僕のワーホリ体験談〜第2話〜
前回ワーホリで訪れたニュージーランドのビンボー暮らしを半年終えて、オークランドに移り住むことになりました。
またしても前回のような家探しの苦労を、ここでも体験します。
flatmateを使い、なんとか部屋を見つけることはできましたが、入居日まで5日ほどありました。
その間、たまたまラグビーのワールドカップがあり、バックパッカーは満室で泊まる場所がなかったのです。
そんな窮地を救ってくれたのは、クイーンズストリートで宣教活動をしていたハワイからのミッショナリーの一団でした。
以前、下見にオークランドに来た際に彼らと知りあいました。
彼らのうちの一人の韓国人の女の子の親戚の家に二日ほど泊めてもらいました。
また、その宣教活動のところで知りあった若い中国人夫婦の家にも、一晩泊めてもらいました。
誰の家にも泊まる当てがなくなった日があり、スーツケースを引きずり市内のバックパッカーを回ったこともありました。
最後の一軒で、ようやくドームのベッドがひとつだけ空いている場所にたどり着きます。
普段は20数ドルのレートなのですが、その際は70ドル払うことになりました。
そんなこんなで、入居日を迎え晴れて自分の部屋を手にします。
レントは週175ドルでした。
ビルのような建物で、フロアには10個のシングルルームが蟻の巣のように並んでいます。
ここでよかったのはキッチンが共有で、たくさんの人と友達になれたことです。
ブラジル人・ロシア人・タイ人・マレーシア人・キウイ・メキシコ人・・・
もちろん日本人も。
また、ラウンジでみんなでモノポリーをするのがとても楽しかったです。
オークランドで仲良くなったキウイの友達
そこでできたキウイの友達ととても仲良くなりました。
その人は29歳で精神的な病気を患っていて生活保護を受けていました。
彼は暇なので、よくコーヒーやビールを飲みながら話をしていました。
教会にもよく連れて行ってもらいました。
僕はクリスチャンではないのですが、ライブ演奏に合わせて歌を歌ったり、その場に居るいろいろな人と話すのが好きでした。
初めて外国人の彼女ができる
それから、初めて外国人の彼女のような人ができました。
彼女は大学でシティプランニングの研究をしていて、見た目はかわいらしいのですが男勝りで、よくドライブに連れていってもらっていました。
一人だけなので一概には言えないでしょうが、日本での付き合いかたとは違うな、と思わせるような体験が多くありました。
その人はタイ人で、オーストラリアの旅行をこの前に一度、年明けにもう一度する予定です。
仕事は日本の商品を扱う店で販売員をしていました。
初めて取り組む仕事だったのでミスも多くしましたが、ここで半年間働きました。
給与もよくボーナスや祝日出勤には有給がつくなど、法律に準拠した非常によい職場でした。
週五日30時間ほど働いて2000〜2500ドル程もらっていましたし、友達たちと遊ぶ時間もとれてよかったです。
オークランド最後の一日
そんなこんなでオークランドを半年間過ごし、ワーホリビザが切れる時が来ます。
彼女にオークランド空港まで送ってもらいました。
別れ際は僕だけが泣いていました。
しばらくすると彼女からテキストメッセージがきて、僕はまた泣いていました。
空港の人に変に思われたかもしれないです。
それから、また新しい地への飛行機に搭乗します。
次はオーストラリア・メルボルン。
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