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【経験者は語る】アジア就職が熱い!フィリピン留学で英語武装して海外で稼げ!!

【経験者は語る】アジア就職が熱い!フィリピン留学で英語武装して海外で稼げ!!

アジア就職が熱い。

なぜそう言えるかというと、実際に経験したからだ。

2006年にタイ・バンコクのタイ語学校へ留学し、途中フィリピン留学をしていた時期もあったが、2017年までバンコクで生活しながらタイで働いていた。

今回はアジア就職を考えるうえで絶対にはずせないポイントを下記5つの項目ごとに紹介していきます。

☑アジア就職先の国を選ぶチェックポイント
☑アジア就職のメリット
☑アジア就職と日本で働く場合の違い
☑アジア就職成功への必要な3つの条件
☑“海外就職サポート”に対するリスクと危惧

経験した本人が言っているのだから、それなりに信憑性があるものだと思う。

アジア就職先の国を選ぶチェックポイント

アジア就職先の国を選ぶチェックポイント

アジア就職と言っても、どの国でもいいというわけではない。
どの国に就職するかはそれぞれの好みもあるだろうが、下記事項を参考に選ぶといいだろう。

☑物価
☑所得税
☑治安
☑食事
☑生活のしやすさ

アジア就職と言っても、物価や税金が高い国なら働くメリットはない。

物価の安い国で日本人に相応しい給料を受け取り、毎月貯金がウハウハ状態を目指すのだ。

気を付けるべきは所得税。各国ごとに税率はことなるので、額面だけで判断するよりも手取り額で比較すべき。(参考:フィリピンの所得税は高い。)

食事は、現地ローカルの食事の質と価格。

どこの国でも高い料金を払えば美味しいものを食べられるが、毎日高い料金払っていたら生活費は高くなる。

タイやベトナムは屋台で安くて美味しい物が食べられる一方、フィリピンの食事は評判が悪い。一ヶ月の食費で大きな差が出るので、ここは重要なポイントです。

生活のしやすさは現地での日本人向けのサービスが充実しているか。

タイの場合は、大手の銀行や通信会社には日本語窓口があって何かと便利だった。

東南アジア各国を見比べたら、やはりタイはダントツに就職先として魅力的である。

アジア就職のメリット

アジア就職のメリット

パッと思いついたものを列挙する。

☑物価が安い
☑給料は日本の会社員並み
☑運転手車付き生活
☑ゴルフ・旅行三昧
☑花粉症がない
☑貯金がどんどん貯まる

物価が安い国で日本の会社員並みの給料を受け取れば、当然ながら毎月かなり貯金が貯まる。

しかも、会社が専属の運転手を付けてくれ、ガソリン代や高速代も全て会社負担だったりする。

自分でマイカーを購入して、車検等の維持費、ガソリン代とかを払う場合と比較すれば、大きすぎるメリットだ。

ゴルフ・旅行三昧は、興味のない人にはメリットではないが、好きな人には最高のメリット。

会社がゴルフ場のメンバーシップを付与してくれたりする場合もあり、格安でプレイできる場合もある。(自分も含め、そういう日本人がたくさんいた。)

旅行は、連休を利用してLCCで色んなところを旅できる。タイで生活しながら、連休になると周辺国をブラブラと旅してたくさんの楽しい思い出を得ることができた。

日本を飛び出し、南国暮らしをして早10数年経ち、今では花粉症の存在すら忘れてしまっている。

唯一思いだすのは、日本への一時帰国や出張がある時だけ。

物価が安い国で日本の会社員並みの給料ももらって、運転手付きでガソリン代や高速代を会社が負担し、ゴルフ場のメンバーシップまで与えられると・・・

生活費はあまり掛かりません。

さらに、取引先の人を誘って焼肉を食べたり、ゴルフに行くのも会社の経費。

こんな生活してたら貯金が増えて当然です。

アジア就職のメリットが伝わっただろうか?

アジア就職と日本で働く場合の違い

アジア就職と日本で働く場合の違い

一度アジア就職を経験してしまうと、もう2度と日本での生活に戻れない人が多い。

私やその周囲の友人達である。

日本で働くことに躊躇してしまう理由を列挙してみる。

☑満員電車での通勤
☑花粉症地獄
☑会議が多い
☑残業が多い
☑冬が寒い
☑物価が高いので貯金はあまり増えない

満員電車での通勤地獄なんて真っ平御免という人は多い。

朝起きて、コンドミニアムのエレベーターで駐車場の階まで下りると、そこには専属の運転手が待っている。

車に乗り込めば、あとは寝てても会社に連れて行ってくれるのだから、こういう生活を一度経験してしまうと・・・

もう2度と満員電車で通勤なんてできなくなってしまう。

また、私も重度の花粉症で苦しんでいた身なのだが、東南アジアの南国で生活している限り、全くそのような症状になることはなく、一年中快適な生活を送ることが可能なのも大きなメリット。

会議や残業が多いのも日本の特徴。

ムダな会議のためにムダな資料作成を強いられ、そのために遅くまで残業。

そんな日本での仕事とは正反対に、アジア就職すると(日系企業以外に勤めた場合)、会議は週に一回もあればいいほうで、時間も短時間で終わる。

そして、わざわざ面倒な資料作成を要求されることもあまりない。

私の場合はタイの現地資本100%のタイ企業でタイ人社長の右腕として、日系の重要取引先を担当していた。

頻繁に社長と会話するので、逐一報連相をしっかり行っておけばそれで問題なし。長ったらしい会議や細かな資料なんて要求されることもなかった。

日本企業で働くのと異なり、ほとんどストレスなんてない生活で、毎日定時で帰るのは当たり前だった。

これが日本では難しかった。

日本企業独特の文化なのか、遅くまで残業している人間に対して『あいつは仕事熱心だ!』とか評価する傾向があったりする。

ただ単に仕事が出来ないだけのノロマな社員が遅くまで掛かって仕事をこなしていても、真面目によく頑張っていると上司から好かれてしまい、私のように要領よく短時間で仕事を終わらせて早く帰宅する社員に対し、何かと嫌味を言ったり、陰口を叩くのが日本企業の古い体質。

