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デンマークを選んだ理由

デンマークを選んだ理由

はじめまして!

デンマークでワーホリ中の田渕聖也(たぶちせいや)です。

今回は、「僕がワーホリ先としてデンマークを選んだ理由(魅力)」と「実際のデンマークでのワーホリ生活」の2つについて書こうと思います。

「ワーホリでデンマークに行ってくる!」というと、必ずみんなから「なんでデンマーク?」と聞かれました。

それとセットでよく聞かれたのが、「デンマークってどこ?」という質問。

デンマークは日本では全然知られていない国なんだなと、聞かれるたびに思いました。

そんな、どこにあるかも知られていない国を、なぜ僕が選んだのか。

それには大きく3つの理由がありました。

【魅力1】きっかけはインテリア

きっかけはインテリア

僕がデンマークに興味を持ったきっかけは、インテリア。

実は僕、インテリアコーディネーターの専門学校に通っていたぐらいのインテリア好きなんです。

そのインテリアの学校では、インテリアの基礎知識から世界各国のインテリアスタイルなど、色んなことを学べたのですが、その中でも僕が特に気になったのが、デンマークのインテリアでした。

その学校では、たくさんの課題がありました。

「一軒家のコーディネート」や「店舗のデザイン」などなど。

そんな課題をこなしていく中で、僕は自分がデンマークの家具やデザインを、無意識に毎回その課題の中に取り入れようとしていることに気がつきました。

意識せずとも選んでしまうぐらい、僕はデンマークデザインに魅了されていたのです。

僕は、インテリアというのは、暮らしと密接に繋がっているものだと考えています。

なので、最初に僕の中にあった「なんでデンマークのデザインはこんなに良いんだろう・・・」という疑問が、次第に、「デンマーク人の暮らしって、どんな感じなんだろうか・・・?」という風に変わり、デンマークの生活そのものに興味を持ち始めました。

そして気づいたら、「デンマークで暮らしてみて、現地の暮らしを体験したい!」と思うようになっていたのです。

それが、僕がデンマークを選んだ1つ目の理由です。

【魅力2】「幸せの国」デンマークの秘密が知りたい

「幸せの国」デンマークの秘密が知りたい

インテリアがきっかけで、デンマークに住んでみたいと思った僕は、そこからデンマークのことを少し調べることに。

すると、気になることが1つ見つかりました。

それは、デンマークが「世界一幸せな国」だということ。

「幸せな国」と聞くと、僕はブータンが真っ先に思い浮かんだのですが、デンマークもすごく幸福度が高い国だと知りました。

なんと、2012年度から始まった「世界幸福度ランキング」で、3回も世界一になっているんです。

*デンマークの幸福度については、僕が過去にブログで書いた、『デンマークが「世界一幸せな国」である理由。その鍵は、「平等」に。』で詳しく触れているので、もしご興味があれば読んでみてください。

