ドイツでのバーベキュー(グリル)
ドイツの田舎では、暖かい季節になると、楽しむ料理があります。
それは、「バーベキュー(ドイツ語でグリル)」です。
週末になると私の住んでいる地域では、バルコニーやお庭でバーベキューをしている家庭を見かけます。
みんな会話を楽しんだり、肉をほおばっていたり、景色を眺めていたりと夏の楽しいバーベキューを満喫しています。
そんなドイツでのバーベキューについてお伝えいたします。
どんな時に?
夏の天気の良い日です。
私達の場合は、誕生日や祝い事などの友人を招待した時にすることが多いです。
また、家族が集まった時なども。
夏の暖かい日差しにあたりながらの食事は、気持ちがいいです。
同居の義理両親達は、普段の昼食などにもバーベキューをしています。
私達夫婦は、まだバーベキュー専用機は持っていないので、オーブンのグリルで焼いてから、バルコニーに持っていって食べています。
私達は、二世帯同居のバルコニーなので、座ってゆっくりくつろぎながら食事はできますが、通常のマンションやアパートなどのバルコニーでのバーベキューに関しては、厳しい所もあるようです。
どんなバーベキューコンロを使うの?
炭を使うものや、ガスカートリッジ、電気のものなどがあります。
コンパクトに移動できるもの、庭にレンガを積み重ねてたバーベキューピットと呼ばれる窯を設置しているご家庭もあります。
私の周りの友人や家族が使っていたのは、蓋つきで臭いが周りにいかないようになっているものや、キャスター付きで移動できるようなものです。
こういったタイプは、ガスカートリッジを取り付ける作りになっていました。
機能的でお値段は300€~1000€位でした。
電気のタイプの方が、若干、安くなります。
ドイツでは、夏になると沢山使う機会が多いので、機能性を求める人も多い気がします。
私の個人的な好みをお伝えすると、ガスタイプのコンロより、木炭から出る煙と熱で焼く直火焼きのタイプの方が美味しいと感じます。
お肉がジューシーな仕上がりになります。
でも、焼きあがるまでに時間がとてもかかってしまうのが難点です。
ドイツのグリルにおいては、男性が好んで焼く印象です。
勝手な偏見ですが、サッカー好きでよくビールを飲む男性=バーベキュー好きのイメージが強いです。
後は、男らしさにこだわっているタイプの方とか・・・。
日本での鍋奉行に通じるものがある気がします。
夫は、あまり肉好きなタイプではないのでこだわりが無く、焼かれたお肉がお皿に来るのを待っているタイプです。笑
どんな物を焼くの?
一番は、お肉です。
マリネに付けた厚切りの肩ロース肉や、ソーセージ、チーズなどを焼きます。
私がグリルで好きなものは、「ファッケル」と言われる肉の串焼きです。
ドイツでは、中々薄切肉を見つけることができないのですが、このファッケルは、串にハーブなどに漬けておいた脂付きの薄切り肉を巻き付けている料理で、グリルで焼くと、香ばしいハーブの香りとサクサクとした食感を楽しめ、とても美味しいです。
お肉以外では、他に用意しておいたサラダやニンニクバター付きのバゲット、茹でたじゃがいもなどと一緒に食べます。
バーベキュー用の肉の為のタレ(ソース)の種類が豊富にあるのは、ドイツならではです。
ドイツでは、肉をスーパーか肉屋で購入するのですが、バーベキューには、肉屋で販売されている新鮮なお肉がお勧めです。
他には、肉屋で販売されている地域限定のソーセージなどもあって、グリルの楽しみの一つでもあります。
色々なドイツにおける夏のバーベキューについてご紹介させていただきました。
バーベキューは、家族や友人とみんなで食事するから、楽しいですよね。
皆様も美味しいバーベキューで夏を乗り越えてくださいね!
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