マレーシアで美容室を出店
2014年の2月に、初めてマレーシアのペナンに訪れました。
クアラルンプールは、トランジットなどで何度か遊びに行っていましたが、ペナンはこの時が初。
とりあえず、ジョージタウンの中心部にホテルを取って、ブラブラと1週間ほど滞在する事にしました。
マレーシアで美容室を出店する事を決めたのは同年1月。
そして実際にお店の着工に取り掛かるのが同年4月。
あまりにも早すぎる決断だったかもしれませんが、僕は人生で3店舗目となる美容室を海外で出店する事に迷いはありませんでした。
故郷に似た町ペナン
初めて来たペナン。
昼は30度を超える暑さで、たまにスコールが降り注ぐ。
人種はマレー系とチャイニーズ系とインド系。
人種も文化も宗教も、ごっちゃ混ぜでした。
食事はマレーシアで一番美味しいとされる場所。
ペナン料理は、ペナン人しか作ってはいけないという条例まであるとか。
僕の故郷は九州・長崎。
長崎は鎖国時代、出島を使って唯一貿易をし繁栄した町でした。
グラバーは貿易商として来日し、日本人の妻のために大豪邸「グラバー園」を残しました。
そしてペナンも同じような歴史があるのです。
東洋のロックフェラーと言われたチョン・ファッ・ツィー。
彼もペナンを拠点に貿易で大成した男で、愛妻のために残したとされるブルーマンションまであります。
こんな偶然あるでしょうか。
故郷に似た町が、アジアのこんな端っこにあるなんて。
文化が入り混じり貿易が盛んで、新しいものが流入し続け、変わり続ける事によって歴史を守ってきた、こんな特徴にシンパシーを感じないはずもなく、僕はすぐにこの町を好きになっていました。
海外でよくあるトラブル
出店が決まってから、現地法人を設立し、テナントを契約し、部屋を契約。
日本人スタッフの生活用品を買いまくり、店舗の内装を決めていきます。
マレーシアにパートナーがいた事もあり、今思えば比較的スムーズに進んだのかなと思います。
いや、何一つスムーズに進む事は無かったのですが、海外とはこんなものでしょう。
とはいえ、提出書類に不備がないか先方へわざわざ2度も電話確認したにも関わらず、実際役所へ行くと不備が見つかったり、
内装工事の人が5時間遅れてきたり、穴を開けてはいけない壁だと念を押したにも関わらず次の日大きな穴が開いていたり、レンタカーが故障したり、契約した部屋の鍵を不動産屋が無くしたり、お祭りで町中のお店が3日間休んだり、現地の美容師が1週間したら連絡取れなくなったり・・・・・。
何一つスムーズに進むことはなかったですが、海外でお店を出すとはこういうことでしょう。
おかげさまで、マレーシアに出店した美容室がオープンしてから早1年が経ちました。
これからはマレーシアに美容専門学校を設立予定です。
どんな事が起きても、ここは海外。
日本で奮起する日々に活力を与えてくれるのも、この海外での刺激があるからなのかなと思っています。
だからトラブルも、それはそれで。
楽しんでやっていっています。
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