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ベトナム人との仕事

ベトナム人との仕事

まず、時間や締切に対してルーズ。

ベトナムに限ったことではないが、時間を守る感覚はあまりない。

・8時始業の会社・学校が多いが、8時に会社に来て、朝ごはん食べて、仕事スタートなんてこともザラにある。

・次に、わかっていなくても「はい。」と答えることが多い。くどくても嫌な顔をされても複数回繰り返すことをすすめる。

・また、プライドが高いので、公開説教をするとその後の人間関係に支障をきたすので、控えるほうが無難。

以上の3点は仕事の職種を問わず知っておいた方がいいベトナム人の特性。

知らずに日本人的な感覚で始めると精神を病むので注意が必要。

日本語教師になるための資格と勤務先

日本語教師になるための資格と勤務先

以前の記事にも書いたように、2014年4月11日に日本語教師として、ハノイに降り立った。

現在、ベトナム全土にはかなりの数の日本人日本語教師がいると思われる(正規、アルバイト、非常勤の掛け持ち等。資格のある人、ない人も含め)。私は有資格。

「資格の取得方法」

1.民間が開講する日本語教師養成講座(420時間)の修了
※100%通学、通学:通信=50:50、100%通信の3種。形態によるが、100%通学で30万~50万円?忘れた(笑)
※有名どころでは○ューマンアカデミー。ちなみ私はここの卒業生。

2.日本語教育能力検定試験合格
※年一回10月に実施。上位20%が合格。極論言えば、100人受けて、20人が100点だったら99点でも落ちる。

3.大学で日本語教育専攻・副専攻

上記3点のいずれかを満たすと日本語教師として名乗れる。

海外からの求人も大体上記のいずれかに該当していれば可。
(国によってはVISA取得の要件として、四大卒が追加されることもある)

ベトナムでというか東南アジアでの日本語教師の勤務先は大別すると3つになる。

1.大学(日本語学科)

2.日本語学校(留学希望者)

3.人材派遣機関の日本語教育センター(外国人技能実習生)

私の元勤務先及び現勤務先は『3』。
※ベトナムでワークパーミッションや在留資格を得るには四大卒が最低条件のよう。

社会主義国で結構いい加減なところがあるので、カネとコネで短大卒でも何とかなったりするらしい。

派遣される外国人実習生について

※写真の様な教室で4ヶ月~6ヶ月日本語を教育し、日本へ派遣する

《外国人技能実習生(建前)》

18~35歳ぐらいの発展途上国の人材が3年間日本へ働きに行って、技術を習得し、日本語を習得し、お金を稼いで、母国の発展に貢献しましょう!!!という建前はステキな制度。

《外国人技能実習生(本音)》

技術習得よりお金を稼ぐ出稼ぎ的な要素が上回ってしまっているのは否めない現実。

また残業が不当に安く設定されたり、不払いだったり、失踪し不法滞在をし犯罪に手を染める者もいることもあり、人身売買だと揶揄されることも少なくない。

現在は需要と供給が成り立っているので、誰も大っぴらに異議を唱えていない。

ただ、実際に派遣している人間から言わせてもらえば、全体の悪い例は10%未満だと思う。

悪いことばかり報道され、印象も悪くなっている。

大半の実習生は会社の同僚とも良好な関係を築き、帰国後も交流が続いているという良い例も多数あるし、実際に知っている。

少し前に、50%以上の技能実習生が日本へ行ってから日本に対する印象が悪くなったというアンケート結果が新聞に報道されたが、東南アジアの人は日本に対して、ネガティブな印象を持って、日本へ行くことはまずない。

100%がいい印象を持って行っていくと言っても間違いなく過言ではない。

言葉も流暢に話せないなか、陽気で大雑把な東南アジアの人が、世界で一番細かくて面倒臭い日本へ行って、朝から晩まで仕事をして、印象が良くなるわけないでしょ(笑)

私は日本の報道に悪意を感じている側の一人。

日本語教師の仕事

写真のようなところでワクワクする人は教師向き(笑)

日本人日本語教師の需要は年々高くなっており、給与水準も上昇傾向にある。
(経験や資格の有無によるがUSD1,000前後。VISA取得、家や水道光熱費の補助も割ときちんとしている為、日本よりベトナムにいるほうが財布を気にする回数は格段に減る。物価も低いしね。)

私は1年間日本語教師として、ベトナムの派遣会社の日本語教育センターで教師をしていた。

私は全寮制の寮に個室をもらって、同じ釜の飯は食べてないけど、ベトナムの実習生たちと同じ屋根の下で生活しているとかなり情が移る。

※男は意外にサバサバと飛び立っていくが、20歳前後の若い女の子は海外に3年間も行ったことないし、家族との繋がりが日本とは比べ物にならないので、大泣きすることがままある。まぁもらい泣きしますよね(笑)

日本語教師の仕事は言うまでもなく『日本語』を教えること。

但し、それだけではない。文化・習慣・ルール等、付随するものもきちんと教えなければならない。

日本の文化を紹介するお祭り等へ引率するのも仕事の一つ。

日本への関心がどんどん高まっていて、イベントも増えているので、文化面の紹介や教育に苦労することはあまりない。

大学等の高等教育機関で日本語を専攻できる環境も整っていることもあり、教材にもあまり苦労しない。

しかもベトナムでは、日本の5分の1ぐらいで廉価版のテキストを購入することもできる。専門店も存在している。

日本人教師に求められるものは決して低くない。

日本人にしかわからない感覚や習慣はどんなに日本語がうまいベトナム人でも伝えきれないところ。

授業の準備等、やることは多いが、やりがいはとてもある。

ベトナムには『教師の日』があるほど、先生に対し尊敬の念は強い。嫌って言うほど、学生から慕われるので、先生自体のモチベーションも下がらない(笑)

個人的にはこんなに楽しい仕事はないと思っている。

お金にあまり頓着がなく、海外で生活したいという人は、ぜひ資格を取って、ベトナムへ来てみることをオススメする。

会社運営しながらこのまま永住も

で、今はその実習生を派遣する会社をベトナム企業の看板を借りて、フランチャイズで運営している。

のれん元の会社の仕組み上、役職は社長ではないが、独立採算の為、それに限りなく近いことをしている。

管理・営業にまわってしまっている為、なかなか教壇に立つことはないが、やりたくてうずうずしている(笑)

日々悪戦苦闘し、人様の縁でここまで来ちゃったけど、間違ったとは思ってないし、ベトナムに永住する気もあるので、いいかなと思ってる。

成長真っ只中にいるベトナムでそれを目の当たりにしながら、日々生活できるのは日本で漫然と満員電車に揺られているよりとてもいい刺激になる。

あと、ベトナムで先生やりたい人、求人を抱えてるんで、お気軽にどうぞ(笑)

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MIYAMOTO YUUKI
ベトナムのハノイに来て、ちょうど1年です。現地法人に勤務中です。