ミャンマーの一部エリアにはビザなし入国できる
まずはじめに、ミャンマーってどこか知ってますか?
大雑把に言うとタイの西側にある国です。
首都はヤンゴンではなくネピドー。
2006年まではヤンゴンが首都でした。
一番大事なことですが、ミャンマーに入国するにはビザが必要です。
それじゃ、お前は不法入国したのか?というとそういうわけではありません。
バックパッカーの間では知られていると思いますが、タイの北部エリアの一部では制限付きでビザなし入国ができます。
今回はそのうちの一つであるGolden Triangleでのお話をしたいと思います。
Golden Triangleへカジノをしに行く
Golde Triangleと聞いてピンと来る人は少々いるでしょう。
タイ・ラオス・ミャンマーの3ヶ国がメコン川を国境に隔たれています。
昔は世界最大の麻薬の密造地帯として有名でした。
「黄金の三角地帯」とも呼ばれています。
今でも、ミャンマー側では盛んに麻薬の密造が行われているそうです。
現在タイ側は特に治安も問題なく、リゾート地を目指して観光客向けのホテルがたくさん建設されています。
そんなGolden Triangleですが、メコン川を挟んだミャンマー側のエリアに「Win&Win」というカジノホテルがあります。
そのカジノに行く目的であれば、タイ側、ミャンマー側のイミグレーションにそれぞれ500バーツ。
計1000バーツを払うことによりビザなしで行くことができます。
ちなみに、タイ人は5バーツで入国できるそうです。
日本人はVIP扱い
カジノに到着すると、初めての人はまずは会員証を作ります。
その際にパスポートを見せるのですが、僕が日本人だとわかると専属の担当者(メッチャ美人だった)が付き、全てその担当者が手際よく手続きをしてくれました。
しかも、カジノ場へもついてきて、僕が何か飲み物が欲しいと言えば持ってくるし、両替もその美人さんに渡せば全部やってくれる。
完全に僕の専属アシスタントでした。
カジノの雰囲気はラスベガスにあるような煌びやかな雰囲気とは程遠いもので、雀荘のような雰囲気でした。
僕は、今までに色々な国でカジノをしてきましたが、発展途上国にあるカジノはだいたい富裕層向けです。
しかし、ここは違いました。
最低掛金が1バーツ。
日本円で約3円です。
周りは地元の人たちばかりで高くても10バーツほどしか掛けていませんでした。
5000バーツの価値
僕はそんな中でカジノをする気になれず、スロットで一回3バーツを掛けながらカジノ内の様子を観察していました。
すると、突然スロットから爆音が流れます。
なんと、大当たり。
当選金額の数字がどんどん大きくなっていく。
2000バーツを超えても止まる気配がない。
まぁ、ボタンを押せば当選金額はすぐにわかったんですけどね。
結局5000バーツの大当たりでした。
日本円で約1.5万円です。
ふと周りを見渡すと、10人ほどが僕のスロットに注目。
もしかしたら彼らにとって5000バーツは大金なのかもしれない。
そう思うと、これは長居したらやばいんじゃないか?と思い、僕はすぐにカジノをやめて帰路につきました。
後になって、調べたのですがここ周辺の平均月収は2000~3000バーツだそうです。
ということで、僕は彼らの2か月分の給料を当てたということになります。
日本人からしてみれば5000バーツはお小遣いのような感じでも彼らにとっては大金です。
そんな価値観の違いをリアルに体感した出来事でした。
- ワーキングホリデービザを自分で申請は簡単にできます - 2018年11月15日
- 注意!ワーホリ・オーストラリアで車を持つと色々な人に利用される - 2016年6月17日
- ビザなし入国したミャンマーのカジノにて。5000バーツの価値に考える - 2016年5月6日
- 旅人も恐れるベネズエラを観光 - 2016年4月20日