8,652 views

ワーホリで住んだ二大都市の比較・違い

ワーホリで住んだ二大都市の比較・違い

オースオラリアの都市といえば、シドニー、メルボルン、キャンベラ、パース、アデレード、ゴールドコースト、ケアンズなどがすぐ思い浮かぶだろう。

今回はオーストラリアの二大都市メルボルンとシドニーに住んだ経験から地理、気候、建物、文化、人、交通網、観光地を比較し列挙した。

場所・地理

場所・地理

シドニーはニューサウスウェールズ州(NSW)にあり、メルボルンはビクトリア州(VIC)にあり、どちらもオーストラリア大陸の東側に位置する。
どちらも海沿いにある都市(オーストラリアの都市は全て海沿いにある)で、両者とも素敵なビーチがシティから遠くないところにある。シドニーで言えばめちゃくちゃ人の多いボンダイビーチや比較的綺麗なマンリービーチ、クローヌラビーチ、クイーンズビーチ、シェリービーチがある。メルボルンで言えばセントキルダビーチやカラフルな小屋が立ち並んでいることで有名なブライトンビーチ、ウィリアムタウンビーチなどがある。
また、シドニーは河口付近の地形がすごいことでも有名だろう(その風景がポストカードにもなっている)。

留学でもワーキングホリデーでも観光でも、移動は徒歩がメインになると思う。シドニーのシティは結構起伏が激しく僕はシドニーのシティ内を歩くときは億劫になっていた思い出がある、対してメルボルンのシティは比較的平地だ。

気候

気候

シドニーはメルボルンより北にあるため、シドニーの方が暖かくメルボルンのが寒い印象がある。またシドニーは同じような天気(晴れの時は晴れ、雨の日には雨が)が続く。
僕がシドニーにいた頃、一週間ほど雨が続いたこともあったほどだ。
反対にメルボルンは天気が変わりやすいことでも有名な街で、日々の気温や天候も変動が激しいが、同様に1日の中でも晴れや雨がすぐ入れ替わることが多かったりする。

両者とも1年の平均気温は東京並みだと思っていて問題ないだろう。

建物・文化

建物・文化

シドニーもメルボルンもイギリス風の建物が目立つ。それはもちろんオーストラリアの国旗からもわかるようにイギリスからの移民が作り上げた国なので、イギリス風の建物が多いということだろう。教会もあちらこちらに点在している。
またシドニーは経済の中心で忙しい大都市的な存在であるのに対し、メルボルンは人はそこそこ多いながらも音楽や芸術の街としても知られ、ファッションやアートの中心である。

人と英語

人と英語

オーストラリアは移民の受け入れを積極的にしている国であり、ワーキングホリデーでの入国に関しては世界一。シドニーもメルボルンも同じようにアジア全域から、アメリカ大陸、ヨーロッパの人たちも多い。南アフリカからの移民も意外と多い。違うところはシドニーは日本人含めアジア人の割合がメルボルンよりも多いということだ。ここは英語を習得したい人にとっては重要なところではないか。あとは、シドニーの方が今から働きに行くという感じの人が多く、メルボルンの方がフランクでゆったりしているのを感じた。

交通網

交通網

まず第一に言えることは、両者も車を乗ることに関しては全くお勧めはできない。観光、留学、ワーキングホリデーで来る人にはいないと思うが。

電車は東京と比べると両者ともほとんど走っていない。
電車の必要性は感じないので、気にすることもないと思う。メルボルンよりはシドニーのが走っている本数も多く、駅が多い。しかし、メルボルンにはトラムと呼ばれている路面電車があり、これはかなり便利だろうと感じる。シティ内は無料で乗れるし、乗り降りは改札なども通る必要がなく地上から乗れる。

賃金・家賃

賃金・家賃

家賃などの金銭面はとても重要なところだろう。賃貸のマンションや一軒家はどうかわかないが、結論から言うとバックパッカーやホステル、シェアハウスの家賃はわずかではあるが現在はメルボルンのが高いと思う。かつてはシドニーのが高かったとメルボルン在住の日本人も言っていたが、現在シドニーのが安い理由はシドニーの方が人も多くバックパッカーやホステル、シェアハウスの数が多いからではないのかと考えてる。また反対にメルボルンがシドニーより高い理由は、現在ではメルボルンを訪れる人が多いのにも関わらず、シドニーよりも宿泊施設が少ないからではないだろうか。

観光地

観光地

オーストラリアの観光地であれば、都市よりも自然の方が有名なことは言うまでもないが、参考程度に書いておく。

シドニーとメルボルンの観光地については両者とも近代都市であり、観光名所と言われる場所も多くはないような気もする。
シドニーで言えば、テレビに出てくるオペラハウスが有名だろう。実際行ってしまえば1、2日で事足りてしまうような気もする。オペラハウスの見える公園やビーチでのんびりするのもアリだと思う。その他には、毎週末開かれるマーケットがシティ内に多く点在する。
対してメルボルンはストリートアートや音楽が有名で、僕もストリートアートを見て回ったり、素敵な路上ライブを何度も見た。またグレートオーシャンロードと言われるところもあり、ここは自然の観光名所で、自然の雄大さを味わえる。
どちらにもショッピングするところはかなりある。ただ、メルボルンの方がおしゃれで日本にはないが世界的に有名なブランドのお店も多い。また上記で触れたように、どちらにもビーチがあるのでそこでのんびりするのもいいだろう。

シドニーとメルボルンに対する僕なりのまとめ

シドニーとメルボルンに対する僕なりのまとめ

僕はシドニーにもメルボルンにもワーキングホリデーで住んでいたが、断然メルボルンのが好きだ。その理由は次の通りである。
シドニーは人も多く、日本人含めアジア人の割合もかなり高い。メルボルンはシドニーよりも多くの民族で構成されている点で刺激的に感じた。シドニーはシティがメルボルンのシティよりも広いが、その割には街を歩き回っても興味をそそられるお店やストリートがあまり多くなかった。またシドニーのシティはまさに近代都市を感じさせ、シドニー独特のものがなかったようなに感じた。僕にとってメルボルンの方がはるかにおしゃれな街であることは間違いない。日本には展開されていない有名なファッションブランドもあり、街のいたるところで質の高い音楽のパフォーマンスがあり、シティ内にもかかわらずストリートアートだらけの通りもあるほどなのだ。

シドニーにはその街を表す色というものがなく、ありきたりのファッションに溢れた、まさに近代的な忙しい街という思い出しかない。ただシドニーの公園の多さ、公園の質、公園からの景色だけは好きだった。

留学やワーキングホリデーに来る際にはぜひ参考にしていただければと思う。

The following two tabs change content below.
YOSINARI TAKASHI
読んでいただきありがとうございます。現在はオーストラリアのメルボルンから発信しております。個人でのブログも書いており、今後写真活動をしていく予定です。 ブログ〜写真メインの日常雑記録〜