大好きな芸術
大学でメサイア(ヘンデル作曲の宗教的音楽劇、演奏会形式で上演される by広辞苑)の発表があり、合唱隊の一人として参加させて頂きました!
みなさんCMでおなじみの「ハレルヤ」もラストに歌いましたよ~。本当に楽しかったです!!
さて、今日は「芸術」「経済」そして「私」の熱い三角関係についてお話ししようと思います!
(え、恋愛? 何のことですか?)
ここ最近は、大学の音楽、演劇団体の発表会シーズンで、オーケストラ、ジャズバンド、先輩のピアノの独奏会、生徒の演劇などなど、、、よく観に行きます。
その度に、自分は芸術を観ることも、自分で作り出すことも本当に好きなんだなと感じます。
私は上記のように、今は合唱隊にも入っているし、ピアノはもうかれこれ15年くらい習っています。
でももっと上手く歌えるようになりたい。
ピアノもまだまだ上達できる余地がある。
しかもこの二つではまだ満足しないらしく、
他の公演を観ていると、いつかバイオリンにも挑戦したいし、歳をとってからでもいいから、また演劇もやりたいと思ってしまいます。欲張りですねー笑
…でも不思議と、
こういった大好きな芸術を専攻、副専攻にしたいとは思わないんです。
大学では経済を勉強
私は今、マクロ経済の授業をとっています。
これが正直、なかなかに大変で。
分厚い教科書を読んで問題を解いて「どうやってお金が動いて社会にどう影響するのか」ちゃんと理解しないといけない。
教授は凄く優しい素敵な方なのですが、レクチャーは「そこ重要なのかね、、、?」という部分の話しが長くなって、結局「残りの章は自分で読んでおいて」ってこともしばしば笑
もちろん他の授業の課題もあるわけで、経済に手が回っていなかった先月の中間テストではまさかのDをとるという事態もありました。
……でも、テストの失敗で落ち込むことはなかったんです。
それはいつの間にか、テストでできなかったところをちゃんと理解することの方が、自分にとっては大切になっていたから。
そして課題の山が過ぎ去った後に、
「よっしゃこれで経済にもっと時間を割ける!」と思い、教科書を一から解読していく作業をまた始められたら、
ーー本当に楽しいんです。
以前に経済を学んだことはなく、基礎知識が全く無い状態から、一時間かけてやっと4ページ分の内容を理解する。
問題を解いて答えを読んでも解説の意味が分からなくて、チューター(経済専攻の先輩)に聞きに行く。
決して得意ではない、でも経済を学ぶのが楽しい。
たまに日本語のラジオニュースを聴く時、今までは全く興味のなかった経済政策の話しが理解できた時の感動や、
アベノミクスをはじめ、政治家たちがどう自分たちの経済政策を説明しているのか、批判しているのか。
そして、彼らの考えを経済学の面から考えた時、自分はどれに賛成し、反対するのかーーと考えるようになっている自分に気がついたり……。
半年前、日本にいた頃の私には、留学したことで自分がこんなことを考えるようになるだなんて想像もつきませんでした。
アメリカで芸術と経済に挟まれ気付いたこと
今の私は、芸術を学ぶことよりも、経済を学ぶことの方が好きです。
この二つの意欲に共通していることは、私が
「もっと自分の能力の内で、弱い部分を伸ばしたい」
と強く思っていること。
何事も0に近い状態から学び始めると、自分の成長が目に見えて分かるので、それが何よりも楽しいのだと思います。
結局、学問に対する情熱以上に、「自分をより成長させること」が好きでアメリカに来たんだな…と。
それが再確認できたことが嬉しい今日この頃です^ ^♪
[こちらの記事は2014年11月にこちらのブログにて公開されたものです。]- アメリカで社会学を学んでいます - 2015年8月15日
- 私のアジアンアクセント - 2015年7月2日
- リベラルアーツ大学への進学が、高校の時から私の夢でした - 2015年5月23日
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