これを知ってから、さらにデンマークへの興味が大きくなりました。

というのも、自分自身、日本での生活に疲れを感じていて、決して心から「幸せ」と言える状況ではなかったからです。

もちろん人それぞれで、「幸せ」だと思っている人もいると思いますが、先ほどの「世界幸福度ランキング」を見てみると、2018年のランキングでは、日本は54位。

どうやら僕と同じように思っている人が、日本にはたくさんいそうです。

決して幸福度が高いと言えない日本と、世界トップクラスのデンマークでは、何が違うのか。

それを知りたいという気持ちが、デンマーク行きを決めた2つ目の理由です。

【魅力3】ヨーロッパの他の国にも旅行したい

ヨーロッパの他の国にも旅行したい

3つ目の理由は、デンマークがヨーロッパだということ。

僕は昔からヨーロッパ旅行、特にイタリアに行ってみたい!と思っていたのですが、これまで全く実現できませんでした。

でも、その思いはずっと残っていて、「いつかしたい!」と思い続けていたのです。

なので、デンマークの立地はとても魅力的でした。

例えば、デンマークとドイツは陸続きで繋がっていて、車で行けちゃいます。

他の国も飛行機なら本当にすぐなので、週末を使ってフラッと旅行するということも可能。

デンマークで生活しながら、ヨーロッパへも簡単に行けるという点も、僕がデンマークに惹かれた理由の一つです。

デンマークでのワーホリ生活

さて、ここまでは僕がデンマークを選んだ理由について書いてきましたが、ここからは実際のワーホリ生活について触れたいと思います。

僕のワーホリ生活は、大きく分けると3つのもので構成されています。

それは、「フォルケホイスコーレでの生活」と「旅」、そして「情報発信」です。

フォルケホイスコーレで語学と文化を

フォルケホイスコーレで語学と文化を

フォルケホイスコーレは、北欧だけにある独特な学校。

大学でも専門学校でもない、「フォルケホイスコーレ」という種類の学校なんです。

フォルケホイスコーレには下のような特徴があります。

  • 17歳半以上であれば、誰でも入学可能
  • 国籍も問われない
  • 試験が一切ない(入学、卒業の試験もなし)
  • 成績評価がない
  • 全寮制
  • デンマーク政府の援助があり、学生は学費の一部だけ負担

日本では考えられないような形ではないでしょうか?

デンマーク国内には、現在約70校のフォルケホイスコーレがあり、学べることは学校により様々。

僕はその中から、「カルー・ホイスコーレ(Højskolen på Kalø)」という学校を選びました。(以下、カルーとします。)

カルーは、「デンマーク語」と「デンマーク文化」の教育で高い評価を受ける学校です。

デンマークを選んだ理由のところでも書いた通り、僕はデンマークという国について知りたかったため、この学校はぴったりでした。

実際、授業では、デンマーク人の考え方、福祉、政治などなど、いろんなことをテーマにした内容を扱ってくれ、知りたかったことにタッチできています。

また、この学校では、デンマークの語学やカルチャーを学べることから、世界中のいろんな国から人が集まり、すごく国際色が豊かです。

授業では、各国の状況や意見などを話し合うことで、デンマークのことだけでなく、世界中の考えに触れることができるのです。

いろんな国籍の人と同じ寮で暮らす生活は、本当に毎日刺激的。

デンマークのことだけでなく、他の国のことも知ることができ、本当に今までにない経験ができています。

デンマークとヨーロッパを旅して回る

デンマークとヨーロッパを旅して回る

僕のワーホリを語る上で外せないテーマの一つが、旅。

僕は上で書いたフォルケホイスコーレに通いながら、週末や長期休みを使って、あちこち旅しています。

特にデンマーク国内は、本当にいろんなところに行きました。

もともと旅行が好きだったんですが、僕の旅欲にさらに大きな火をつけたのは、ある小さな島でした。

フォルケホイスコーレのデンマーク人の先生に、「デンマークでオススメの場所を教えて欲しい」というと、先生は「アンホルト(Anholt)っていう島がオススメだよ」と教えてくれました。

現地の人が言うんだから、間違いなく素敵なところなんだろう、ということで、その次の週に早速行ってみたのです。

すると、そこには本当に素晴らしい景色が広がっていました。

アンホルト(Anholt)

