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ドイツの学校の新学期

ドイツの学校の新学期と長期休暇について

ドイツでの新学期は、大半が8月下旬から9月に始まります。そのため、夏休み明けに学校がスタートすることが多いです。(GlundschuleやRealschuleなど)

ドイツの各州によって、学校の開始日が違ってくるのも面白い所です。

そして、ドイツでの学齢は、7月1日~翌年の6月30日までとなるので、一番若い人が翌年の6月30日に生まれた人になります。俗にいう早生まれになります。

日本の場合ですと、4月から始まる学校がほとんどで同じ学年で早生まれの人は、3月31日生まれの人になります。

日本とドイツでは、約5か月間、新学期が開始するまでに差があります。

日本では、日本の国花である桜を眺めながら、新学期が始まるということで、桜の花びらが風情を感じ、ロマンチックな印象のスタートです。

長期休暇について

長期休暇について

その一方、ドイツでは、夏休み明けが新学期となりますので、暑さが残りながらも、太陽の日が差しこんで、あたたかい中でのスタートとなります。こちらは、どちらかというと明るくて活発な印象を受けるスタートです。

ドイツの冬は、雲が多く、どんよりしているので、新学期が夏休み明けとなるのは、ちょうどいい時期の開始時期と言えます。(この時期になった理由は、歴史的な事、宗教、暦の違いなどが考えられると思います。)

ドイツでは、学校の長期休暇が、4回あります。

まず、春休み(イースター)、夏休み、新学期をはさみ、秋休み、冬休みです。

春休みは、約3週間、夏休みは、約2か月間、秋休みは約2週間、冬休みは約3週間です。

日本とドイツを比較すると、ドイツの方がお休みが多いことに気づきます。

長期休暇があることの利点は、しっかり休むことができるので、家族との時間を大切にできます。あとは、旅行などのバカンスなども、充分、楽しめます。

私がドイツ語コースに通っていた頃は、学校と同じ時期に長期休暇がありました。感じた事と言えば、はじめは、「ようやくドイツ語コースに慣れてきたなぁ。」と感じた所で休暇期間に入るので、若干、寂しい感じがしました。しかし、お休みがあることで、気分転換ができたので、やはり休みは必要なんだと思い直しました。

ずっと通っていると、息がつまるというかストレスを感じることも気付かないうちにありますが、そういう点は、ドイツだとお休みがちゃんとありますので、楽に通うことができました。

日本では、休むことが良しとされない点が、まだどこか無意識のうちに我々、日本人の中に根強く残っておりますが、休むことがいいことだと、ポジティブに感じるきっかけにもなりました。

新しいスタートをきったドイツでの新学期、ドイツと日本の違いをお伝えしてみました。人々の生活に影響している休暇期間を考えるきっかけになればと思います。

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ワーキングホリデーで来日していたドイツ人の夫と出逢い、国際結婚。ドイツでの生活を発信しています。ブログも更新しています。