ワーホリ帰国前の一人旅
いやー、日本に帰る前にどこかに行きたい。
でもお金がない。
そうだ恐竜(京都に)、行こう。
そう思い立って決めた行先は、ダイナソール州立公園。
ダイナソール州立公園(州立恐竜公園)は、カナダのアルバータ州ブルックス市の北東48㎞にある州立公園で、化石発掘現場として世界遺産に登録されている。
だが、その近くの街ブルックスからも定期便バスなどはなく、車で行くのみ。
よし、ブルックスで自転車と水を買えば片道50キロくらいなんとかなるだろう。
旅の途中で瀕死体験
2014年8月27日、夜中の間にバンクーバーからブルックスまでグレイハウンドのバスで移動。
予め地図はタブレットでスクリーンショット。
他に装備はヘルメットとリュック、腕時計、デジタルカメラ。
10時30分頃、さあレッツパーリー。
結果!途中で引き返した。
うん、無理。なんとかなりません。
最初はワクワクが止まらなかったが、すぐ暑さと疲れのダメージ。
脱水症状の始まりであった。
そして千と千尋の神隠しに出てくるハクにまとわりつく銭婆の式神なみの蚊。
ただ、まだ行けるだろうという過信。
実は自転車もタイヤが15インチの子ども用でトライ。
とまあ、進んでいると車でパトロール?していた人に呼び止められ、「ここから先は蛇がでるから迂回しろ」という。
迂回するとジャリ道になり更に過酷化した。
水もなくなってきた。
ヒッチハイクのようにして数少ない車を止め、水をいただいてまわる。
本当にありがたかった。
ところで皆さん、脱水症状になったことがありますか?
あの時、水だけ飲んでも胃がタポタポになるだけで、指先や唇のシビレ、めまいは治りませんでした。
13時頃、距離1/3でようやく引き返すことを決意。
けれども既に体力はほぼ0なので、30メートル毎に休憩し嘔吐。
これはもう死を実感し、持っていたデジタルカメラにムービーで遺言を残した。
それでも、なんとかヒッチハイクを繰り返し、17時30分頃ブルックスの街に帰還したのだった。
無茶は禁物
昨今のニュースでも、熱中症で亡くなられたり、平和ボケしたネタづくりだけで意味のない無茶で人を困らせる日本人が多いと聞く。
すごい説得力はないが無茶はダメです。
そして助けてくれた方々本当にありがとうございました!
無事帰還したものの、気が付くと、買ったばかりのお気に入りだったカナダのネイティブ(先住民)のシルバーリングがなくなっていた。
おそらく蚊を叩きまくった(ちなみに300匹から数えるのをやめた)勢いでとんでいってしまったのだろう。
自分の身代わりになってくれたに違いない。
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