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バンクーバーの物価は高い?

バンクーバーの物価は高い?

今回は、ワーホリで長期滞在する方には大切な、物価日用品の価格おすすめのスーパー外食費などお財布事情について書いていきます。

ワーホリに来て、やりたいことも買いたい物もたくさんある。友達ができると一緒に外食にだって行きたい。しかし、やりたいことをやるためには当たり前ですが、お金が必要です。

そのお金が一体いくらぐらいかかって、どこを削れば賢くやりくりができるのか。

バンクーバーに来て1ケ月、日本の価格帯がまだ記憶に新しい私が感じたバンクーバーの物価事情を簡単にまとめていきます。

カナディアンスタイルの『毎日スタバ生活』は首を絞めることになるかも?

カナディアンスタイルの『毎日スタバ生活』は首を絞めることになるかも?

カナダは一人当たりのコーヒーの消費量が世界的に見てもとても多い方で、街中を歩いていても、すれ違うほとんどの人が片手にどこかのショップのコーヒーカップを持って歩いている。というぐらい一般的な光景です。

特に、バンクーバーはスタバの聖地シアトルが近いこともあるからか、10歩ほど歩けば次のスタバに行けるというぐらい、あっちこっちにスタバが密集しています。

なので、片手に持っているカップもやはりスタバ率が多くて、その次にカナダのブランドTim Hortonsが多いです。この二大勢力はもはやどっちが多いとか決められないんじゃないかというぐらい、人々の生活の一部になっています。

片手にスタバでさっそうと歩く姿。かっこいいし、真似したい。馴染んでいる感じを出したい。

しかも、スタバで注文するのも、英語の勉強になるし。

なんか、もう私、カナディアンなんじゃない?

と思ってしまいますが、ちょっと冷静になって考えてみましょう。

スタバやティムホートンなど、大手コーヒーチェーン店はバンクーバーではとてもポピュラーだから、きっと値段もお手頃価格!と思われるかもしれませんが、残念ながら、日本とそんなに変わりません。

というか、物によっては日本より高い物だってもちろんあります。

(ただ、ドリップコーヒーに関しては圧倒的に種類も多いし、値段も安いのでおすすめです。

しかも、カナダのスターバックスアプリをDLしていれば、買ったお店から出る前まではただでドリップコーヒーが飲めるのでこれは絶対おすすめです。今回の話では、アプリでの購入ではなく、普通に購入しているものとして進めていきます)

もちろん、日本と比べて2倍するとか、とんでもなく高い、ということはないです。
ここで陥りやすいのが、ドルで買っていることで、カナダに来たばかりだと日本との差が分からなくなるという、海外あるあるです。

そして、たかが3ドル、4ドル、時にはフードも買うからもっと。という生活を毎日、毎週、毎月、続けていくと…どうなるかは容易に想像できますよね。

トールラテを毎日飲み続けたとして、1杯約4ドル(実際はもうちょっとします)を1ケ月続けると…4×31=124ドル(約11000円)

これを安いと思いますか?私にとっては大金です。

しかも、ほとんどが現金払いではなく、デビッドカードやクレジットカード払いが主流。自分がカフェ代にいくら使ったのかを把握しづらくなっています。

カナディアンスタイルは、じわじわとお財布事情を圧迫していくかもしれません。

そうと分かっていても、私はカフェ巡りが好きなので、今のところ週4日ぐらいはいろいろなカフェに通っています。

自分がやりたいことや行きたいところを我慢してストレスを溜めるより、それを元気の源にしてがんばれた方がいい。とプラスに考えるようにしていますが、今後は少しずつ頻度を減らしていくつもりです。

トイレットペーパーが1500円?!お得なスーパーを探そう!

トイレットペーパーが1500円?!お得なスーパーを探そう!

