmy Tシャツの人も神奈川の座間に居たと言っていた。二人とも日本はいいと言っていた。
カラオケは安いし、居酒屋も安いし、そして「Very Safety」だと。その会話のあたりから、Armyって軍人だと気づいた。
私は以前、沖縄で基地反対の座り込みをしたことがある。基地の前で沢山の人が抗議をしているときに、アメリカの軍人と思われる人が、優雅にジョギングをしていて腹が立ったことがある。
しかし、実際に軍人の人たちと話してみると、普通の人で、結構フレンドリーだ。その人はおじいさんが日本人で、お母さんがフランス人だと言っていた。だから、結構話してくれたのかもしれない。
今はパートタイムで軍人をして、学校でITを学んでいると言っていた。あまり身体を使うことが好きではないのでIT系の部署に行きたいという。
戦争には、行ったことがないという。2014年にシリアの近くにいたときに行かされそうになったが、幸運なことに免れたという。
アメリカは戦争が好きだなと常々思うが、軍にいる人が、一番戦争に行きたくないんじゃないのか。
私の想像だが、ハワイの主な産業が観光であるし、仕事の選択肢があまりないんじゃないか。しょうがなく軍に入る人も多いんじゃないか。
仕事だから、戦争に行く選択肢しかないんじゃないか。そんなことを思った。
- ダイヤモンドヘッドでArmyに出会う - 2018年1月15日
- ハワイプランテーションビレッジでハワイと移民の歴史を学ぶ - 2018年1月11日
- ハワイでバックパッカー的生活 - 2017年12月15日
- ボスニアヘルツェゴビナ旅行での食事 - 2017年1月25日