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カナダ・バンフにいた頃、同僚に誘われて

カナダ・バンフにいた頃、同僚に誘われて

今回は、カナダに住んでいた時に所属していたラグビーチームのお話をしようと思います。

僕はバンフにあるホテル内のレストランで、キッチンハンドとして働いていました。

仕事中に暇だったので何人かと話をしていた時に、「リョーは何かスポーツやってたの?」と聞かれたのがきっかけでした。

「ラグビーをやってたよ」と答えると、近くで作業をしていた同僚に、

「うちのラグビーチームに来い。明日練習があるからまた連絡するよ」

と誘われ、こんな感じで僕はラグビーチームに所属する事になりました。

バンフベアーズラグビークラブ

所属したチームメイトは多国籍

僕が所属したラグビーチーム名は「バンフベアーズラグビークラブ」。

略名では「BBRC」と表記されていました。

元々バンフは様々な国籍の人達が集まる街でもあるため、このチームも例外なく様々な国籍の人達が集まりました。

カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・ギリシャ・韓国・日本。

確かこんな感じだったと思います。

すごい多国籍チームだな、と感心した事を覚えています。

BBRCはカナダのラグビー協会に登録されている本格的なチームでした。

どこのリーグのどのレベルに属するチームだったのかは分かりませんでしたが…

そして、しっかりとスポンサーも付いていました。

5つくらいの会社とスポンサー契約していたはずです。

その5つ全てがバーとクラブでした。

試合後にスポンサーの店に行くと、とりあえずビールが出て来た覚えがあります。

そして、お金を払った記憶がありません。

クラブに行くと、入場料無料です。

なので、暇な時にふらっとスポンサーの店に行って飲む事もしばしばありました。

沢山のチームサポーターが応援してくれた

沢山のラグビーファンが応援してくれた

試合はホーム&アウェイ形式のリーグ戦でした。

ホームでの試合はビックリするくらい、地元の人達が応援に駆けつけてくれます。

そして、アウェイ戦でもわざわざ応援に駆けつけてくれる方がいました。

そして、試合中もただ傍観しているだけでなく、試合の流れで喜怒哀楽を激しく表現する方がほとんどでした。

こんなに迫力のある応援は初めてでした。

僕はチームで唯一の日本人だったので、サポーターの方にはすぐに顔と名前を覚えられました。

チームに加入してからは、街を歩いているとたまに知らない人に声をかけられるようになったのを覚えています。

ラグビーを通してつながった絆

ラグビーを通してつながった絆

試合は毎週、土曜日か日曜日に行われました。

そして、試合後は必ずスポンサーの店で飲み会があります。

自由参加ですが、用事のない人は基本的に参加しています。

飲み会といってもバーでお酒を片手に、テキトーに飲んで喋ってというまとまりのない感じの会ですが、海外で飲み会に参加するとだいたいこんな感じのような気がします。

たまに、ビッグイベントと称して様々な催し物を開催します。

一番印象に残ったのは、女装してバーの前で何かを行い、チップを1人5ドル集めるという無茶ぶりな企画の時です。

ある人は「キス一回1ドル」、「握手一回1ドル」など頑張っていましたが、最終的にはみんなで協力して歌いました。

そして、チップはみんなで合わせてなんと50ドル。

こういう時は周りの人達のノリもよく、意外とすぐにお金が集まりました。

日本だったらタダの痛い人達に見えたと思います。

スポーツを通してできる絆というのは世界共通なのかな、と思う事もありました。

ラグビーもそうですが、基本的に団体競技はお互いに助け合って成り立つものがほとんどです。

そうやってお互い助け合うと絆というものができるのかなと。

カナダを離れて一年半くらいになりますが、BBRCのチームメイトとは今でも連絡を取り合う仲です。

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ODA RYOTARO
現在ワーキングホリデーでオーストラリア2年目。WA州Karrathaに在住。学生時代に一人旅にハマる。今年12月から数年単位の長旅をする予定。その後はタンザニアにある大学でワイルドライフマネジメントを学び、将来的にはアフリカの国立保護区で働く予定です。「BLOG」を運営しています。