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海外大学へ進学するならどこの国?

海外大学へ進学するならどこの国?

海外の大学へ進学しようと思ったとき、あなたならどの国の大学へ行きたいと思いますか?

個人的な意見ではありますが、大半の人はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど、世界トップの大学が多数集まる国を思い浮かべるのではないでしょうか?

現在、私は上記で述べたような国ではなく、スペインにある大学へ進学するため準備をしています。

そこで今回はなぜスペインの大学なのか?という理由について書いてみようと思います。

スペインの大学について

スペインの大学について

まずはスペインの大学について簡単に説明します。

スペインの大学へ入学するには、PAU(Prueba de Acceso a la Universidad)あるいはSelectividadという全国統一試験を受け、その結果によってどの大学に入れるかが決定します。

スペインには短期大学というものはなく、4年間大学へ行き卒業すると学士(Grado)の学位を授与されます。

医学、獣医学、歯科学など、専攻する分野によってはさらに在学期間が長くなることもあります。

学費が安い

学費が安い

日本の大学の学費、国立大学では初年度平均で約82万円、私立大学では初年度平均で100万円かかるといわれています。

さらに医学部などであればもっとかかります。

日本の学費・・・高いですよね?

私は日本で短期大学を卒業し、現在、会社員をしています。

約2年前に再び大学に入り栄養学を専攻したいと思うようになりました。

でも・・・日本で会社を辞めて、一人暮らしで、学費も払いながら学生生活・・・ムリムリ(・´з`・)!

社会人になったら学生の奨学金をもらうことは難しいのが現状です。

でもどうしても大学で栄養学を学びたい!とネットサ~フィンをしていたところ、スペインの大学に関する記事を発見。

ずーっと見ていくと学費のところにあたりました。

皆さん、スペインの国立大学の学費、おいくらだと思います?

な、な、な、なんと約20万円前後(゚д゚)!!!

私は目がどうかしたのかと何度もゼロの数を数えなおしました(笑)

日本の大学初年度の学費で卒業できちゃうじゃーん!

そう思ったのです。

もちろん私立大学はもっと高いですが、とにかく国立大学が格安なのです!

ちなみにスペインでも私立大学は平均で約100万円前後かかるので、もし安く大学で学びたいという理由でスペインの大学を選ぶのであれば、国立大学を選んでくださいね!

大学選びの基準

大学選びの基準

日本やアメリカなど皆さんが多く進学する国の大学には大学ランキングたるものがありますよね?

実はスペインにはそのような大学のランキングというものが存在しません。

いわば学歴主義の日本で育った私たちにとってそれってよく意味がわからないですよね。

例えば、スペイン人の友人に大学に関して聞くとこんな会話になります。

私:「ねーねー、スペインの大学で栄養学を学びたいんだけど、どこがこの分野でレベル高いの~?」

ホルヘさん(仮名):「えー?そんなのわかんないよ~。どこがいいとかないし~。」

そう。本当にスペイン人の友人に大学のランキングなどを聞くとこんな感じの返事が返ってきます。

じゃあスペイン人はどうやって大学を選んでるのか?

はい、彼らの大学を選ぶ基準は実家から近いかどうか。

家族との時間を大切にするスペイン人にとって、とても大切なポイントなのだそう。

そして、彼らにとって大学の名前ではなく、何を学んだかが重要なのだそう。

だから、日本みたいに大学で専攻したものと全く関係のない仕事に就くのはちょっと不思議なのだそう。

私は何となく日本の“有名大学を卒業すれば就職しやすい”などといったステータスがある感じがどうも腑に落ちないところがありました。

そりゃ有名大学であればいろんな面で整ってるかもしれないけど・・・結局はそこでその人が何を学んだかじゃん?と思っていました。

そんな中、スペイン人の大学に対する考え方に感銘を受け、さらにスペインの大学で学びたいと思いました。

もちろん、スペインの大学は世界ランキングには順位づけされていて、決してランキングも低くないです。

生活費

生活費

スペインの大学の学費は安いということはわかりました。

でも、切っても切れないのが生活費。

日本で都会に一人暮らしで住むなら、大体月15万円~20万前後は必要ですよね?

そんな生活費と学費を稼ぎながら学生生活は到底無理です。

その点スペインはマドリードやバルセロナなど中心都市は若干高めとなりますが、平均月収10万円ぐらいと意外と低いのです。

日本で学生生活をするより、はるかに安いのです。

また、スペインは日本に比べて野菜やフルーツなどが安くておいしいです。

日本でも“バル“というネーミングの飲食店が増えていますが、パエリアなどのお米料理もあり、日本人の口に合う料理も多いです。

生活費が日本より安く、私が生きる上で最も重要と考えている食が合うというところが魅力にも感じました。

日本で大学進学をあきらめた人、あるいは様々な問題で迷っている人、一度スペインの大学を検討してみてはいかが?

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Lina DeMakingy
学生時代に旅したスペイン、いつか留学したいと夢を抱き働くOL。過去に南米で巨大地震を経験というブッ飛んだ過去も。ある事がきっかけでスペインの大学で栄養学を学ぼうと決意。渡西前から大学入試までをコミカルに掲載。はたしてスペインで大 学入学は実現なるか?!何事も全力で!ぶっ飛び女子のスペイン留学記をお楽 しみください。