カナダで生活していくとなると、日本と同じように、生活に必要な物をいろいろと買いそろえなくてはいけません。いわゆる『生活必需品』ですね。これは、先ほどのスタバの話とは打って変わって、これがないと生活していけない。という物なので、いかにして安い物を手に入れるかがポイントになってきます。

バンクーバーに来て驚いたのが、スーパーによって値段が大きく異なるということです。

もちろん、日本でもそれぞれの店舗によって微妙に価格が違っていたり、セールをやっているお店は他に比べると安かったりすることはありますが、バンクーバーはその傾向が顕著に表れると思います。

なので、どこのお店が安いのか、同じ商品でもかなりの差があるので、セール情報を敏感に察知したり、いろいろなスーパーを見て価格調査をするのも、バンクーバーで生きていくための必要な知恵だと思います。

あとは、友達の情報!まるで主婦のように「ここのスーパー、来週までシャンプー安かったよ」なんていう情報がやっぱり耳に入ってくるわけです。それを逃さずに買いに行くバイタリティーもここでは欠かせません。

特に驚いたのが、トイレットペーパーの値段!

もちろん、アメリカンサイズなので日本のロールに比べるとビッグサイズなのですが、値段もそれに伴い、高い!

私が見に行ったお店では同じトイレットペーパーが15ドルから18ドルの価格帯で販売されていました。

日本円にすると約1400円から1700円。

私が日本にいた時に愛用していたOKストアは400円いかないぐらいの価格でした。それを知っているからか、5倍近く高い価格には驚きました。いくらビッグサイズとはいえ、5倍は…と思っていると、セールをしているお店で6ドルで販売しているところがありました!

種類や大きさは違うので、単純に比較はできませんが、セール時には驚くほど安くなるものもあるので、毎日価格調査は必須です。

しかも、カナダのスーパーは広いし、本当にいろんなものが置いてあるので、ただ価格調査するだけではなく、見るだけでも楽しめると思います。

ただし、安かろう悪かろうで、野菜やお肉などの生鮮食品に関しては、安いスーパーのはおいしくない。という話も聞こえてきます。

そこで、私が現地の友達とホストマザーに聞いた『バンクーバーのおすすめのスーパー』をご紹介します!

Wolmart

昔は日本にも進出していたという。西友系列?のお店らしい。食品、日用品から雑貨、衣類、薬などありとあらゆるものが置いてあり、基本的に何でも安い。私はここで、スノーシューズを買いました。

やはり、バンクーバーの冬。雨ばかりで寒いんですよね。日本から持ってきたおしゃれブーツじゃとてもじゃないけど一冬を乗り切れない。

その頃はちょうどブラックフライデーでどのお店もセールをしていたのですが、セール価格でも普通のシューズショップだと100ドル以上しているのが、デザイン性は少し劣ってダサいですが、-40℃まで耐えれてしかも防水加工の靴を40ドルで買いました。ものすごく暖かくて絶対浸水しません。高性能!ただ、めちゃくちゃ歩きにくい。笑

ただし、ダウンタウンにはないので、スカイトレインで20分ぐらいのメトロタウンまで来るか、少し郊外まで行かないとないのが残念ポイント。

Real Canadian Superstore

ここもWolmart同様、安い。こことWolmartは本当に何でも安いし、御用達。よくセールをしているし、生鮮食品が新鮮でおいしいと評判。魚、野菜などはここでゲットするといいらしい。

日本でもおなじみのミニッツメイドのオレンジジュースの1.75リットル(半端なく大きい。。)が普段は$2.45なのが、限定セールで1.75で売ってた時には即買いました。日本でもこんなに安くなってるの見たことないです。ということもあるぐらい、時と場合によってはかなりお得なお買い物ができる日もあるので、日々の価格調査は大切ですね。

T&T

ここは韓国系列のスーパーなので、コリアン料理や、中華料理などアジア系の惣菜が比較的に手に入りやすいです。今私が住んでいるホストマザーはこのスーパーでよくお惣菜を買ってきてディナーに出してくれますが、酢豚やレバニラなど、日本人の舌にも合う味付けで調理されているので、今日はご飯作りたくないなって時にはおすすめだと思います。

no frills

このスーパーには正直まだ行けていません。なにせダウンタウンから少し離れたところにあるので、スカイトレイン通いの私にとってはあまりなじみがありません。
ただ、日本人の友達はその安さにごり押ししてました。

