銀細工職人の町:アウグスブルグ
黄金の町とも称され、ヨーロッパの歴史を動かすほどの莫大の富を築いた商人も現れ、まさにヨーロッパで一番お金の集まる町だった。
フッガー家やウェルザー家はその代表。
3代目のヤコブ・フッガーは銀の専売権を取得。
銅山を買い、それらを加工する職人たちの腕もヨーロッパ中の宮廷から注文が来るほどだった。
1640年創業のDie Alt Silverschmiede銀細工の工房は市庁舎の脇を下りたところにある。
1975~1977年にかけて改装されたものの、当時の外観をしっかり残している。
1700年代の初め、人口3万に対して250人以上の銀細工職人がいた。
これはパン屋の数より多い。
アウグスブルグでこれだけ鍛冶職人が活躍できたのには理由がある。
それは豊富な水。
Lech川や、Wertach川から水を引いて、職人街だった下町には運河が縦横無尽に走っている。
ちなみに、去年の6月に給水塔、運河・水道システム、そして美しい芸術作品である3つの噴水を合わせ、アウグスブルグはユネスコの世界遺産登録に立候補した。
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