ワーキングホリデービザでカナダに渡航するまでの準備とは?
はじめまして!カナダへのワーキングホリデーを決めてから、情報集めに奔走していたAnneと申します。
今回の記事は「パスポート」「ワーキングホリデービザの申請」「学校選び」「航空券の手配」「海外保険の加入」「お金の持って行き方」「スーツケースの選び方」について記載しています。
私は、どちらかというと、準備の期間を楽しむタイプと言いますか、準備こそ大切!と考えるタイプの人間だったので、このワーキングホリデーも、かなり調べて臨んでいると自負しています。(私個人の主観です。生意気ですみません。)
今回は、今までの私の経験を元に、一番気になるであろう旅立つまでの準備の工程を時系列順でまとめてみました。
私がワーホリを決めてから、ネットやエージェント(私はワーキングホリデー協会を利用しました)などを通していろいろ調べてみましたが、様々な情報がありすぎて、結局、実際いくらかかるのか、何から先にやればいいのか。などかなり混乱した記憶があります。
ワーホリに行ってからのことも、もちろん大切ですが、悔いのないワーホリを送るために滞りなく準備がしたい!そんな方のお役に立てればと思っています。
1、まずはパスポートの期限を確認!
私の場合、そもそもパスポートの期限が切れていたので、それを更新するところからのスタートでした。
ワーキングホリデービザを申請するために最低限、そして最も大切なパスポート。
渡航期間分をしっかりカバーできているかが重要です。
2、ワーキングホリデービザの申請
カナダのワーキングホリデービザの申請には、まずPool登録という申請希望リストへの登録が必要です。
また、申請に必要な費用は日本円で約125.000円。カナダ政府がその中から無作為に選びInvitation letterが来て、初めてビザの申請を進めることができます。
なので、Pool登録をしたらワーキングホリデービザが発行される。というわけではないので注意が必要です。
しかも、Pool登録をしてからどのぐらいでInvitation letterが来るかは人それぞれ。
私の場合は行く年の4月30日に登録して5月2日とか3日には来ていたような気がします。むしろ早く来たので「えっ!もう?」みたいなびっくり感はありました。
Invitation letterが来てから後はひたすらオンラインでのやり取りで申請を進めていくのですが、これ、一度失敗したり間違えたりするとビザが発行されなくなってしまうというとんでもないやつなんです。
しかも当たり前ですが、全て英語でのやり取り。結構ハードルが高いと思い、私はワーキングホリデー協会の方にサポートしていただきました。
もちろん、個人情報や家族情報、英文の残高証明書(必須ではありませんがあるとベター)、英文の履歴書など自分で準備しなくてはいけない書類もあるので、パソコンの画面を一緒に見ながら申請手続きをしました。
無事に手続きが終われば、ワーキングホリデービザが発行!…というわけではなく、正式なビザが発行されるのは、カナダに入国して移民局での手続きが完了してから、パスポートに貼られます。
なので(仮)のワーキングホリデービザをプリントアウトして移民局に持っていく必要があります。
ビザの申請に関してはいろいろと細かい部分がたくさんあると思いますが、大まかにまとめるとこんな感じです。
ちなみに、Invitation letterが届いた日から一年以内に、実際に渡航する必要があります。
つまり、私の場合だと、2018年5月2日に届いたので、2019年の5月1日までにカナダに入国しなければならないことになります。なので、必ずしも、届いてすぐに行かなくちゃいけない。というわけではないので、ご安心ください。
まあ、何事も早いに越したことはないと思いますが。
3、学校を選ぶ、決める
これは必須ではありません。
ワーキングホリデービザの場合、最長で6ケ月の就学が認められています。
逆に言えば「学校なんか行かなくても喋れるし、滞在できる1年間をマックス使って働きたい」という方もOKなので、これは人によると思います。
ただし、渡航する前から仕事を決めることはワーホリビザではできないので、そのあたりを理解して学校に行くか行かないかの選択をすることをお勧めします。
私の場合は、お金と時間が許す限りしっかり勉強したいと考えたので、6ケ月語学学校に通うことにしました。
学生の時、バンクーバーで1週間の短期で語学留学をしていたこともあったので、同じ学校を選び入学金は免除してもらいました。
実際の金額で言うと、6ケ月の授業料や1ケ月のホームステイ、空港送迎など諸々込みで、829.500円かかりました。
かなり高額になりましたが、必要な出費だと思って泣く泣く支払いました。(でも、本当に正直なところ、こつこつ貯めた貯金をかなり引き出すことになったので、バンクーバーに到着した今では、学校に通う期間が3ケ月でもよかったと感じています…)
