ニュージーランドの保育にふれたい
私は日本で幼稚園教諭を3年間していました。
その中でも自然の中の保育が大好きで、どろんこになったり畑で野菜を育てたり…
たくさんのことを子どもたちと挑戦しました。
私は、自然の中で子どもたちが育っていくということを信じています。
そして、世界には日本よりもっと自然大国があり、その中の保育を見てみたい。自分も一員となって保育をしたい!!
そんな想いは、就職したときから日に日に強くなり、それを実現しにいこうと思ったのがニュージーランド。
あのテカポの星空を見て、ここだ!と思ったときの気持ちは今でも強く覚えています。
今回は、そんな保育ボランティアに携わったという、夢物語が現実になったお話をさせて頂こうかなと思います。
保育施設・ボランティアについて
実はニュージーランド、多岐にわたって保育施設があります。
保育園、幼稚園、チャイルドケアセンター、テ・コハンガレオ、プレイセンターなどなど…
それぞれ特徴がありますが、子どもたちを大切に保育しているという点ではどこも同じです。
私は自分が頑張ってきた英語と夢を持って、たくさんの保育施設に自らアタックをかけにいきました。
保育ボランティアは、日本から申し込んで受け入れてくれるところもあります。
また、こちらの大学で幼児教育を専攻して実習させてもらえるところもあるそうです。
しかし、近年ニュージーランドの法律も厳しくなっているそうで、ニュージーランドの教員免許を保持していないと受け入れられないというところも増えてきているそうです。
そんな中での私の冒険。
たくさんの人から「今は難しいと思うよ。」などと言われましたが、諦めたくありませんでした。
私は、世界の保育にふれたいという夢を叶えたくてニュージーランドに来たと言っても過言ではないからです。
とにかく自分を信じて、いくつもの保育施設を周りました。もちろんドキドキしっぱなしです。
断られて凹むことも。
ニュージーランドの保育資格を持っていないこと。自分の英語レベル。
なかなか厳しいのは事実だったので…。
けれど、ついに思い描いた場所に辿り着いたのです。
「是非来て欲しい」
「いつから来れる?」
そんな風に歓迎してくれた先生方に今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
託児所「Creche」
そしてその日から約1年ボランティアとしてお世話になった保育施設はCreche(クレッシュ)というところ。
Crecheは元々フランス語ですが、英語ではDayCare(ディケアー)センター、日本語では託児所という意味になります。
ニュージーランドでは、このCrecheはかなり需要もあるようで、あらゆるところで目にします。
子どもは26人(2歳児未満8人、2歳児以上18人)までと決まっています。
保護者は何曜日に預けたいかを予約する形です。
先生は事務さんを含め、5人(多国籍)でした。
ニュージーランドは本当に多国籍な国です。
なので、ここでもたくさんの国籍の子どもたちに出会いました。
そして保護者ヘルプ制度が設けられていて、時間がある保護者はお手伝いにきてくれるのです。
Crecheで過ごした一年間
Crecheで過ごした一年間は私にとってかけがえのない宝物になりました。
国が違っても、心が通じ合う喜び。
夢に描き続けた子どもたちとの時間。
どの瞬間をとっても、幸せだったとしか言いようがありません。
先生方や保護者の方にもとても感謝され、胸いっぱいになりました。
ニュージーランドの保育の現場で役に立てているという実感が、自分を一回りも二回りも大きくしました。
言葉の壁にぶつかることもありましたが、そのやりがいが言葉の壁を取り除いてくれました。
Crecheでの生活が自分の英語力をあげてくれたと実感するぐらいです。
ニュージーランドの保育ボランティアに携わるという大きな冒険は、とても自分を成長させてくれました。
今でもこの経験が私を支えてくれ、夢が広がるばかりです。
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