カナダ・バンクーバーで発見したクラフトビールリスト(ブラウン/アンバー系)
今回紹介するのはブラウン/アンバー系エールのリストです。
アンバーとかブラウン系って実際何か。というのは結構難しい所なのですが、おおざっぱに言うと上面発酵のエール系になるんですね。上面発酵のエール系というと、世界にはものすごいたくさんの種類があり、それこそ100種類とかあってもおかしくないわけです。
とてもじゃないですが、全部を分けるのは難しい、というか、ビールのリストがそんなに細分化されても見づらいと思いますので、ざっくりとブラウン/アンバー系統の色をしたエールビールをこちらのリストでは紹介いたします。
後日しっかりとしたビールのスタイル分けの定義について明示しますね。最初にすべきだったんだけど笑。
さてさて、ビールを紹介します。ブラウン/アンバー系の特徴は、一般的なペールエールに比べ、キャラメルモルトなどの香ばしさや甘さの引き立つものが多いです。スタウト・ポーターより淡く・ペールエールよりは濃い色をしています。
IPA苦手な人でも比較的トライしやすいのではないでしょうか。けっこうフレーバー系の物も多いので、好きなフレーバーとか見つけられれば楽しいですよ!個人的にはナッツ系が大好きです。では、紹介します!
Graville Island MAPLE SHACK
バランスはよくおいしいです。でも他に比べるとメープル感が少し薄いかな。
Whistler CHAI-MAPLE ALE
お隣、ウィスラーのクラフトビールです。もう名前からなんじゃこりゃですが、正に名前通りのチャイとメープル。チャイのシナモン系のスパイスとメープルシロップの甘みがしっかりビールに落とし込まれてます。ビールなんですけど、チャイティーとメープルシロップです。どうやら醸造には本物のチャイティーとメープルシロップ使用しているそうな。複雑な味ですが、メープルとチャイです(笑)。
Granville Island Lions Winter Ale
ウインターエールといえばバーレーワインとかStrong Aleが主流ですけど、こちらはブラウンエールスタイルですね。ココアとキャラメルのテイストにバニラとナッツの香りが絡み、程よく口の中に甘みが広がります。
Granville Islandはココア系のフレーバーの使い方がものすごく上手いです。
Whistler Black Tusk Ale
かなりビター。一貫した味わい
Whistler Valley Trail Chestnut Ale
チェストナット、栗のアンバーエールです。キャラメル・バニラがものすごく甘いのですが、後味の栗が少しほろ苦くしつこさがありません。ここの甘いビールはすごくおいしいですね。IPAとかどんな味するんでしょうか。楽しみです。
Bomber Blood From a Stone Red Rye IPA
Stoneとのコラボ。甘みのあるIPA
Steamworks Imperial Red Ale
最初はレッドらしく甘いが…かなりホッピーで苦みが追いかけて来る
Fernie India Brown Ale
名前の通りホップを効かせたブラウンエール。キャラメルとホップのまとまりがよく旨し
以上が現在カナダで発見できたカナダ産のクラフトビール(ブラウン/アンバー系)です。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州は、カナダの中でも特にイギリスとの関わりの強い土地柄か、エールに対するこだわりは凄く強いです。
かなり変わったフレーバーの物もたくさんありますし、基本に忠実なおいしいブラウン/アンバーもあります(…海外に来てから日本人の我々が基本と考えるビールが果たして本当に基本なのか少々懐疑的ですが)
様々な味に挑戦し続けるブリュワー達には本当に感謝ですね。以前、某日本の醸造所にてオリジナルビールの醸造体験をした事がありますが、我々素人が口出しすると狙ったフレーバーどころかちゃんとしたスタイルの作り方すら迷走してしまいますからね(笑)
何が言いたいかと言いますと、こちらのフレーバードビールって物にもよりますが、ちゃんとその味を感じる事が出来ると言いますか、ラベルが嘘つきません。想像から遠くなく、かつ予想よりもおいしい味がするんですよね。
これからもいっぱい紹介していきます!現在バンクーバー滞在中の方は是非参考にしてトライしてみてください!正直、バンクーバーにこんなに日本の方いるのにクラフトビアバーとかでまっっったく見かけないです。特に留学生。もったいないよなぁって感じてます。
バンクーバーで牛角とか行ってる場合じゃないでしょうよ!!
クラフトビールが飲みやすい世の中になりますように。
では、おやすみなさい。


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