4、航空券の手配
Invitation letterが来て、学校も決まったら、あとは具体的な日程を決めます。
私の場合は、なるべく費用を抑えたかったので、航空券が安くなるオフシーズン(バンクーバーの場合、11月から3月までは寒くて雨ばかり降るので観光客は減っていきます。つまり、オフシーズンですね!)を選びました。
今の時代、ネットでいくらでも安い航空券が見付かります。格安航空券やLCCなんかもたくさんあって、選択肢がたくさんあります。
私は、いくら費用を抑えたいとは言っても、狭い機内でおいしくない機内食は嫌だし、経由便で乗り継ぎが上手くできなかったり、途中で荷物がなくなったりしたら、行く前から気持ちが折れてしまいそうだったので、エアカナダの直行便(片道)、12.500円のチケットを買いました。
これでも、11月のオフシーズンなので、安い方なんだとは思いますが「10万超えちゃうんだ…」というのが正直な感想です。
5、海外保険の加入
私が一番悩んだのは、この海外保険です。
ワーキングホリデービザの場合、最大で1年間、慣れない海外で生活することになります。
思った以上にストレスもかかりますし、体調も崩しやすくなります。しかも、日本のように国民保険に加入しているわけではないので、ただの風邪で高額の治療費を自腹で支払うことになります。
病気だけではなく、事故や怪我に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
安心をお金で買うと言いますが、保険の加入は強く勧められています。
しかし、年間でかかる費用がピンからキリまであり、補償の内容も表記の仕方も保険会社によって微妙に違うので、選ぶのはなかなか大変です。
しかも、一つの保険会社でいくつもプランを持っているので、自分の渡航プランに合わせた保険を選ぶのにまた一苦労。という感じで、これに関しては、もう少しどうにかならないものかと思いました。
私が海外保険を選ぶ時のポイントにしたこと…
①現地の自宅、学校のそばにキャッシュレス対応病院がある
②サポートデスクが24時間つながる
③医療費の補償がしっかりしている
この3つは譲れないと思い、基準にしましたが、正直、私が探していたどの保険会社もこの3つに関しては共通してあったので、さらに深めていく必要がありました。
そもそもの具体的に必要な補償の内容をあげると、
〇個人賠償責任(長期用)
人にけがを負わせてしまった。他人の物に損害を与えてしまった時にその損害を補償してくれる
〇携行品損害
旅行者が傾向している身の回りの品について、破損、盗難にあった時の補償
→これに関しては『生活用動産』として長期滞在者向けの補償をしてくれる保険会社もあるので、呼び方が変わる場合もあります
〇救援者費用
被保険者(つまり本人)が入院、または行方不明の際に親族が現地にいくための費用、または自分の死後の遺体を運搬する搬送費のこと。これには各保険会社によって細かい条件が決められています。
〇治療費
これが一番大切。海外での病気、けがの治療の補償。使われる保証の70%を占める
保険に関しては、それぞれの価値観やどこまで補償を手厚くするかにもよって金額は上下してきます。
私の場合、必要なところは手厚くしたいけれど、ある程度金額は抑えたかったので、死亡保障は外して、治療救援費もカナダなら最低このぐらいあれば…と言われている金額、3000万のプランにしました。
もちろん、最初に載せたキャッシュレス対応と24時間のサポートデスクもきちんとついているプランです。
1年間の保険期間で、保険料は176.00円です。まあまあしますよね。でも、保険料が20万を超えてくる保険がほとんどだったので、まだ安い方だと思います。
あと、保険に関連した準備の話でいくと、歯科治療は必ず日本で行ってから渡航した方が絶対にいいです。
歯科治療の保険がついているプランもあるのですが、補償がついて10万ぐらいです。
結局それでは足りなくて、自腹で払った…なんて人の話も聞きます。
日本で治療を済ませていけば、無駄なお金を支払う必要もありませんし、現地で痛い思いをしなくて過ごせます。
しかも、日本で治療すれば保険もきくのでそこまで高額の治療費にはなりません。
虫歯や治療中ではない人も、念のため検診を受けて渡航されることをお勧めします。
6、お金の持って行き方
ここまでいろいろと書いてきましたが、結局のところ、相当お金がかかります。
正直言って、ワーキングホリデービザだから安く済むだろう。なんてことは絶対にありません。
中にはチャレンジャーでお金をほとんどかけずに渡航している人もいるらしいですが、私はそこそこかかりました。
そうなると、その貴重なお金をどうやって現地に持っていくのか、また、現地でどのような形でお金のやり取りをするのかはとても大切です。
方法としてはいくつかあり、私はその中でもこの3つで持って行く予定です。