ワーホリでバンクーバーに来たからには、スタバ片手で現地に馴染むよりも、がっつり地元の人が使っているスーパーで買い物をして現地に馴染んでいった方が、地味かもしれませんが、お財布にも自分の経験値的にもプラスになると思います。

生活用品のリアルな金額比較

いろいろなお店を巡って、若干の誤差はありますが生活用品の金額をまとめてみました。

水(500ml)$1.99(¥167)
*水(500ml)$1.99(¥167)

牛乳(1L)$2.69(¥226)
*牛乳(1L)$2.69(¥226)

*ベーコン(500g)$7.99(¥670)

トイレットペーパー(12ロール入り)$14.49(¥1,215)
*トイレットペーパー(12ロール入り)$14.49(¥1,215)

袋麺(サッポロ一番塩ラーメン)$4.47(¥375)
*袋麺(サッポロ一番塩ラーメン)$4.47(¥375)

*シャンプー(パンテーン)$7.99(¥670)

*ニベアボディークリーム(500ml)$6.99(¥586)

お菓子(ポッキー)$2.49(¥209)
*お菓子(ポッキー)$2.49(¥209)

お菓子(きのこの山)$3.99(¥335)
*お菓子(きのこの山)$3.99(¥335)

*柔軟剤(ダウニー)$3.99(セール価格)(¥335)

(  )内の金額は2018年12月18日現在のカナダドルのレート(1カナダドル=83.53円)で計算したものです。細かい数字まで出すと見づらいので、四捨五入しています。結構レートがいい日の計算なので、変動はあると思います。

やはり、日本から輸入している食品は日本よりも高い印象を受けます。その他の食品に関しても「これ、安い!」というものは基本的にはなくて、どれもやはり割高に感じるのが正直なところですね。

でも、これはあくまで私が見つけたお店の商品なので、セールをしていたり、安く売ってるお店もあります。

日本のように「ここのスーパーは全部安い」ということはなくて、肉はこのお店。生活用品はこのお店。セールをしているのはここ。というように、お買い得商品を求める度は必要になるかもしれませんが、上手にやりくりすれば、それなりに出費を抑えられると思います。

バンクーバーでの交通費事情

バンクーバーでの交通費事情

ここまで、バンクーバーの物価は高い。節約して生活しないと。とけち臭いことを書いてきてしまいましたが、日本よりお得に感じられることがあります。それが、交通費です。

日本では一駅ごとに料金が設定されていて、当たり前ですが、遠くなればなるほど、乗り換えれば乗り換えた分だけ、どんどんお金がかかっていきます。定期券を購入したとしても、1月でかなりの金額になってしまうのは避けられません。

しかし、バンクーバーはゾーン制といって、1ゾーン、2ゾーン、3ゾーンとゾーンごとに金額が設定されています。ちなみに、バンクーバーには大きく2つの交通手段があります。スカイトレインというモノレールと路面バス。(もう一つ、シーバスといって、ダウンタウンとノースバンクーバーを結ぶ船があります)スカイトレインに関しては同じゾーン内であればどこで乗降しても値段は一律。バスに関しては、ゾーンは関係なく、一律1ゾーン料金。マンスリーパスといって定期券で購入してしまえば、その1ヶ月間はその買ったゾーン内であれば、どこでも行きたい放題なんです。

しかも、平日の午後6:30以降と土日、祝日は一律1ゾーン料金になるので、ちょっと遠くまで観光へ。なんてことも手軽にできます。

国が広いカナダ、バンクーバーもしかり。地図で調べて「近そうだから、歩いていこう」なんて思ったら最後、とんでもない距離を歩く羽目になることもしばしば。やはり、バスやスカイトレインがあるのは車を持っていないワーホリの人や留学生にとってはありがたい話です。

ちなみに細かい金額はこちら!

