6,065 views

WWOOF(ウーフ)とは?

様々なことをWWOOF(ウーフ)で体験

私は大学2年生の春休み、2か月間を使い、ニュージーランドでWWOOF(ウーフ)していました。

WWOOF(ウーフ)とは、農家のお手伝いをさせてもらうことによって、滞在費と食費が無料になる(その中で文化交流・観光・語学上達が可能!)というプログラムです。

日本では知らない人が多いのですが、WWOOF(ウーフ)は世界的には認知度がとても高く、たくさんの若者が”WWOOFER”として各国で滞在しています。(年齢制限はないが、多くが20~30代)

WWOOF(ウーフ)は世界中で行われているので、ヨーロッパ・カナダ・アメリカ・オセアニア・アジア諸国など自分の好きな国を選んで、滞在することができます!

ステイさせてもらう農家や滞在期間は、自分で直接ホストの農家にメールをして決定するので自由度がとても高く、好きなように、好きな国で滞在が可能です。(WWOOF(ウーフ)のエージェントに頼んで、有料で農家と交渉してもらう手段もある。しかし自分で農家にメールすることこそが、語学上達につながるので絶対におすすめ。)

各国のWWOOF(ウーフ)サイトに登録料さえ払えば、その国のホストである農家のメールアドレスを手に入れることができるので、あとは自分の語学力で農家に交渉しましょう!

仕事内容は幅広く、馬や牛、鶏や羊などの動物を飼育している農家もあれば、フルーツを育てている農家もあるので自分の好きな業務内容を選ぶことができます!

お手伝いする時間もそれぞれの農家によって異なるのでとりあえずWWOOF(ウーフ)のサイトで農家のリストを見てみてください。(「WWOOF(ウーフ)」の後に「カナダ」「アメリカ」など国名をつけて検索!)

では、私がWWOOF(ウーフ)をすることに即決した理由の3つを書いていこうと思います。

(1)ニュージーランド滞在費用がまるまる無料だから!

日本でもなかなか見られない羊の大群

2か月間、WWOOF(ウーフ)を利用しWWOOFERとしてニュージーランドで滞在するためにかかった費用は全部で20万円もかかりませんでした!(往復航空券 16万、INTERCITYの15時間乗り放題バスチケット 約1万2千円、お土産代 1万)

食費や滞在費はもちろんいらず、ホストによっては観光地やおしゃれなカフェに連れて行ってくれたり、自由時間に自転車を貸してくれたりしたので、現地での生活を満喫できました。

お金がない、でも海外で語学と文化を学びたい、普通のホームステイでは物足りない、WWOOF(ウーフ)はそんな人にぴったりの滞在方法です。

(2)普段できないような経験ができるから!

見つけた日本語と小さな富士山

私は2か月で3軒の農家に滞在しました。なぜなら同じ農家にずっと滞在するよりも、多くの経験を積むことができると思ったからです!

そして、今考えてもこの選択は正しかったです。私の場合、幸運なことに3軒とも素晴らしいホストでした。

しかし、中にはホストと気が合わなかったり、仕事内容が過酷だったりすることもある可能性があるので、短期間で滞在先を変えた方がより良いホストと出会えます。

3軒の農家は、異なる業務内容の、すべて違う町を選びました。

1軒目は草刈りや料理のお手伝い、2軒目は馬・うさぎ・犬・ハト・ねこ・豚・ポニーなどたーくさんの動物のいる農家でお手伝い(ここのホストは文化交流を目的にしていたので1日に1時間働いたらあとは自由時間でした!馬にのってホストと一緒に家の周りの山を駆け回ったり、家の外にあるトイレのドアに日本の絵を描いたり、娘さんの誕生日パーティーをしたり、洞窟でホタルをみたり。。。笑)3軒目は乳牛や豚を育てている老夫婦の農家で、屋根に登って太陽光パネルを掃除したり、牛のうんちを拾って肥料にして畑を耕したり!

さらに、ホストの友人が現地に住んでいる日本人夫婦を紹介してくれたので、そこで3日ほど泊まらせ てもらうこともできました!(sailingに連れて行ってもらった!)

農家で働くことによって、食のありがたみを知り、その国の文化に深く触れることができます。

日本にいては絶対に経験できないこともたくさんやらさせてもらいました。

2か月でニュージーランドの人の温かさや、日本との違い(水が貴重なので、皿洗いの時、洗剤は水洗いせずタオルで拭くなど!)を知る事もできました。

特に、感動したのはニュージーランドの夫婦は交代で家事をすること!日本では女の人が料理も皿洗いもすることが多いですが、NZの旦那さんたちは(三軒とも)奥さんと毎日交代制で家事をしていました。思いやりが素敵!

*農家に滞在するので、虫嫌いとかいってられません!仕事なので、手袋をしてでも畑作業をしました。でも動物の糞を肥料にしてくれるのは、ミミズたちなので、彼らへの感謝の気持ちが芽生えました!(日本で大学生をしていると虫の大切さを知ることはできなかった。)野菜作りに虫たちはかかせません。

ただし、私は2か月間滞在しても、毎日畑に出現するミミズに慣れることはなかったです。笑(毎回叫ぶ)

(3)英語力がとっても上達するから!

バースデーケーキ

WWOOF(ウーフ)の魅力の一つとして、農家の人と交流を通して自然な英語を学ぶことができます。

私の場合は、3軒すべてのホストに英語の勉強を手伝ってもらっていました!毎日私の書いた英文日記の添削、英文の発音訂正など。

ホストはみんなとても親切で、WWOOFERが語学を学ぶために滞在していることを知っているので、頼めば快く英語の勉強に付き合ってくれます。

ホスト達は海外の文化にも興味をもっているので、英語で日本文化を紹介することも良い勉強になります!実際、帰国後の私のTOEIC・TOEFLの点数は格段に上がりました!

また、ホストによってはたくさんのWWOOFERを受け入れているので、外国人の友達もできます。

私の場合、1軒目にドイツ人のWWOOFERと一緒に滞在したのですが、彼女の英語力の高さに驚きました。NZ滞在中にドイツ人のWWOOFERをたくさん見かけました!ドイツだけでなく、ヨーロッパ人の英語力はとっても高いです!日本人の比ではないです。笑

はじめの一週間は、自分の英語力の低さに落胆しましたが、私も頑張ろう!と良いモチベーションになりました。

なので、WWOOF(ウーフ)の農家を選ぶ際には、他のWWOOFERと共に滞在することもお勧めします!仲良くなって英語の勉強法を聞いたり、彼女たちの国の文化まで知る事ができるからです。

*WWOOF(ウーフ)を応募する際には、ある程度の語学力が必要になります!農家でのお手伝いはその国の言語で行われるので、基礎の語学力が備わっていないと仕事になりません!笑 そして地域によって方言が異なるので、高いリスニング力も必須です。

以上、3点の理由からWWOOF(ウーフ)は非常にお勧めです!!

素敵なホストたちのおかげで、ホームシックになることもなく(もはやニュージーランドが好きすぎて、日本に帰りたくなかった。笑 逆ホームシック。)、語学を上達させ、文化交流をし、お財布にも優しい海外滞在ができました。

自然がすき、動物がすき、語学を上達させたい、国際交流がしたい!そうおもっている方は、ぜひWWOOFERになってみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.
contributor
contributor
BoundtoBoundでは寄稿者を募集しています。 あなたの経験が、これから海外に飛び立つ方の力になるかも知れません。 お気軽にお問い合わせください。