こういう古い日本の体質に合わない人は、是非海外に出て勝負してみては如何だろうか。

寒い冬が苦手という人もアジア就職者に多い。

私もその一人。

年中温かい国での生活は快適で、服にもお金が掛からない。

物価が安いだけでなく、会社のお陰もあって生活費はあまり掛からず、南国なので冬服を買う必要もない。

そして、給料の大半は貯金にまわるのがアジア就職だ。

アジア就職成功への必要な3つの条件

アジア就職成功への必要な条件

アジア就職がバラ色の世界と煽る気はサラサラない。

フィリピン留学がメジャーになってから、語学学校が海外就職を煽って集客しようとしているが、実際には、失敗して早々に帰国したり、低賃金で働くワーキングプアになっている人が多いのも事実。

成功する人もいれば失敗する人もいる。

そこで、アジア就職成功するのに必要なチェックポイントを挙げておく。

但し、これは絶対条件というわけではない。

下記条件を満たしていない人でも成功している人はいる。

でも、満たしておいた方が成功確率が大幅にアップするのは間違いない。

☑日本で数年の社会経験
☑大卒
☑TOEIC800点程度

新卒でいきなり海外就職はオススメ出来ない

新卒でいきなり海外就職はオススメ出来ない

まず、新卒でいきなり海外就職はオススメしていません。

なぜなら、海外就職で日本人が雇用される理由は、日本語ネイティブ能力を企業が求めるからである。

取引先の日系企業向けの営業活動や日系の現地法人に就職するなら本社とのやりとりを求められる。

つまり、対日本人との様々なやりとりが頻繁にあるポジションでの採用だ。

だから、働く場所が海外であっても、日本的な価値観を理解していることが重要。

海外だからと言って、ファーストネームで年上の人を呼んだりはしません。

取引先の日本人とのお付き合いでは、日本のビジネスマナーをしっかり理解しておかないと決してリスペクトされないでしょう。

なので、将来の海外就職を考えている人も、まずは数年日本で働いてみることをオススメする。

そして、なるべく法人営業を経験しておいたほうが将来にプラスでしょう。

アジア就職で恵まれた待遇で働く日本人には、外資系企業に籍を置き、日系の大手企業向けの営業担当的なポジションで活躍する人が多いのだ。

どこの大学でもいいから大卒の肩書

どこの大学でもいいから大卒の肩書

大卒が条件なのは、海外では日本以上に学歴社会だからです。

どこの大学でもいいから大卒の肩書がないのは非常に不利になります。

もちろん、高卒でもバリバリと活躍されている方がいるのも事実ですが、そんな方は特殊な技能を持っていたりする場合が多いのです。金型のエンジニアだったりする場合です。

TOEIC800点程度の英語力とスピーキング能力

TOEIC800点程度の英語力とスピーキング能力

TOEICは800点ぐらいあれば充分で、それ以上高い点数を取るために必死になる必要はありません。

履歴書に800点と書いておけば、書類選考上も落とされることはまずないと思ってよい。

但し、面接が英語で実施されることも多く、求められるのはTOEICスコアではなくコミュニケーション能力。

よくいる残念なフィリピン留学経験者で、『俺のTOEICスコア900超え✌』って言っておきながら、会話をするとボロボロの残念過ぎる人。

こういう人は、通常面接をパスできないし、仮に運よく採用されても入社後に悲惨な目に遭うと思う。

上司から『君、TOEIC900だったよね。通訳してくれ!』ってことになり、実際に上司の前で英語を話して失望されることになるでしょう。

TOEICスコア至上主義の勉強はほどほどにし、800ぐらい取れたらスピーキング能力を高めることに時間を割くべきです。

“海外就職サポート”に対するリスクと危惧

“海外就職サポート”に対するリスクと危惧

アジア就職経験者として自身の経験に基づいてまとめてみました。

経験者として言えることは、アジア就職したからバラ色の未来が待っているのではなく、正しい情報を基に明確なキャリアプランを立てて、自らのスキルをアップさせていくことで、日本で働くより遥かに恵まれた暮らしを手に入れることが可能だということ。

努力も必要なのは、日本でも海外でも同じことです。

現在、フィリピン留学業界では、集客のために様々な手法で留学生を集めており、海外就職、アジア就職もその集客ツールとして使われている。

そんなフィリピンの語学学校で盛んにアピールしている“海外就職サポート”に危惧している。

海外就職経験ゼロのアドバイザーが平気で海外就職について語ってしまうのが実情だからだ。

例えるなら、車の運転したことのない自動車教習所の教官。

そんな人から車の運転を習いたいですか?

海外就職するか否かは今後の人生を大きく左右します。

適切なアドバイスをしてくれる経験者の話を参考にしないとエライ目に遭う事でしょう。

フィリピン留学後にアジア就職の目指すも、低賃金で働かされているワーキングプアがいるのも事実で、リスクがないわけではありません。

今後もリアルな海外就職・アジア就職について情報発信していきます。

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Ryo
タイ語留学でタイ語をマスター後にフィリピン留学リピーターとなった複数外国語習得者。2017年までタイ企業に勤務し、フィリピンの学園都市ケソンシティに語学学校Quooll Inc.を創業。語学学習法やアジア就職、フィリピン起業について精通し、ブログで情報発信している。http://quooll.com/blog/