特に何があるというわけでもないんです。

ただ自然があるだけ。

でも、その自然が、本当に大きくて、本当に綺麗で。

僕は魅了されました。

魅了されました

そこから、僕のデンマーク国内旅がスタート。

先ほどの先生に「他にもオススメの場所があったら教えて欲しい!」というと、先生はデンマーク国内のいろんな場所を教えてくれました。

僕は、教えてもらった場所、すべてに行って来ました。

どこもかしこも、素晴らしかった。

アンホルトと同じように自然が綺麗な場所や、古くて可愛らしい建物が並ぶ街、映画に出てきそうなお城など。

古くて可愛らしい建物が並ぶ街

映画に出てきそうなお城

日本ではデンマークの情報が本当に少なくて、知られているのは首都のコペンハーゲンぐらい。

でも、教えてもらった「コペンハーゲン以外の場所」に魅力がたくさんありました。

まだまだ知られていないこのデンマークという国を、僕はこれからも旅しようと思っています。

また、旅をするときはほぼ毎回Airbnbを使って、一般の方の家に泊まるようにしています。

理由はコストを抑えたいということもありますが、「デンマークの実際のインテリアを見る」こと、そして、「ホストの方と交流する」ことが目的です。

インテリアがきっかけでデンマークに来ることになった僕は、デンマークの一般家庭のインテリアにとても興味があります。

また、ホストの方と交流することで、デンマーク人の考え方にたくさん触れることができるし、現地でしか手に入らない情報をゲットできたりもします。

旅をしながら、その2つを実現できる民泊は、僕にとってはすごく魅力的ですし、他の方にもオススメです。

さて、僕の旅はデンマークだけではありません。

デンマークを選んだ理由の3つ目に書いた通り、他のヨーロッパ諸国にも興味があった僕は、いくつかの国に行って来ました。

ドイツ、イタリア、スウェーデン、フィンランド、エストニアの5ヶ国です。

どこもデンマークからそんなに離れていなくて、短時間かつ低コストで行くことができました。

行ってみると、それぞれの国の違いがよくわかります。

ヨーロッパや北欧という言葉で括られるけど、その中身は全く違うんです。

これまで「憧れ」だったヨーロッパ旅行を実現できて、すごく満足しています。

自分の「好き」と繋がった「情報発信」

自分の「好き」と繋がった「情報発信」

情報発信も、ワーホリ生活を始めてから時間を割いていることの一つ。

デンマークに来る前、もちろん僕はインターネットや本でデンマークのことを調べました。

が、情報が本当に少ないのです。

首都コペンハーゲンの情報はある程度見つかりますが、他の街のことや、僕が通っているフォルケホイスコーレの情報はなかなか見つからず、出発前はすごく不安になりました。

そんな経験があったため、「自分と同じように困っている人がいるはず!」と思い、僕はデンマークに来てから情報発信を始めました。

主に力を入れているのが、ブログインスタグラム

ブログでは、フォルケホイスコーレの生活のことや旅のこと、また、デンマーク全体の情報なんかを、今も毎日欠かさず発信しています。

インスタグラムでは、旅先で撮ったデンマークの素敵な場所を中心に、定期的に写真を投稿。

有難いことに、今ではどちらもたくさんの方にフォローして頂けるようになって、デンマーク留学のご相談やデンマーク全般に関するご質問の連絡をもらえるようになりました。

もちろん、そういう連絡をたくさんの方から頂けるようになったことはすごく嬉しいのですが、自分の中ではもう一つ嬉しい側面があります。

それは、どちらも自分が好きなことだということ。

しかも、デンマークでワーホリ生活をし始めてからできた「好きなこと」なのです。

日本で働いていたときは、ブログなんてほとんど書いていませんでした。

インスタグラムは元々していましたが、写真の撮り方なんて特に意識していなかったし、そこまで思い入れがある訳ではなかったです。

でも、「デンマークの情報を発信して、誰かの役に立ちたい!」と思いながら、毎日ブログを更新していると、自分が文章を書くことが好きだということに気づきました。

インスタグラムでも、「デンマークの魅力を伝えれるように、良い写真を載せたい!」と思うと、写真の撮り方も変わったし、旅先では写真を撮ることに熱中するようになりました。

そう、どちらも、ワーホリでデンマークに来てから「好き」になったこと、もしくは「好きということに気づいたこと」なんです。

これが、僕の中ではすごく大きな意味を持っています。

これまで、サラリーマンとして働いてきた時間は、いつも心に余裕がなくて、興味があることにも没頭できていませんでした。

でも、こうやって、デンマークに来たことで自分の時間をゆっくり過ごすことができ、新しいことにチャレンジした結果、「好きなこと」を見つけることができたのです。

僕は、それだけでも、デンマークに来てよかったと思えます。

僕と同じように、毎日に余裕がなくて、どこか息苦しさを覚えている人もいるのではないでしょうか?

そんな方は、デンマークに限らないですが、海外へ飛び出て、違うことにチャレンジすることが解決策になるかもしれません。

少なくとも、僕にとっては、ワーホリ生活が本当に大きな経験になっています。

ちなみに、下に書いているのが、僕のブログとインスタグラムです。

もしご興味があれば、覗いてみてくださいね。

▼ブログとインスタグラム

ブログ:https://elutas.com/

インスタグラム:https://www.instagram.com/elutas_elts/

まとめ

今回は、よく聞かれる「デンマークを選んだ理由」と「実際のワーホリ生活」について書いてみました。

上に書いた通り、デンマークは本当に魅力的な国。

もし、「海外留学を検討しているけど行き先が決まっていない」という方がいれば、ぜひデンマークも候補に入れてみてください。

きっとあなたの人生にとって、素敵な発見がありますよ。

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ワーホリビザを取得し、2018年1月にデンマークへ移住。 北欧独自の教育機関「フォルケホイスコーレ」でデンマークの語学と文化を学びながら、休みを利用してデンマーク国内を旅しています。本や雑誌には載っていないデンマークの穴場スポットや、デンマーク全体の情報を個人ブログで発信中。