高校生でスイスへ留学
初めまして。
Asukaと言います。
私は高校1年の冬から1年間スイスに留学し、帰国後高校を卒業。
その後すぐカナダのバンクーバーに渡り、語学学校とカレッジで約2年勉強した後、トロントに移り、現在は現地の大学に通っています。
高校の時、AFSさん(留学・国際交流の活動を行う非営利団体組織)を通して留学したことが今の私の原点だということは言うまでもないのですが、今回は私が留学を決意したきっかけ 、留学を考えている皆さんへのアドバイスを書きたいと思っています。
留学のきっかけ
元々小さい頃から英語が好きだったのもありますが、小学4年生の時に新しい英会話教室に通いだしました。
その時に初めて留学について知り、そこで出会った先生に影響されて高校留学をしたいと考え始めました。
当初は私の高校と提携しているオーストラリアの姉妹校に行きたいと思っていましたが、当時ブタインフルエンザの影響で高校の交換留学が中止されてしまっていました。
そこで、AFSさんなどの団体を通した留学を検討し始めたのです。
では、どうしてスイスを選んだのか?
AFSさんで留学を申し込む時、確か留学を希望する国を5つぐらいまで選べたと思いますが、私の第一、第二希望はオーストラリアとニュージーランド、英語圏の国でした。
英語圏の国以外ならヨーロッパに行きたかったので適当にスイスを第三希望にしていたら、その約半年後スイスに派遣されることになってしまいました。
始めはスイス?ハイジ?としか思えませんでしたが、今は非英語圏に行くことができて本当に良かったと思っています。
当時の私の経験やスイス生活などはまた後日書きたいと思います。
①迷っているなら留学すべき
まさにこの一言につきます。
留学は大学でもいいんじゃないか、海外に行くならワーホリでもいいんじゃないかという方もいますが、若いうちに世界を知ることは一生を左右する貴重な経験になります。
現に私もスイスでいろんな国から来た人に出会えたおかげで、世界をもっと見たい、知りたい、世界で活躍したいと思うようになりましたし、それが私をカナダへ導いてくれました。
ただ、あまり期待しすぎないようにしてください。
留学先でしたいことを留学前から考え始めるのはいいことですが、それが全て出来るとは限りませんし留学先で何が起こるのかわかりません。
②自分を知る、自分の足で立つ、自分で考えて動く
日本を離れる、日本の家族や友達としばらく会えないというのは辛いかもしれません。
ホームシックにもなるでしょう。
でも、海外で暮らすことで自分と向き合う時間が増えるのは確かです。
自分が何をしたいのか、留学から何を得たいのか、どうやったら語学が伸びるのか…自問自答をする機会が増えると思います。
また、留学先で出会う人たちは皆さんのことを全く知らないので、自分自身のこと、何がしたいのかなどを一回一回はっきり伝えないといけなくなります。
始めは 言うことが相手に伝わらなかったり、言いたいことが言えなかったりしてなかなか難しいかもしれませんが、それらを自分ですることによってコミュニケーション や自分から行動していくことの大切さを 思い知らされると思います。
ご家族の方にも 伝えたいのですが、あまりお子さんのことを催促してあげないでください。
確かに遠く離れた海外でお子さんが安全なのか、きちんと生活できているのか心配になると思います。
お子さんがホームシックになって日本に帰りたいと嘆くかもしれません。
でもそこは、高校留学をお子さんの独り立ちの第一歩として温かく見守ってあげてください。
一生の経験をされるお子さんのことを、心から応援してあげてください。
どうしても…という場合は、お子さんの近況を知れたり家族同士の交流を深めたりできるよう、お子さんの留学前から、または留学中にホストファミリーと直接連絡を取り合うことをおすすめします。
③遠くの親戚より近くの他人
私は海外生活中、このことわざを常に心に留めています。
留学先でぶつかる壁やそこで起こるトラブルなどは、遠く離れた自分をよく知る家族や友達にはあまり理解されないかもしれませんし、彼らがすぐに皆さんの元に飛んできてくれるとは限りません。
日本での常識はまず海外では通用しないし、自分の滞在先の文化や習慣を皆さん自身が学んで受け入れないといけなくなります。
なので自分の殻に閉じこもらずに、自分の近くにいる人たち、特にホストファミリーや留学先の友達に心を開いてください。
なんでも話してください。
なんでも相談してください。
先に書いたみたいに、自分で言わないと相手には何も伝わりません。
皆さんが抱えるトラブルが大きくなりすぎる前に、周りの人たちに話してみてください。
④日本のことをきちんと知る
最後のアドバイスですが、日本を離れる前にきちんと日本について知っておくことは一番大事です。
海外で生活するということは、皆さん自身が現地での日本の「顔」になるということです。
侍はまだいるのか、毎日寿司を食べるのか…そんなことを聞かれることは日常茶飯事でしょう。
なので日本を離れる前から日本の文化、歴史、料理、政治、情勢などをきちんと知っておいてください。
それらについて書かれた本を自分用に持っていくのもおすすめします。
現地の言葉でどう説明すればいいのかは心配しないでください。現地で生活していくうちに言語は学べますし身についていくので。
拙い文章になってしまいましたが、私の留学のきっかけと皆さんへのアドバイスを書かせていただきました。
一経験者の意見として、参考にしていただけると幸いです。
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