フィジーの日常生活情報
Bula!!
私は語学留学でフィジーに7カ月滞在していました。
幸福度ナンバーワンのフィジーの生活についてお話ししたいと思います。
冒頭のBula!これは文字通りブラ!と読みます。フィジー語でこんにちはという意味です。フレンドリーでのんびりやという南国気質のフィジアンは知り合いであろうとなかろうと、道端、お店、はたまた取り込み中でもBula!と親しげに声をかけてくれます。
バス停で出会ったフィジアンと、次の週末相手のお家でランチという事態もよく起こります。日本では考えられないですね。この国民性を持つフィジーでこそ楽しめる経験です。
ちなみにフィジーにはフィジアンとインディアンが半々ほど、それからポリネシアンなどその他が5パーセントほどです。
私は7カ月の間インディアンの家庭、フィジアンの家庭、そしてホテルと三つの異なった場所に滞在したので今回はそれぞれの生活についてです。
まずインディアン。インディアンは、商売上手。よく言えばお金にきっちり、悪く言うとずる賢い。フィジーのタクシードライバーはほとんどがインディアンなのですが、メーターのついてないものにのるととんでもない額請求されたりします。
インディアンの家庭に滞在していたときも、お金にはきっちりしていると感じました。そして比較的時間を守ってくれます。
これに対してフィジアン。フィジアンはとにかくおおらか、そしてフレンドリー。細かいことは気にするなって感じです。時間もかなり気にしません。一時間単位で気にしません!○時に待ち合わせね。なんて言われたとしてもその時間に相手が待ち合わせ場所に現れる可能性は0です。はい!言い切れます!
それを彼らは“フィジータイム”とよびます。
このように、フィジアンに時間は関係ないのです。時間を気にせずのんびりできる。フィジーの良さですね。しかしそれは語学学校には適用されません…(c_c)
それから、とってもおしゃべりです。こちらが英語喋れなくても、ゆっくりわかりやすく、そして待ってくれます。そしてよく笑う。ここにも幸福度ナンバーワンの理由があるのではないかと思います。
水や料理やお風呂について
そしてここからは日常生活のお話。
フィジーでは、発展途上国には珍しく水道水が飲めます。
ただ、断水がとても多いです。予告なしに水道管工事を始めたり、水道管が壊れたり。その工事ものんびりのんびりなので、常夏の南国で2日お風呂入れなかったという悪夢もありえます。
それから、私がインディアン家庭に滞在していたとき、そのお家はちょっとした丘の上にあり、水道管の大元から離れたところだったので、朝や夕方、食事時になると多くの家庭が水を使うため、水圧が弱くなりほとんど水が出て来ませんでした。
インディアン家庭はもちろん毎日カレー。ヒンドゥー教、ムスリム教ともに豚を食べることが禁止されているので豚は出てきません。チリをなににでも使います。油断してサラダを食べた私はその辛さにその後30分ほど苦しみました。ただ、お菓子はとことん甘いです。年に一度あるヒンドゥー教のディワリという祭りでは、日本のクリスマスのように家をイルミネーションでかざり、たくさんのお菓子を作り、友達に配ります。
フィジアン料理での主食は主にキャッサバという芋です。これはタピオカの原料です。フィジーにはフィジアン料理のお店があまりないので、フィジー料理を食べるにはホームステイか、あちこちにある村に遊びにいくしかありません。フィジアン料理にはココナッツミルクがよく使われ、魚も多いです。島では生の魚もよく食べられています。
お風呂のシステムは、なんとソーラーシステム‼︎名前は最先端ですが、その内容というのは“水の入ったタンクを屋根の上に置き日光に温めてもらう”という原始的なもの。そのため雨の日、曇りの日はお湯が使えません。
お金持ちのお家では電気を使っているのでいつでもお湯が使えますが、断水の時は諦めるしかありません。
気候・季節
フィジーは常夏。そんなフィジーにも二つの季節があります。
“乾季”と“雨季”です。
乾季は大体5〜11月、雨季は11〜4月です。雨季に傘は必須です!乾季でも急に雨が降ってくることもあるのであると便利ですが。
フィジーの傘は、もう傘というよりパラソルです。めっちゃ大きいです。色は皆さんが想像しているパラソルの色です。赤青緑黄色の例のカラフルなものです。
空模様で天気はまったく予測できません。ついさっきまで晴れていたかと思えば土砂降り、そしてすぐまた雲ひとつない青空なんてことがよくあります。
私が滞在していた時2度ハリケーンがやってきて、学校が休みになりました。ハリケーンがくるとよく洪水が起こります。川にかけられた橋が流されたり、町が水没したりという規模の洪水です。
そこで学校が休みになる前日、このように全ての濡れると困るものを高いところへ避難させました。※しかし雨は全くといっていいほど降らず、四連休を手に入れた私は3泊4日の旅行にでかけました♪
フィジーの暑さのピークは1月の終わりから2月の初め頃です。南半球なので日本と真逆ですね。
この時期は半端なく暑いです。夜も30度越えしています。ほとんどの家庭にはエアコンがないので、暑すぎて夜寝れないという話も学校で友人からよくききました。
私はというと、その時期はエアコンのあるホテルで快適に過ごしていました。 しかし私の滞在していたホテル。マネージャーが日本人の客からお金を騙しとっていたことが発覚。後にマネージャーは首になりました。私は被害にあいませんでしたが、フィジーと言わず外国はどこでも、このようなことに気をつけてください。
英語があまりしゃべれなく、あまり主張しない日本人はいいカモと思われています。前述したタクシーの件も同じ理由からです。
外に行くのがとても辛かったこの時期。何を隠そう日光アレルギーである私は、紫外線が日本の7倍というこの国で毎日長袖長ズボン、帽子日焼け止めSPF50〜70と共に過ごしてギリギリアウトという毎日を送っていました。SPF30なんてこの国では通用しません。
日光アレルギー以外のみなさんにはNo problem!!な幸福度ナンバーワン!
常夏フィジー生活編はここまでです。
ありがとうございました。
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