ホームステイと語学学校で得たもの
わたしのホームステイ、語学学校という選択。
ブリスベンで私は、ホームステイを1ヶ月し、語学学校には4ヶ月通った。
日本ですべてを手配したこともあり、これはかなりの自己投資だった。行かない選択もあったと思う。
だけどあえて私は語学学校にも通い、ホームステイもしてみた。
結果からいえば、この選択は大正解だった。
ホームステイも、様々な家があり、学校の友人間でも合う合わないといった会話は日常的だった。
そんな中私の場合は、ホストマザーにも、コロンビアから来ていた同じステイ仲間にも恵まれた。
ホストマザーはオーストラリアの母の様な、親友の様な存在になっていて、今も連絡を取り合い、会いに行ったり、どこかで待ち合せたりして、近況の報告をしている。
困った時はいつでも相談に乗ってくれる、優しく暖かい存在である。
一番最初に街の事、オーストラリアの事、生活する上で必要なバスの乗り方、電車の乗り方、スーパーの種類、ランチにお勧めのお店、物の値段の相場などなど…教えてくれたのはマザーだった。
学校へ行くだけでも不安だった私に、たっぷりの愛情をもって、オーストラリアの家を作ってくれた。
ステイ仲間も、一番の親友だ。
経済的な不安、学習、将来への不安…様々な不安や困難を共に共有し、相談し、乗り越えた。
シェアハウス探しも一緒にしたし、そして、旅行にも一緒に行った。
自然や風景、そして生き物、綺麗な物、様々な物事への感動を共有したし、その人間性に本当に心から魅力を感じる親友だ。
現在、シドニーに拠点を移した親友とは、お互い新たな目標に向かっている今も連絡を取り合い励ましあっている。
国際色豊かな幅広い年齢層の友人たち
語学学校では、高校生世代から、30代、はたまた私たちの親世代まで実に幅広い年齢層の生徒がいる。
語学留学だったりワーホリだったりと、国際色も実に豊かだった。
学内外のイベントを通して、本当の多くの友人ができた。
そして自分の年齢を忘れる、年齢は関係ないことを知った。
みんなそれぞれの目標があり、そして同じようなカルチャーショックの中にいて、共有できることは本当にたくさんだ。
英語という共通語をみなで使いながら一生懸命伝え合うその日々は、本当に貴重で尊い時間。
ナショナリティーを感じたり、パーソナリティを感じたり、驚くような常識の違いを感じたり…コモンセンスって…と。
世界は広いけれど、こうやって繋がることができる感動を得た。
そして今しかないんだということも感じる。
またそれぞれの国に帰ることを思うと、こうやって共有でいる時間は今しかないということを感じ、だからこそ今しかできないことを、今しかできない仲間としたいと思い、選択することがたくさんあった。
始めのうちは、英語もままならなくて、伝えることを諦めてしまうことも正直あった。
だけど、今しかないとわかったその瞬間から、どんなに時間がかかっても、遠回りしても、ちゃんと伝える努力をしようと思うようになった。
こんなに必死になったり、楽しくて思いっきり笑ったり、美しい風景や自然にともに感動したり、本当に素敵な時間ばかりが広がっていた。
語学学校が終わってしまうことに不安を感じるほどだった。
そこには英語以上のものがあった
日本にいた時、語学学校は高いなぁとか、英語を勉強するための投資だとか、そんな風に思っていたけれど、実際は、語学以上のものを得るための投資だったと私は感じている。
世界を知り、そして日本を改めて知ることにもなる環境。
繋がることができた友人は何か国だろうか…
現代は便利なツールがたくさんあり、インターネットもネットワークも本当に便利。
だからこそつながった後もずっと連絡を取り合うことが出来たり、共有することが出来たりもする。
そしてその友人を訪ねての旅という素敵な夢もできた。
語学学校、ホームステイには日本を出る前には想像もしていなかった世界の広がりがある。
国境、世代、年齢の枠を越えた友人ができる。仲間ができる。
日本に居たら知ることのなかった世界に身を置くことになる。
学校や仲間が教えてくれること、与えてくれることが本当に大きくてびっくりするし、きっとあなたの心の支えになる基盤ができる事は間違いない。
もし、今語学学校を迷っていて、とりあえず資金があるならば、1ヶ月でも良いと思うから行ってみたらどうだろうかと思う。
実際、オーストラリアに来てからでも語学学校の手配はエージェントに行けば簡単にできる。
行かない選択をしたとしても、自分次第でアルバイトや、住んでいるところでも友人はできるだろう。
ただ、迷っているとしたら、私は語学学校をお勧めしたいなと思う。
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