オーストラリア英語の独特な訛り
オージーイングリッシュは訛りがきついというのは有名ですが、訛りだけではなく普段使う単語も独特です。
そもそも日本で習うのはアメリカ英語ですし、海外ドラマ・映画や洋楽など私たちが普段慣れ親しんでいるのも、アメリカ英語やたまにイギリス英語くらいでしょう。
なのでオーストラリアに来てしばらくは訛りの発音や単語の違いにとまどいます。
発音の仕方が違うパターン
特に”a”の音の発音の仕方が大きく違うようです。
aの音を”エイ(言語学では二重母音と言います)”と発音せずに、単純に”ア”で発音することが多いです。
オージーイングリッシュとして有名なのは”G’day(Have a good dayのこと)”のdayも”デイ”ではなく”ダイ”に近いです。
私が一番違和感を感じた(というより今でも感じている)単語はdataです。
アメリカ英語ではそのまま”データ”もしくは”デイタ”ですが、オージーはこれを”ダータ”と読みます。
初めは何のことを言っているのかが全く分からなかったです。
聞き慣れはしましたが、未だにこれは気持ち悪いですね。
単語が違うパターン
◯「大丈夫だよ」
「気にしないで」
→米:”no problem”
豪:”no worries”
◯たくさんの
→米:”a lot of”
豪:”heaps of”
◯持ち帰り
→米:”take out”
豪:”take away”
◯休暇
→米:”vacation”
豪:”holliday”
恐らくアメリカ英語の方を使ったとしても意味は伝わるとは思いますが、こちらで生活するのであればオージーが使う単語をマスターしたいですよね。
もちろん単語を知らないと困ることもあります。
働いているカフェで、いつものようにマーカーでカップの蓋にお客さんのコーヒーオーダーを書こうとしたところ、
“no texter”
と言われました。
他にも何やら言っていたようですが、全く意味が分からず軽いパニックになってしまいました。
結局はマーカーで蓋に書くとインクがこすれて服に付いたりするので、ボールペンで書いて欲しいということだったのですが、家に帰ってネットで調べてやっと”texter”がマーカーのことだったと分かりました。
次の日にはそのお客さんにtexterを知らなかったことを伝えると
「私のおかげで一つ賢くなったでしょ?」
と、話のネタになり少し仲良くなることができました。
発音の仕方・単語が違う複合パターン
こちらではケチャップのことを”トマトソース”と呼びます。
これ、ものすごい違和感を感じるのは私だけでしょうか?
トマトソースってパスタに使うソースのことじゃないの?と思うのですが、ケチャップのことのようです。
更に、トマトはアメリカ英語のように”トメイトウ”ではなく”トマート”と発音します。
日本語により近い感じですね。
じゃあなぜpotatoは”ポタート”ではなく普通に”ポテイトウ”なのかは謎です。
私の働いているカフェでは朝食を頼んだお客さんにケチャップが欲しいかどうかを聞かなければならないのですが、初めのうちは一発で”Would you like to use tomato sauce?”のフレーズが出てこず、頭の中で「ケチャップ→トメイトウソース→トマートソース」という変換が行われていました(笑
省略パターン
オージーは日本人に負けず劣らず言葉を省略するのが好きです。
よく聞くものをいくつか例に挙げてみます。
breakfast→brekkie
barbecue→barbie
McDonald’s→Macca’s
afternoon→arvo
cup of coffee→cuppa
sunglasses→sunnies
日本語の省略の仕方とはまた違って、なんとなく後半部分を省略する傾向があるようですが、それほど規則性もないような気がします。
これはほんの一部で他にもまだまだたくさんあるので、ネットで調べてみると面白いです。
もちろん、聞き慣れない英語に触れることで苦労することもありますが、これまで勉強してきた英語もオーストラリアの訛り英語も、どの英語が正しいという訳でもないのでその違いを楽しんでみるのが良いと思います。
つい先日オーストラリアの友人と話している際に、無意識のうちにオージーのよく使う単語を使っていたらしく、
「すっかりこっちになじんだね~」
と笑われましたが、やはり受け入れてもらえているように感じて嬉しかったです。
その土地に合わせた言葉を使うことで現地の人たちとの距離を縮めてみてはいかがでしょうか?
- 【アラサー女子必見!】フィリピン留学に必要な持ち物リスト - 2018年10月17日
- 【アラサー女子のフィリピン留学】エージェント&学校選び - 2018年10月5日
- オーストラリアワーホリで語学学校の必要性と選ぶコツ - 2018年8月23日
- アラサー女子が留学しようと思った理由 - 2018年7月29日