①クレジットカード、デビッドカード
日本で利用しているカード、VISAやマスターカードは基本的には世界各国で利用することができます。
気軽に利用することができるので便利ですが、万が一盗難されたり、スキミング(カードの情報を盗まれる)の被害にあったりすると、口座そのものが危うくなるのでリスクもあります。
なので、安全のためにも1枚だけではなく、2枚持っていくことが安心だと思います。
②キャッシュパスポート
このカードは日本にいるうちに発行し、入金しないと利用ができない、チャージ式のカードです。
このキャッシュパスポートの一番のいいところはチャージした時のレートのまま入金した分を使うことができるということです。
つまり、レートがいい時に入金すればお得、というわけです。
そして、万が一盗難の被害にあっても、オリジナルカードと一緒にスペアカードも手元にあるので、すぐにそちらに移行して使うことができるので、安全面も安心です。
私が渡航した2018年の11月の時期はレートがとてもよかったので(1カナダドル=85円台)多めに入れておこうと思い、20万入金しました。
③現金
これは、一番効率が悪いです。
もちろん、現金が必要な場面もありますが、大金をそのまま現金で持っていくことは効率が悪く、いくら治安がいいとは言ってもそこは海外、危険です。
必要最低限の2、3万ぐらいで大丈夫だと思います。
私は2万円と小銭を少し持っていきました。ただ、50ドル札を4枚で持っていったのですが、ものすごく使い勝手が悪かったです。
だいたいは、5ドルや10ドル。50ドルが一番使いにくいし、私の場合、スタバで50ドル札を出したら、偽札じゃないか念入りにチェックされました。笑
私は、この3つの方法でお金を持ってきました。特にクレジットカードは万が一のことも考えてエポスカードとデビットカード付きの銀行のカードを2枚持って行きました。
7、スーツケースの選び方
1年も行くので、持っていく荷物の量も多くなりますが、持っていける荷物の大きさ、重さは各航空会社によって規定があります。
大体、四辺の合計が158㎝、重さが23kgと決まっています。そうなると、できるだけスーツケース本体の重さができるだけ軽い方がいいです。
私が選ぶ上でポイントにしたのは
①四輪
②ソフトカバー(ハードカバーだとどうしても重くなってしまうし、エキスパンダブル加工もななく、入る量も限られてしまうので)
③TSAロック付き(ロックがついてないよりは、ついていた方がいいですよね笑)
④重さ4kg以内(これが一番厳しかった!)
⑤¥20,000以内(最終的にはこの条件を捨てました…。笑)
この条件に一番近かったのがサムソナイトのポピュライトの105リットルの物にしました。
何よりも決め手になったのが重さが2.9kgということ!
値段は27.600円。まあまあ、そこそこいい値段がしますが、質がいいものは高い。諦めました。
ワーホリへ行くための準備で一番大切なこと
ここまでワーホリへ行くための準備についていくつか書いてきました。
正直、どれも大切ですが、一番大切なのは、その人の「ワーホリに行きたい」「海外で挑戦してみたい」という気持ちが何より大切だと思います。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、実際、バンクーバーワーホリでの生活を始めてみて思うのは、どんなに完ぺきに準備をした。と思っていたとしても、不安はあります。
「もっとこうすれば…」みたいなのものはこれからもっと出てくると思います。
それでも、自分で決めて、いくつもの選択肢の中から選び抜いてきたことは確実に大きな自信につながっています。
そして、自分が挑戦してみようと思った原点を忘れないこと。
めげそうになった時に、なんで私はここにいるのか、見失ってしまったら、どんなに完ぺきな準備も意味をなしません。
バンクーバーに着いた今だからこそ言えること。
それは、思っているほど、できないことはない。ということです。
行ったら意外となんとかできちゃうものです。現に今、なんとかなっていますし、どうなるか分からないということがここまで楽しみなのは初めてです。
これからの一年が絶対自分にとってプラスにしかならないことをひしひしと感じています。
ここまで準備が大切だと書いてきて、最後の最後でこんなまとめになるのは不思議ですが、しっかり準備をしてきたという自信があるからこそ言えることだと思ってください。
少しでも誰かの役に立ったら幸いです!
次回は、バンクーバーに着いてから感じたこと、実際に学校に通い始めてから学んだことなど、ワーホリでの実体験を伝えられればと思っています。
とにかく楽しむ気持ち。それを大切にこれからの一年を過ごしていきたいです。
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