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イタリアの地下鉄は簡単!

イタリアの地下鉄は簡単

今回は、イタリアの地下鉄がどのようなものなのかをご紹介。

また、具体的に地下鉄の乗り方をイメージして頂くため例として「ミラノ万博への行き方-地下鉄編-」を合わせてご紹介させて頂きます。

ミラノ、ローマ、トリノ等のイタリア都市部の移動は地下鉄がとても便利です。
路線も2~3線と少なく複雑ではないので、乗り換えで迷うことも殆どありません。

切符の種類もその都市によりますが、1回券、1日券、3日券、回数券とシンプルです。

1日券お値段は

ミラノは4.5€
ローマは6€
トリノは5€

となっております。(2015年5月現在)

東京と比べてみると東京メトロは13線あり、地下鉄がJRや私鉄に乗り入れし、都心の乗り換えも外国人には複雑なようです。

切符も回数券の他、1日券で大人用、子供用、メトロ+都営地下鉄、メトロ+JR+私鉄と種類が多く、イタリア人の友人にどれを買ったらいいの?と質問されたことがあります。

その点、イタリアの地下鉄は切符も線もいたってシンプルでわかりやすいですね。

車内の様子も日本とは異なります。

イタリアではスリに注意を。

日本ではそんなに注意して乗車することは少ないと思いますが、イタリアで荷物は必ず手前で目の届く範囲にしっかり持ち、ファスナーを閉めることを忘れずに。

以前、ローマで友人が斜め掛けバックで荷物を後ろにしていたら、スリに狙われたことがありました。

その場で気づいた友人が即座にスリの手を掴み「キャー!」と叫び、事なきを得ましたが。

スリは「大丈夫?どうしたの?」など僕は何もしてない、君は慌ててるけどどうしたの?と態度を変え去っていきました。

財布は取られなかったとはいえ、楽しい時間が一瞬で物言わぬ静かな時間になってしまいましたから、用心するに越したことはありません。

もう一つ異なる点は、イタリアの地下鉄車内に網棚はありません。

荷物を自分の手元から放して置くことができるのは、日本くらいかもしれませんね。

日本の地下鉄に比べるとホームは暗め。

旅の最中は、朝早起きして午前中から1日券などで地下鉄を駆使して効率よく散策するのがおすすめです。

乗車時間、使い方を考えたら移動時間短く経済的にお安く移動できる地下鉄は旅の味方です!

ミラノ万博までの乗り方

ミラノ万博の話題が日本でも時々ニュースで取り上げられていますね。

実際に万博を訪れた私もまた行きたいと思うのですから、夏休みを前にした方ならなおさら関心が高まっているのではないでしょうか。

旅を自由にカスタマイズできるのが個人旅行の強み。

万博チケットはオンラインで購入できますし、会場までの行き方さえわかれば、イタリアが初めての方もさほど迷わずして行くことができるでしょう。

会場までは、トレニタリア(イタリア国鉄)または地下鉄のいずれかで行くことになります。

【地下鉄M1線(赤)に乗る】

ミラノ市内の地下鉄は3線あり、そのうちM1線へ乗ると、会場のあるRho Fiera(ロゥフィエラ)駅へ行くことができます。

乗り降りの多い中央駅(Centrale チェントラーレ)からの乗車を説明します。

*市内どこからでもM1線に乗ればRho Fiera駅には行くことができますので、中央駅からの出発でなくても大丈夫です。
 
●会場への往復切符を購入する
BIGLIETTI METRO(地下鉄切符)
中央駅地下の切符売り場で、Rho Fieraまでの往復切符を買います。(2015年5月現在 5€)
自動販売機もありますが、キヨスクやタバッキ(たばこ屋)でBIGLIETTI METRO(地下鉄切符)と
表示されているところで、直接人を介して買うことをおすすめします。

なぜなら自動販売機はわかりにくい、おつりが出てこないということがまれにあるので。

注意:ミラノ市内一日券(4.5€)では、乗車有効範囲を超えているので万博会場までは行けません。
購入時に間違えないようお気をつけ下さい。
 
●切符購入のイタリア語豆知識
往復切符
1枚なら un biglietto(ウン ビリエット)
2枚なら due biglietti(ドゥエ ビリエッティ)
往復切符は、andata e ritorno(アンダータ エ リトルノ)

・一番簡単な言い方なら

“Vorrei un biglietto per il Milano expo, andata e ritorno”
(ヴォレィ ウン ビリエット ペル イル ミラノ エキスポ、 アンダータ エ リトルノ)
訳:ミラノエキスポの往復切符1枚下さい

・2枚買う時は、due biglietti(ドゥエ ビリエッティ)に言い換えれば大丈夫です。
 
●中央駅から会場まで

日本の地下鉄同様、ミラノの地下鉄は改札がありますので切符を改札口に通します。

この際に切符を取り忘れないようにご注意下さい。

ミラノ中央駅(Centrale)から、まずは緑色のM2線のLoreto行きに乗ります。
Loreto

改札口付近にある路線図で行き先を念のため確認しましょう。

Centraleから乗車して2駅目のLoretoで、地下鉄M1(赤)に乗り換えます。

地下鉄M1(赤)と記載されています
地下鉄ホーム内で、わかりやすくRHO Fiera行きが表示されているので、矢印の方向に沿って進みます。

M1(赤)線のホームに着いたら、電光掲示板に表示される電車の行き先を確認します。

電車は、Rho Fiera行きとBisceglie行きがあるので、お間違えのないように。RhoFiera行きの電車が来たら乗り込みます。乗車時間は20分ほど。

地下鉄内では、バックを手前に持ちファスナーも閉めて、スリに気をつけて。

私は今まで、ミラノもローマも地下鉄で泥棒にあったことはないですが、イタリア人の友達が「気をつけて!」と言うので、貴重品には注意を。

万博行きの人達が一気に降ります
会場のRhofiera駅には静かに到着し、万博行きの人達が一気に降ります。

改札口で往復切符を取るのをお忘れなく。

Expo会場!
道なりに歩き、地上へ出るそこはもうExpo会場!

会場入り口で持ち物チェックを受けて、広い会場内へ入っていきます。

かなり広いので、途中、パビリオン脇の公園や遊び場で休みながら、じっくりと万博を楽しんで下さい!Buon viaggio!

*日本館までは入口ゲートから歩いて30分近くかかります。

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初めてのイタリア旅行は添乗員付きツアー。もっとじっくり、少しでも長く触れていたいと自分でフライトからホテル、電車とカスタマイズ。 現地イタリア人とともに、イタリアに触れる旅をしています。ブログも更新しています。