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人はとっても優しくてフレンドリー!

Carnival

インドネシア人の最大の武器は、誰とでも仲良くなれることである。とてもフレンドリーで、日本ではモテない私も、インドネシアに行けばモテモテである。それは、私が「日本人」だからであり、そして彼らがフレンドリーで且つ、日本大好きだからかもしれない。

彼らは、自分たちの価値観を大切にしながらも、他国の価値観を受け入れようとしてくれるため、話しやすい。特に驚いたのは、宗教に対する価値観である。日本人は外国に行ったときに宗教の話をすることをタブー視している傾向があるが、そんなことはインドネシア人にはお構いなしである。少しでも話のネタになりそうなことがあれば、どんなことでも話しかけてくれる。毎日最低20件はfacebookに友達リクエストが入っていたほどで、おかげで現在はfacebook友達の約8割がインドネシア人である。

また、インドネシア人はなぜか、日本の歌手、五輪真弓氏の「心の友」という曲を世代を問わず全員が知っている。ジャワ島でもバリ島でも、とにかく知らない人はいないらしい。恥ずかしながら、私もこの曲はインドネシアで初めて知った。若い世代には、Senam yang iya iya-la(COWCOWの「あたりまえ体操」のインドネシア語バージョン)が大人気である。こちらも若い世代で知らない人はいない。

日本での上下関係は立場によって決まることもあるが、インドネシアでは年齢によって全てが決まるのだそう。

日本とは全く違うインドネシアの生活情報

交流会メンバーたちと

インドネシアは発展途上国で、貧しい人が多い、といわれている。物価も安く、お店でラーメンを食べると日本では安くても500円前後だが、インドネシアでは約100円で食べることができる。

トイレに関しては、基本的に空港などの公共の場を除きトイレットペーパーは置かれていない。左手が「不浄の手」といわれる文化を持つ国の1つということだが、これが私にとって唯一の不安要素であった。私は左利きなので、字を書くときも、フォークやスプーンを使うときもまず左手が出る。自己紹介の時に左利きであることを言うと、実際彼らは気にしていないらしく、むしろインドネシアでも左利きの人は少なくないらしい。正直、それを聞いて少し安心した。
トイレは用を足した後、横にある小さな浴槽に溜まった水を桶で掬って中に流し入れる。そして、入浴はこの浴槽の水またはシャワーを浴びる。

別の記事でも触れているが、インドネシアの文化として、誕生日を迎えた人が何かしら振る舞い、最後には小麦粉と水と卵を混ぜたものをかぶって祝う習慣があるらしい。私も現地で誕生日を迎えた際は、小麦粉だけだが、それをかぶってきた。

また、インドネシアの学校では、創立記念日を、学校を挙げて祝う文化もあり、仮装して町を練り歩くイベントが開催される。彼ら曰く、「カーニバル」というらしい。私も一緒に歩いてきたが、長距離を歩いたので非常に疲れた。

こうした文化的な生活様式の違いは、私にとって最も刺激的なものとなった。郷に入っては郷に従え、私はそれを心がけて約3週間のボランティアに参加してきた。そして、インドネシア人のように、他の価値観を否定せずに、どんなことでも話のネタにつなげていけたら、と思う。

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KANAMORI HIROKI
茨城県在住、高校からは千葉県の国際高校に通い、現在は某外語大で英語を中心に外国語を学んでいる学生です。海外には何度か渡航しており、その経験を発信していきたいです。