なんでフィジーの語学学校?
フィジーと聞いてまず思いつくことは、南国のリゾート地らしい風景なのではないだろうか?
少なくとも僕は、それを想像した。きれいなサンゴ礁の海、南国っぽい宿泊施設などなど。
ただ、フィジーは日本同様に島国であり、フィジーの本島にはきれいな海もあれば、逆に日本のような砂の舞っている海もある。フィリピンのセブ島に行けば、きれいな海なんぞそこらじゅうにある気がしてならない。それではなぜフィジーなのか?
イメージで言うなら語学学校や海に関してはセブ島に劣ってるとしか思えない。
しかし、フィジーに語学学校があるということにもちろん利点もある。
僕の通っていたのはFree Birdという語学学校。
フィジーの語学学校でしか味わえないことを2つ挙げてみよう。
1.フィジータイム
「フィジータイム?」と誰もが思うだろう。これはフィジーで生活した人にしかわからないことだろう。フィジーはかつてイギリスによって占領されていたが、占領されていた当時フィジーの人は全く働かないから、インドから労働者が連れてこられて働かされていたという話があるほど。島にもその血が通っているのか、時間が本当にゆっくり進む。
本当に時間がゆっくり進むので、英語の勉強も「1時間集中してやったぞ!」と思って時計を確認しても、いい意味で30分しか経ってないような感覚だ。僕は勉強よりも遊んでしまったので、残念ながらわからないが(笑)もちろん遊ぶ時も同様で、何時間も経ったような気がしても、実際は1時間ほどしか経っていなかったり、だらだらしてしまい、「だらけすぎた」と感じても、まだお昼にすらなっていないこともあった。最高なフィジータイム。
フィリピンに行ったことのある友人もいるが、フィリピンタイムやセブタイムという言葉は今まで聞いたことはない。これはフィジー特有のものなのかもしれない。
2.現地の人は最高にフレンドリー
フィジーは何かの調査で「世界一ホスピタリティーの高い国」と認定され、かつ、2011年にカナダの世論調査会社が実施した世界幸福度調査でもフィジーは1位!また、2014年12月にアメリカの世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWIN (Worldwide Independent Network of Market Research)が
共同調査を実施した世界幸福度調査でもフィジーは1位!
街を歩いてるだけでいろんな人が声をかけてくれる。
また、フィジーはそこまで発展している国ではなく、バス(バスも窓が付いていないのが主流)で少し行けば小さな集落・村があり、突然訪問しても快く出迎えてくれるし、宿泊もさせてもらえる。そんなことができる地域はそうそうないだろうと思う。本当に下心なしのあったかい人が多いと感じた。
このようなことは、現在急成長していて先進国に引けをとらないまでに発展したフィリピンでは考えられないことではないだろうか?
-Free Bird-の詳細
授業は基本的に月曜から金曜までの朝8時からお昼の3時まで。フィジーらしいゆったりとした時間割。授業は、人それぞれのレベルに合ったクラスで授業を受け、スピーチやアクティビティーがあったりと発言を多くするような内容になっている。
また、学校の敷地内はE.P.O(English Only Policy)と言って英語以外の言語は禁止だ。E.P.Oに3回以上違反したり、出席状況が悪いと強制帰国させられてしまう。僕の友人にも帰国させれてしまった人がいた。
放課後や土曜、日曜などは好きに過ごすことができる。特に休みの日は、「まさにリゾート地!」というようなフィジーの離島に格安で遊びに行くこともできるほか、スキューバダイビングの資格も安くきれいな海を潜って取得することもできる。
様々な行事もやっていて、毎週金曜日には卒業式があるし、スクールパーティーや放課後の学習会などの企画も用意されている。
学校について・その他
気になる費用についてだが、ワーキングホリデーでの語学学校や海外の大学入学のための語学学校と比べるとかなり安いと思う。ワーキングホリデーにもし行きたいというのであれば、一年間という限られた時間の中で学校に行くのではなく、フィリピンやフィジーのFree Birdような語学学校に行ってからワーキングホリデーの一年間を思う存分楽しむということを提案したい。
「人との繋がりがほしいから」という理由でワーキングホリデーでも語学学校に行きたいという人もいるだろう。しかし、僕なんかはオーストラリアで語学学校に行ってなくても満足できる繋がりはできてるし、フィジーで共に学び、遊んだ人たちもオーストラリアにいて会って情報交換もできるし、日本に帰った人やワーキングホリデーでニュージーランド、カナダ等に行っている友達もいて日本で再会することもできる。
英語の勉強も大事だが、フィジーの空気・雰囲気というものを感じて感じていただきたい。
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