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私のフィリピン留学経験談

会社でのキャリアが10年目に近づくにつれ、管理職にチャレンジするかどうかということが常に要求されるようになってきて、管理職の応募資格の一つであるTOEIC750点の壁が私にとって大きな壁でした。

小さいことに海外生活をしたおかげでリスニング力だけは自分でも納得のいくレベルでしたが、リーディング、文法はまだまだTOEIC750に及ばないレベルでした。そこで会社の休暇制度を利用し、比較的安価で、効率的に、スパルタに短期間で集中的に英語を学べる国を探し、フィリピン留学にたどり着きました。

イロイロ、WE ACADEMYを選んだ理由

最初は単純に日本からの直行便がある、マニラもしくはセブに注目して学校選びをしていましたが、マニラは治安が悪く夜の一人歩きは危険?!という噂を聞き諦め、セブは日本人大学生が多いという噂を聞き、それほど日本人が多くなく、治安も比較的よく、空港からの利便性も高いイロイロという町を選びました。

都市が決まると後は学校選びですが、イロイロには英語学校が2つか3つほどしかなく、その中でも私は先生と生徒の距離が近い小規模の語学学校が希望だったので、WE ACADEMYに決めました。結果的に、フィリピンで一番安価な学費で且つフィリピンの中でも教育レベルの高い都市だと聞き、正解だと思いました。

寮・食事について

寮は3人、2人、1人部屋があったのですが、私は友達が比較的出来やすい環境の3人部屋を選びました。

部屋にはシャワー、トイレ、洗面台、ベッド、机、クローゼット(共有)が完備されており、3人部屋にしては想像していたよりも狭く、一人一台の机もありませんでした。

しかし一日のほとんどの時間を校舎で過ごしていたので、個人差もあるかと思いますが、私は寮生活においては不便に感じることは殆どなかったです。食事は土日祝日含め、毎日朝、昼、晩提供されます。

朝食はパン、ガーリックライス、卵、ハム、果物がほぼ毎日同じメニューで提供されるので、私は日本からお茶漬けや味噌汁を持っていっていたので、何とかそれらで朝食にバリエーションをつけていました。

昼食、夕飯は毎食異なるメニューに工夫されており、韓国料理がメインなので、辛い料理が良く出ていました。キムチは食堂でスタッフが手作りしており、毎食食べ放題でした。私は個人的に韓国料理がとても好きだったので、不満はありませんでしたが、辛い料理が苦手な人は自身で食材をスーパーで買ってきて調理していました。

学校のカリキュラムについて

一番悩まされたのが、学校のカリキュラムでした。私は一日6時間のコースで朝9時から夕方5時まで授業があり、そのうち2時間グループ、4時間マンツーマンの授業を受けていました。

日本人スタッフが常駐しているので、スタッフと相談しながら、先生との相性を図りながら、それから先生の得意な分野を選びながら、自分のカリキュラムを試行錯誤をしながら作っていました。

初日のクラス分けテストの成績を元に大まかなカリキュラムは学校が作成をしてくれるのですが、自分と合わない先生の授業を取るのは酷なので、私は先生選び、それから自分の不足に感じる英語能力はどこにあるのか?に焦点を置いてカリキュラムを作っていました。

例えば、私の場合目標がTOEIC750点だったので、比較的TOEICに特化した授業を選びました。その中でもリスニングはすでにある一定のレベルがあったので、リスニングの授業はせず、その代わり文法の授業を増やし、グループレッスンでは会話に重きを置き、マンツーマンでTOEICの問題をひたすら先生と一緒に解く授業形式を取っていました。

選択肢がたくさんあるのはとてもいいことですが、一方で「自分は何のために英語を勉強しているのか?」という英語学習における目標を常に持っていないと、路頭に迷うと感じました。

その他フィリピン生活全般

気候が雨季と乾季しかなく、一年中夏なので夏服でずっと過ごせますが、教室や図書室はクーラーがとてもよく効いており極寒、外は乾季だと直射日光が照りつける40度の世界なので、私は体温調整がうまくできず、半年間で3回高熱を出して体調を崩していました。

また、気候の影響なのか、水の影響なのか、お腹の調子も滞在中はずっと悪く、常に胃腸薬を飲んでいました。その一方、常夏の気候で且つ島々がたくさんある国なので、休みの日にはよく生徒同士でビーチや海で楽しみました。バーベキュー料理が特においしく、アルコールもとても安い国なので、オンとオフの切り替えをうまくしつつ、過ごしていました。

フィリピンはセブとイロイロ、マニラ(空港だけ)しか主要都市には行ったことがないですが、セブと比較するとイロイロはよりコンパクトな都市で、私にとってはちょうどいい大きさの街でした。

日本では見たこともないような大型のショッピングセンターがジプニーで20分の距離だったので、物にはまったく困らない生活でした。

食品、服、生活用品全般フィリピンのほうが物価が安いので、日本からはインスタントの日本食だけ持ってこれば問題なく生活できる環境だと思いました。

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