メルボルンのレストランで接客
メルボルンにはおしゃれなカフェやレストランがたくさんあります。
ですので、ワーホリに来たらローカルの飲食店で働きたいという人は多いと思います。
ただし、いきなり英語で接客できるかというと、ほとんどの人は経験が無いことなので自信がないと思います。
私も日本で飲食店でのアルバイト経験がありますが、英語で接客できるかどうか少し不安がありました。
そこで今回は、実際に働き始める前に英語での接客経験を積むことができる方法をご紹介します。
その方法とは、レストランでのボランティアです!
Lentil As Anything(レンティル)
ここメルボルンではなかなか有名なようですが、多くのボランティアによって運営されているLentil As Anything(略して「レンティル」と呼ばれることが多いです)というレストランがあります。
このレストランの何よりもユニークな点は、なんとメニューに値段が設定されておらず、お客さんが好きな金額を払う仕組みになっているということです!
レストランの中と出口に貯金箱のような箱があり、そこにお金を入れます。
誰も見ていないですし、お金を払わずに食事をすることもできてしまいます。
実際にお金を払わなかったり、少ししか払わないお客さんも多く、経営は楽ではないようです。
なんと性善説にたったコンセプトかと思いましたが、Lentilは「経済的状況に関わらずどんな人でも気軽に来て他の人と交流を楽しみながら食事できる場所を作りたい」という創設者の思いから始まったとのことです。
食事に対して好きな金額を払う(=寄付する)こと、またはここでボランティアとして働くこと、または音楽をやっている人であれば演奏することなど、人によって様々な形で貢献することによって成り立つコミュニティを目指しているようです。
食事はベジタリアンメニューなのでヘルシーですし、かつどれも美味しいです。
Breakfastはアラカルト(注文)形式、Lunchはビュッフェ形式、Dinnerは曜日によってアラカルトとビュッフェ両方あります。
もちろんコーヒーやお茶などの飲み物も注文でき、ちゃんとバリスタが入れてくれます。
現在メルボルンに4店舗とシドニーにも1店舗あります。
私が行っているのはAbbotsford Conventという場所にある店舗なのですが、このConventは歴史的な建物や庭園が集まった施設で、こちらも地元の人々の協力によって運営されています。
Lentil以外にもおしゃれなカフェや雑貨屋、アーティストの展示スペースなどが入っています。
とても趣のある建物なので、天気の良い日に周りを散歩するのがすごく気持ちいい場所です。
Lentilには子供からお年寄りまで、かつ多国籍で本当にいろいろなお客さんがいます。
毎日のように来ている常連さんもいますし、常連さん同士でよく集まって何やら楽しそうに話していたりします。
ここではオーダーを取るときにお客さんの名前を聞くので、常連さんの名前も自然と覚えられて仲良くなりやすいです。
そのためか常連さんとスタッフが親しげに話している光景は常に見かけます。
シフトが入っていない日に遊びに来るスタッフも多く、本当に人が自然と集まれる場所なんだなと感じます。
ボランティアで働く
そんなユニークなレストランですが、スタッフの多くはボランティアで成り立っています。
そしてこのボランティアスタッフは常に募集していて、誰でも自分の都合のよい時に働くことができます。
毎週行われているボランティア説明会に出席さえすればもう働き始められます。
ボランティア用のシフト登録サイトがあるので、毎週決まった曜日に働きたい場合はここに登録しますが、もし急に翌日予定が空いて働きたい場合は当日に登録なしでいきなり行ってもOKなようです。
逆に急に働けなくなってしまった場合も、連絡を一本入れれば大丈夫です。
(なるべくしない方がよいとは思いますが)
本当に自由なので、無理なく続けることができると思います。
ボランティアできるポジションは3つあり、フロアスタッフ・キッチン・皿洗いがあります。
必ずしもどれかに絞る必要はなく、その日によってやりたいポジションに付くことができます。
(あまりにも人数に偏りがある場合はその通りにはなりませんが)
フロアスタッフの場合、初めは飲み物の注文しか取る必要のないLunchからやってみるのがおすすめです。
(BreakfastとDinnerはフードメニューの注文も取るので)
キッチンは一度しか入ったことがないので詳しくないのですが、ひたすらに野菜を切ったり食材の準備がメインでした。
どのポジションにしても、初めは各ポジションのリーダーがちゃんと教えてくれますし、分からないことは周りの人に聞けば誰でも親切に教えてくれるので安心です。
初めはどんなことでも緊張しますが、とてもアットホームな環境なのですぐに慣れて楽しむことができると思います。
”ローカルカフェで働きたいけど英語が不安”という方には、ボランティアで英語での接客経験を積んでみることをおすすめします。
素敵な場所なので、お客さんとしても是非行ってみてください。
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