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いまだに苦手なドイツ語

ドイツ_生活

夫の仕事に伴い移住したのだが、早いものでドイツ生活も8年目。

自分が海外で暮らすことになるとは夢にも思っておらず、ドイツ語はおろか、英語も中学1年生レベルの状態で渡独した。

日本では、ドイツに行けばすぐドイツ語話せるようになるよ!なんて言われ、その気になっていたが、今身に染みて思う。

その国に行けば、その国の言葉が自然に喋れるようになるなんてことは断じてない。

もちろん語学センスのある人ならいけるのだろうけど、私にはそんなセンスもなく、言語の違いも関係なく、ぐいぐい社交的にできるタイプでもないので、なおのこと。

滞在何年目?と聞かれると、6年くらい!?と、思わずサバを読んでしまうほど、ドイツ語が苦手だ。

そんなこんなでフランクフルトに来た当初は、1人で街を歩く、スーパーで買物するなど何気ないこと全てがドキドキで、毎日が大冒険。

ちなみに、フランクフルトで初めて1人で食事に入ったのは、おなじみのマクドナルド。

ここならカウンターでメニュー表を指差しオーダーできると思ったのに、肝心のメニュー表がなかった! 

店員さんのバックにはセットメニューの写真がでかでかとあるが、読み方も分からないし、頼み方も分からない。

とっさに、店頭でチェックしておいたハンバーガーとポテト、コーラをオーダー。

持ち帰り?みたいなことを聞かれたときは、「ここで!」と思わず日本語も飛び出すなど(ジェスチャーつきだったので通じた!)、本当に冷や汗かきまくりだった。

フランクフルトは日本人が住みやすい

ドイツ_フランクフルト

しかし、それと比べたら今は、ドイツ語で日常の最低限のやりとりはできるようになったし、外人だからと身構えることが少なくなった。

発音も少なくとも前よりはよくなった(はず)。

フランクフルトのお店にももちろん1人で入れるし、マクドナルドでチーズバーガーを頼んだときもすっごいスムーズで、自分でも慣れたもんだと悦に入っていたが、食べてみたらチキンバーガーだった・・・。

私の場合、このようにドイツ語に関しては常に勉強が必要なのだが、実はフランクフルト近郊には約6000人もの日本人が住んでいる。

日本人スタッフのいる病院や語学学校、大きな日本人コミュニティーがあったり、通訳の方を気軽に頼むこともできるので、どうしてもドイツ語不可欠というワケではない。

日本人が営む和食レストラン、日本食料品を買えるアジアショップもあるので、だいたいの日本の味はいつだって楽しむことができる。

そう、フランクフルトって、じつは日本人に住みやすい都市なのだ。

そんなフランクフルトの魅力を、私の凸凹ドイツ生活を織り交ぜつつ、今後も綴ってゆきたいと思う。

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OKOSHI RIE
ドイツ生まれの日本人夫にくっついてドイツへ移住したが、何年住んでもドイツ語初級なフリーライター。現地コーディネーターも行う江藤有香子と“Team R fut. Y”を結成し、日々あちこち奔走。リトルプレス『点線面』内の「どきどきドイツ暮らし」などで、生活に密着した現地ネタを届ける。自身が所属する「POMP LAB.」サイト内では、フランクフルトブログも公開中。