ボスニアヘルツェゴビナ旅行での食事を紹介
ボスニアヘルツェゴビナって何が名物なのかを旅行する前にリサーチした。
もちろん地球の歩き方にも載っていたが、オンライン英会話でボスニア在住の先生がいたので聞いて見た。先生は丁寧に教えてくれた。
まずはピタ(薄いパンに肉団子がサンドされている)である。
次にミートパイのようなもの、そしてスープ。
パイにはちみつをかけるような甘そうなデザート、そして甘くないヨーグルトを教えてくれた。
いざ出発して、イスタンブール空港で、ボスニアの日本大使館勤務の女性に出会いそこでも何が名物か聞いた。
ドルマという野菜に挽肉を詰めた料理、特に玉ねぎのが美味しいと教えてくれた。
首都のサラエボに着き、宿で「この辺りにナイスなレストランはない?」と聞くと美味しくて安いという店を教えてもらった。
迷ったので途中本屋で、その店の場所を聞くと丁寧に教えてくれて「Nice restaurant」と最後に行った。私は嬉しくなりその店へ向かった。夕暮れ時の混んでいる時でおじさん二人と相席になった。
店の人にメニューを渡され開いてみると、何を頼んでいいかさっぱり分からなかったので、席が一緒のおじさん二人に、この店でお勧めなのは何かを聞いてみた。
おじさん達はびっくりしたようだが、ミンチの煮込み料理のようなものを選んでくれた。
出てきたものは、下の画像のような「ワンタントマト煮込みクリームチーズのせ」といったものとパンが出てきた。
ビールを飲みながら、もうちょっと野菜がいっぱい入ったスープのようなものだったら良かったなあとは思ったが、せっかくおじさんたちに選んでもらったしなと、全部食べた。
サラダとビールをつけて850円位だろう。
私が頼んだものは結構高い部類に入り、スープだけ頼んだ人もいた。しかしスープを頼んでもパンが付くらしく、スープは200円位だったと思うので、それでお腹いっぱいになるなんてお得である。
この国はたくさん小麦が取れるからなのかなんなのかパンがえらい安かった。えらい大きなパンが60円以下だった。そんな安いパンもこの国では買えない人がたくさんいるようだった。
パン屋の裏口にはたくさんの人が列を成していた。大半が貧しい人のようだった。パン屋で店に出せないパンを安値かタダで配っているようだ。
街には家のない人たちをよく見た。内戦でボロボロになった家のボロボロのマットレスの上で子供たちが遊んでいる様子を見た。
夕暮れ時、子供が路上でアコーディオンを弾いていた。目の前には箱が置いてあった。見るのは辛かったが、どうしていいか分からずその場を通り過ぎた。
その後立ち寄ったスーパーで、自分のおやつと、安くて量だけはやたら入ったビスケットを買った。
路上ではまだ男の子がアコーディオンを弾いていた。私は、男の子の目の前にある箱にビスケットを入れた。一瞬男の子が顔を上げた。どうしていいか分からず私はそそくさとその場を離れた。お金の方が良かったのだろうなあと思いながら。
インドやカンボジアへ行って、お金を乞われても私はあげたことはない。きりがなさそうだし見慣れた風景だからだ。今回ビスケットをあげたのは、物を持つ人が持たざる人を見て自分が後ろめたかったのだろう。
旅に出てあれを食べようと考えていても、中々思うように食べられないことが多い、それは贅沢な悩みなのだろう。
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