  • 1ゾーン $93
  • 2ゾーン $126
  • 3ゾーン $172

この値段で1ケ月ゾーン内の乗り換え自由、土日、祝日はどこでも行けるって、日本ではちょっと考えられないですよね。さすが、国土の広いカナダだからこそできることなのかもしれないですね。

ここの経費を抑えたいからと、ダウンタウンや1ゾーン内でシェアハウスを探す人もいますし、賢い選択だと思います。観光に行くのは土日や祝日ぐらいだろうし、友達を空港に見送りにいくとしても、土日であれば1ゾーン料金で行けるわけだから困らないですよね。

ちなみに、私は今2ゾーン内のホームステイ先に住んでいますが、2ゾーンだからこそ、平日の仕事探しに制限をかけず、広範囲をターゲットにして出歩けるので助かっています。ただ、これが毎月ってなると、きついので、ゆくゆくは1ゾーン内で家探しをしようと考えています。

外食費はやっぱり高い

外食費はやっぱり高い

よく海外で外食をすると、チップを支払うのでかなりの高くなる。という話を聞きます。まさしくその通りです。

特に、カナダでは飲食代の15%をチップとして支払うことが一般的です。なので、飲食費+αがいつもかかると考えておくといいかもしれません。

これは私の話になるんですが、バンクーバーに来て1週間の時、同じクラスの韓国人に誘われてランチを食べに行った時の残念すぎるお話です。メンバーは韓国人の友達4人と私ともう一人の日本人の合計6人。

私ともう一人の日本人の友達は来た時期も同じだったので、まだバンクーバーのお店などよく知らず、韓国人のおすすめしてくれた韓国料理店でランチをすることになりました。

鍋1つとタッカルビを1つ。みんなでシェアして食べるスタイルでした。

ところが、私ももう一人の日本人も、その料理が合わず、あまり食べれず。。

しかし、最後にお会計をする時には割り勘という形になり。

そこで私たちも抗議すればよかったのですが、その頃はまだ思うように英語も出て来ず。

泣く泣く19ドルを支払うことになりました。

ランチで19ドル。もうしばらく外食はしないと、固く心に誓うことになった出来事でした。

これは余談になりましたが、ランチで19ドルとはいかなくても、ディナーだと平均して20ドルぐらいはしますし、お酒を飲むとさらに金額は上がってきます。

もちろん、せっかく海外に来て、海外の友達もできたら外食して、パーっと気晴らしをしたい。という気持ちになるのは、私も同じです。

しかし、外食費。なめたらあかん。笑

本当にとんでもない金額が一瞬で消えていきます。

本当に行きたい時や、金額についてちゃんと自分の意見を言える友達と行くこと(笑)、何よりいいのは、自宅でパーティーができれば多分価格的にも抑えられて気兼ねなく騒げて一番いいのだと思いますが、これに関しては、シェアハウス先によってはパーティーを禁止しているところもあるので、ルールを守って楽しんでください。

バンクーバー生活で感じた金銭事情と物価のまとめ

バンクーバー生活で感じた金銭事情と物価のまとめ

以上がこれまで1ケ月バンクーバーで生活してみて感じた金銭事情です。

物価は高い。けど、楽しみたい。そのためにはお金が必要。ウィスラーだって、バンフだって、シアトルだって行きたい。でもそのためにはお金が必要。毎日が葛藤の連続です。

そのためには早く仕事を探して収入を得なくては。今の段階では支出しか積み重なっていきません。

今、必死に仕事探しに奔走しています。

ただ、この仕事探しも一筋縄ではいかず、トラブルに巻き込まれ、それを通して学び、めげずにまた探して…を繰り返している最中です。

ワーホリで1年経つ頃には、小説一本分書き上げられるんじゃないかってぐらい、たった1ケ月でエピソードが盛りだくさんです。

トラブルや辛い思いも、ここでしかできない経験ととらえて、どれだけバネにしていけるかが、これから伸びるか伸びないかの分かれ道になってくるんだと思います。

確かに物価は総じて高いですし、そろそろ私は日本食も恋しくなってきていますが、一度やると決めたからには、ネガティブにならず、どうすれば生き抜けるかサバイバル術を身に付けてがんばっていこうと思います。

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Anne
2018年11月よりカナダ・バンクーバーでワーホリ生活をSTART! 準備から現地での生活まで幅広い情報をしっかりとお伝えしていきます。