インフレで生まれた闇レート!?
ウズベキスタンは1991年の独立後2-3年で年間約1,000%の急激なインフレを経験し、ほぼ今の貨幣価値になったみたい。
2016年7月現在は1USDがだいたい公式レートで3,000ソム、闇レートで6,000ソム。(変動めっちゃ激しいのであまり参考にならないかも)
みんな暗黙の了解で闇レートを利用してるし、実質物価も闇レートの方が他の中央アジアとほぼ同じ価値になってる。
上の写真はサマルカンドのシヨブマーケットで闇両替してもらったウズベキスタンソム100USD分。
これで61万ソムあります。
最高紙幣額は5,000ソムなのでめちゃめちゃかさ張る。
町の人々を眺めてみるとめちゃくちゃゴツい財布を持ってるか、紙幣をそのまま裸で輪ゴムで留めてポケットへって感じ。
ハンバーガー頼んだら違うの出てくる!?
これをおかしいと思うのは僕だけでしょうか?
日本の手頃なレストランってメニューに写真と金額が載ってるのが普通ですが、海外ではそうもいきません。
たいてい『料理名・食材・値段』こんなもんです。
ですが珍しくウズベキスタンのファーストフードのお店には写真が結構あるんです。
今の国民にどれほど定着しているのかはわかりませんが、主に若者のたまり場になっています。
まあ何はともあれロシア語が全く読めない旅行者にとってこれはかなり助かる仕組みなんですね。
で、カウンターにて簡単オーダー「これひとつお願いします!」
こうして出来上がったものがこちら。
これは完全に似ても似つかない別の食べ物!!
そしてこれが他の店でも普通なんです。。
街角ソフトクリーム
夏の昼間は兎に角暑いです。
でもとても乾燥しているので汗っかきな僕でもあまり汗をかきません。
洗濯物はすーぐ乾くしこれは助かる!
町を歩いているとよくソフトクリームの店を見かけます。
だいたいひとつ500ソム(約15円)。
頼んだらその場でクルッと巻いてくれます。
これは見かける度に食べたくなる!!
暑くても熱いチャイ
これは良い文化!!
ちょっと一息つきたい時、外出から戻った時、もちろん食事時に!
中央アジアでチャイはもはや生活の一部です。
チャイと言えばインドのミルクティーを思い浮かべる人も多いかと思いますが、そもそもチャイ=お茶全般を表すワードなのであれはミルクチャイということになります。
中央アジアには大きく分けてコクチャイ(緑茶)とカラチャイ(紅茶)があって、コクチャイが主流で健康的だと言われています。
僕ら貧乏バックパッカーが泊まるような安宿でも外出から戻ると、無料でチャイを提供してくれるところもあるくらいです。
食事の種類が少ない
旅人の間ではしばしば「○○国では食事が合わなかった」なんて話題に上ることがありますが、僕個人的に言わせて頂くと中央アジアは結構大変でしたね。
と言うのは、圧倒的な種類の少なさと米・野菜料理の無さ。
まず中央アジア料理として名前が挙がるのが「プロフ」かと思います。
このプロフというのは中央アジア風炊き込みご飯、一応米料理。
なんですが、なんせ油っこいのなんので米も日本人の感覚としては別物過ぎてあまり好んで食べられませんでした。
次に挙がるのが「シャシリク」という牛、鶏、羊などの肉の串焼き。
これは初めの数日こそ良かったですが、意外と店によって当たりはずれが激しいので途中からほとんど食べなくなりました。
そして主食の「ナン」
これもインドカレー屋のナンとは全く別物で、比較的固くうすべったいパンです。
プロフにもナン、シャシリクにもナン、スープにも、チャイにもナン!!
兎に角テーブルに着いたら必ず出てくるのがこのナン。
まずい訳じゃないけどご飯が恋しくなるのさ。
あとサラダを頼めば必ず決まってトマトときゅうりを塩もみしたようなやつしかなくて、野菜不足に陥ったのでなるべくキッチンが使える宿で自炊をしていました。
人を見た目で判断しがち
男性で長髪、髭、少し人と違う服装の人は要注意です!!
日本人ってヨーロッパとかに行くとウズベキスタン人に間違われることも珍しくないらしいです。
ということは顔は似てるってことですよね?
でも僕が町を歩くといつも好奇な目で見られる訳です。
「一緒に写真撮って」なんて言われるのはしょっちゅう。
警備員から「パスポート見せて」もしょっちゅう。
それは言うまでも無くこれらの特徴の男性が珍しいから。
これまでアジアの国々を歩いてきたけど、ここまで注目されるのは初めて。
最近は長髪を隠すために髪は結んで帽子の中、警備員と目を合わせないようにサングラスをして歩いています。
日が長い
夏は明るい時間がものすごく長いです。
夜なんか写真の様に8時頃になっても全然明るいから感覚が狂う。
でもこれ旅人としてはラッキーなことなんです。
移動日でも夜遅くなるのを気にする必要が減るし、夕方以降の方が断然涼しいけどまだまだ明るいので観光の時間もたっぷりと取れるから。
でもこれ夏の間だけだったみたい。
日の出と日の入りの時刻を試しに調べてみた結果、今年の7月1日は[日の出]5:09と[日の入り]20:06だったけど、真冬の元日は[日の出]7:55と[日の入り]17:19だった。
あ、だから今がシーズンなのか!
情報が日々生まれ変わっている
ウズベキスタン国内の移動は電車が一般的の様ですが、僕はサマルカンドから首都タシュケントへ向うとき、ネットでバスの方がかなり安いとの情報を得たのでバスで行くことにしました。
電車のチケット買いに行くのがめんどくさいし、バスならその場で乗れるとサマルカンドの宿のスタッフに教えてもらったからこれはもうパーフェクトなんじゃないかと浮かれていた。
でもその教えてもらったバス停らしい場所に行ってはみたもののバスが来る気配無し。
そこは見るからにタクシースタンドだった。
タクシードライバーにもバスは無いと言われ(嘘かもしれないが)結局教えてもらっていたバスの料金より少しだけ高い料金で乗り合いタクシーに乗れそうだったのでそれに乗ることにした。
タシュケントの宿に着きそこのスタッフに聞いてみると、タシュケント↔サマルカンド間のバスは無くなったと聞かされた。
しかもその宿の目の前を通っているハズの路面電車のレールが僕の滞在中(2016年7月)にコンクリートへと舗装され消えて無くなった。
それに代わって新しい綺麗なバスが通るようになった。
嗚呼こうやってこの国も発展していくんだなあ。
これでいいんだ・・・これでええぇ!!
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